129.芽吹きの季節の食材たち
春は秋以上に食材が充実する季節かも知れませんね。春何とかって言う食材が増えてそしてそれは押しなべて美味しい。そんな季節が私は大好きです。
Spring has come. Everything will glow.って言うのが中学一年の時、教科書の最初に記載されていた英文で、私が英語に初めて触れたのはこの瞬間でした。これを書いてるのが3月20日で春分の日、2025年3月19日は関東地方でも本格的な雪が降って、積もった雪はその日のうちに溶けてなくなってしまったんですが、春はホントに来るのかって少し不安に思った一日でした。
春何とかって冠につく食べ物は沢山ありますよね。代表的な物をあげてみると『春キャベツ』『春筍』『春山菜』で、意外なのが『春大根』大根と言うと冬の食べ物のような気がしますが、春の大根は冬大根よりもやわらかくて瑞々しくてサラダや煮物にすると美味しいんですって。そうそう大根なんかで作る『さしみのつま』を漢字で書くと『刺身の妻』なんだそうですよ。主役である刺身のそばに添えられるものと言うのが由来らしいんですが、こんな事書くと今の世の中、罵声を浴びるのは必至ですよね。妻が添えものなんて言った日にゃ石投げられても文句言えないと思いますもの。
私が春雄食材でまず最初に思い出すのはやっぱし春キャベツだなぁ。キャベツって万能ですよね。似てよし焼いて良し生で良し。特にキャベツの千切りの無いトンカツなんて想像すること自体が無理でして、サクサクのトンカツと一緒に食べるシャキシャキキャベツは至福の時を私に与えてくれますもの。小学校の給食で、キャベツの千切りにソースかけたのがメインディッシュだったことが覚えている限りで二回有ってその当時は一時的にキャベツから離れたことも有ったんですが、今はとっても好きですよ。特にロールキャベツ。手間暇かかる関係で自宅で一から作る事はまずないんですが、特に冷凍食品なんかで売られてる物はレストランで頂くのと遜色ないレベルの物がかなり多く販売されてて、困ったときの冷凍ロールキャベツなんて事が結構あったりなんかします。
春キャベツの特徴は葉が柔らかくてみずみずしくて、甘みが強い理由の一つはやっぱり春の光の恩恵が有るんだそうで、日照時間が長くなり、光合成が活発になる春は植物が糖分を蓄えやすくなる環境なんですって、季節が植物を育てるんですね。最近少し日本の四季も曖昧になって来てしまいましたが、この環境が長く続く事を心から祈りたいと思います。
それにしても、良いですよね、春。あったかくて冬場みたいに厚着して外を出歩かなくてもいい関係で身軽になった気もするし、花粉はちょっとアレですが、最近、花粉を飛ばさない杉も開発されたらしいので、今生息している杉に変わってそれが主力になれば日本から花粉症と言う病が撲滅される日も来るのかも知れませんね、ま、何十年も先の話になるのかも知れませんけど。
あと、気になるのは筍で、これはもう春の象徴みたいな食材ですよね。そして私がやってみたい食べ方が一つ。それは筍のお刺身で、これは朝掘りなんかの新鮮な物限定でないと出に無い物なんだそうですよ。筍って土から掘り出して時間が経つとアク(えぐみ)が強くなるので生で頂くのはかなり厳しくなってしまうのだそうですよ。朝掘りで新鮮な物は薄くスライスして頂くと生ならではのシャキッとした歯ごたえと、ほんのりとした甘み、そして瑞々しさが楽しめるんだそうです。醤油や塩、柚子胡椒でシンプルに頂くのが良いんだそうで、この食べ方を知ったのは実は某『美○いしんぼ』でして、どのお話でどういうストーリーだったかはよく覚えてないんですが、そこに出てきた筍のお刺身がめちゃ美味しそうで、いつか食べてやるぞって冬至心に誓ったんですがその誓いは未だに実現されてなかったりなんかします。社会人になると、自由時間が極端に少なくなって、学生時代は出来てたことが出来なくなったりするんですよね。大人になるのは子供でいるより楽しい事が増える一方、自由が少し制限されるのは寂しかったりなんかします。
春は秋以上に食べ物が美味しく感じる季節かも知れません。野菜も果物もお肉も魚も冬場に比べてその種類が飛躍的に増えますね、季節の移ろいを有難く感じながら春の味覚を満喫したいと思うと同時に、四季が無くならない事も心から祈らずにはいられません。
……春よ来い。




