146.人口食材技術が加速中
あくまで仮定の話ですが、もしも人類が地球の食物連鎖から外れたら・・・それは人間にとって救いになるのでしょうか、それとも別の世界観が始まるきっかけとなるのでしょうか。
ここ最近、カップ麺なんかを頂いて成分表の表記を見ると『大豆たんぱく加工品』って言うのが増えてるような気がします。要するに具材に使われてるお肉の事なんですけど、少し前までは正直言って触感も味ももう一捻りしないとなぁって言う物が多かったんですが、ここ最近はなんとなく食べてると普通のお肉と遜色なくて大豆由来の物って気づかなかったりすることが多々ありまして、油断出来ない状態になっておりますね。勿論、ちゃんと噛めば分かるんですがかなり注意しないとわからないレベルでそのたびに私の舌は基準にならないって落ち込んだりなんかしています。
日本の植物性たんぱく市場は2033年までに約13億ドル規模へ拡大することが期待されてて年平均成長率は7.2%。特に大豆たんぱくが市場の中核を担っているのは確かで、加工肉や健康食品への需要が高まってるんですって。食べるだけじゃなくて『三生医薬』さんって言う静岡のメーカー様は『大豆タンパク皮膜のソフトカプセル』を開発、腸溶性コーティングの代替として注目されてて 腸内環境改善や機能性食品への応用が期待されているんだとか。この辺は健康食品のカテゴリーに分類されるんでしょうね。日本の開発技術や発想力はまだまだ世界から遅れている訳ではなさそうです。更に『食品ニューテクノロジー研究会』様では発芽制御による新規大豆たんぱく素材の開発に関する講演会が開催され、PBFとしての可能性が議論されているそうな。このプラントベースドフード(Plant-Based Food)とは動物性の食材を使わず植物由来の原材料で作られた食品の事なんだそうですよ。健康志向や環境意識の高まりから世界中で注目されてるんだそうです。
関西万博が絶賛開催中ですが、関東ではあんまり盛り上がってない気もします。だって、私の知り合いで、行ったっていう人、いないんだもん。だもんで、会場にどんなパビリオンが有って何が展示されてるのかあんまり情報が入って来ない。でも、その中から漏れ伝わってくる情報によりますと、大阪ヘルスケアパビリオンの『リボーン体験ルート』内の『ミライの都市』ゾーンでは『家庭で作る霜降り肉』というブースが有るんだそうでそこでは家庭用ミートメーカーのコンセプトモデルが展示されてるんですって。要するにお肉屋さんでお肉を買うんじゃなくて、自宅でお肉を作ってしまえと言う物なんだそうです。『赤身多め』とか『脂身控えめ』とか好みに合わせた肉を自宅で作れるんだそうでそうなるとなんかお肉屋さんが困ってしまいそうですね。
ただ、これはあくまでも研究開発段階のものでこれでお肉を作るには物凄い問題が有る、そう、めちゃめちゃ時間とコストがかかる……現在は小さな肉片でも約3週間、10万円位必要になるんだそうですが、2030年には商業化、2050年には家庭での製造を目指してるそうです。2050年かぁ、生きてるかなぁ私、一度は食べてみたい気もするんですが。なお、この人工お肉は和牛などから採取された細胞を培養してお肉の構造を再現すると言う工程が有るそうなので完全に動物由来と切り離されてる物では無いみたいです。
有史以来人間は生き物の命を頂いて暮らして来た訳ですが、技術革新による安全な人由来の食べ物が手軽に入手出来る様になった時、人は命の重さをどう考えるんでしょうね。見た目も味も食感も全て天然のお肉と遜色がなくて、それが命由来の物で無くなった時、ひょっとしたら人間は解放されるのかも知れません。人類が食物連鎖の輪から外れた時にもしかしたら命を粗末に扱うんじゃないかって心配してしまいます。その時、人間は神になるんでしょうかそれとも悪魔になるのでしょうか。命を糧にする罪悪感は枷なのかも知れません。その日が訪れた時、道を見失わないことを私は強く願います。
食べ物を口にする時、それを声に出さなくても心の中だけでも『いだだきます』って私は必ず思います。それは『あなたの命を頂いて共に生きて行きますね、私が生きて行けるのは全てあなたのおかげです』と言う純粋で素直で古からの受け継いで来た感謝の祈りなんですから。




