151.立秋の次は処暑ですが……
暑さが治まりませんね。このままでいくと日本は春と秋が失われてしまうのでしょうか、春も秋も美味し物が沢山有るんだけどなぁ、食生活、変わらないといいなぁ。
作家・斎藤緑雨の随筆『ひかえ帳』に、東京・日本橋浜町のそば屋『吉田』で提供された『コロツケツト蕎麦』と言うのが登場します。この料理名から何となくコロッケ蕎麦だと言う事が想像できると思います。そして、これがどうやらコロッケ蕎麦の発祥みたいなのですよ。ただし、このコロッケは現代のジャガイモを潰して俵型に成形した後、衣をつけ油で揚げたアレじゃなくて『鶏肉のつくねの素揚げ』だったんだそうです。この吉田は現在も銀座に『そば所 よし田』として営業しておりまして、当時のスタイルを再現した蕎麦が頂けるんですってよ。勿論、現代のコロッケ蕎麦も名物なんだそうで、私が一度伺ってみたいお店の一つなんですが、私が使える電車の路線の最寄り駅からだと結構歩かないといけない場所に有るみたいなので、行くとしたらもう少し涼しくなってからかなぁ。あるいは真冬の季節に突入してからって言う事になりそうです。寒風引きすさぶ中、芯まで冷えた体で頂くあったかいお蕎麦って良いと思いません?七味がんがんかけて頂くとゾンビと化した状態からの復活も可能かもしれませんね。
さて、なんでこんなお話をしているかと言うと、コンビニやスーパーのお総菜コーナーでは天ぷら蕎麦とかかき揚げ蕎麦は常備品的に販売されてるのになんでコロッケ蕎麦は売ってないんだろうと言う素朴な疑問が浮かんだからです。なぜ疑問に思ったはか……はい、深い理由は有りません、スーパーで買い物しててチルド麺コーナーを何となく眺めてたらぽっと思い浮かんだんです。でも、某セブンイレブン様とか某ローソン様とか某ヤオコー様では一時期販売されたんですよ。セブンイレブン様では記憶に有る範囲では二回ほど見かけた事が有って、一回目のコロッケはジャガイモオンリーだったんですが二回目はコーンも入っててポテトをつゆに溶かして頂くと程良い甘みが広がって美味しかったのを今でも覚えてるんですが、以降、販売された形跡は有りませんね。売れなかったのかな、お値段もお手ごろで結構お腹いっぱいになったんだけどな。
ローソン様のは実はあんまり記憶に残って無いのは値段が髙かったせいかなぁセブンイレブン様のが税込み約400円だったのに対して540円近かった記憶が有ります。それと、ローソン様のチルド麺って一時期物凄く美味しくなかった事が有るんですよね。とんでもない有名店が監修してるって書いてあるのにぼけぼけのスープにのびのびの麺、って言う時代が有って、正直終わったなって思ってたんですが奇跡の復活を見せて物によってはセブンイレブン様を追い越してる製品も見られますもの。お店の勢いも有りますしね。
変わったところではカップ麺版のコロッケ蕎麦が有ったの知ってます?東洋水産様が2011年11月14日に『マルちゃん ほくほくのコロッケそば』と言う商品名で発売してまして、実は私これ頂きました。味はしっかりコロッケでしかも美味しい方のやつ、大きさは少し物足りなさが残ったんですが、味的には問題菜かなって感じたのを今でも覚えてますが、同時発売の『あつあつけんちん風うどん』の方が美味しかったような記憶が残ってたりします。カップ麺はいろんな冒険しましたよね、デミハンバーグが入ってたり厚切り豚角煮が入ってたり煮卵だったりカップ麺開発者のアイディアはぶっ飛んだ物が有る様です。
今回なんでこんなとりとめのない話をだらだらしているかと言いますと、これを書いてるのが実は二十四節季のうち、『立秋』の次の『処暑』の日なんですよ。この日はこの時期、日中はまだ残暑が厳しいものの朝晩は涼しい風が吹き始めるなど、秋の気配が感じられるようになる……筈なんですがそんな物かけらも無くて本日の天気予報によりますと関東地方は今年一番の暑さになるって言ってます。昨年は10月に猛暑日が有りましたから今年も同じような事になるのかな。
温暖化は人間の出す二酸化炭素が主原因と言われてますが、それって本当なのかなって最近少し疑問に思ってて、これってひょっとしたら地球の気候変動サイクルなんじゃないのって考えが脳裏を過ったりします。もっとも、20世紀後半からの気温上昇は過去の氷期から間氷期への変化よりも約10倍速くて太陽活動やミランコヴィッチ・サイクル(地球が受ける太陽からの日射量が長期的に変化する原因を説明する理論)でこの急激な変化を説明不能、結局、気候モデルのシミュレーションでも人為的なCO₂排出を考慮しないと、現在の温暖化を再現出来ないそうなのですよ。私が子供の頃の気候に戻そうとしたらCO₂排出を抑えないといけないんでしょうけど、この暑さじゃぁエアコン使わないと暮らせないですよね。エアコン使うには電気が必要、電気を作るには今のところCO₂排出は必須、そして悪循環のループに突入するのかなぁ。
日本は間も無く四季の国からに夏と冬だけの国になっちゃうのかも知れません。春も秋も食べ物が美味しい季節だからそれが無くなると言う事は日本人の食生活も変化するのかな?少なくとも春の鰹と秋の秋刀魚だけは生き残って欲しいです。生き残ってくれないと日本酒が美味しくなくなってしまいますもの。




