9話
それから私はこの世界の理なんかをインプットされて生まれ変わった
精霊というか見た目は元の世界のファンタジーによくある妖精さんみたいな?
透明な薄青に光る羽を持つファンタジー生物に生まれ変わりました
「この世界で生きていく上での必要情報も先ほどの手続きの中で知識としてもう備わっている筈です
己の能力についてはその中で追々確認してください」
転生するってなったら女神様がとってもキビキビ動き出した
むしろ何かに追い立てられるかのように
私は説明を聞きながら仕事熱心なんやなーと感心する
すると昨日と同じように女神様達の姿が透けてきた
「それではナルミ ユウカ
お元気で…」
「女神様!
ありがとうございました!」
女神様に頭を下げて挨拶する
昨日と同じであればもう間も無く戻れるかというところで女神様が爆弾発言をした
「あぁ、そうそう
このまま貴女を野放しにしておくと、貴女が見ている人間達があまりにも不憫なので、お風呂やトイレの壁は移れないようにしておきました」
はぁぁぁあああああいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!??????
「いやいやいや、取り消して下さい!!」
「もう無理ですね」
最後にそう言って清々しく笑って手を振る笑顔の女神様が見えたのを最後に私の視界は昨日と同じく壁の中に戻っていた
目の前にはお風呂の壁
私は信じたくない気持ちを抱えながらそれを凝視する
荒くなりかける息を懸命に抑えながら恐る恐る壁の中に潜り込もうとしたが弾かれた
何度も何度も試したがダメだった
女神様どう゛じでぇえええええええ!?
私の誰にも届かぬ雄叫びが自身の耳にこだましながら、こうして私の新しい人生は始まったのだった
この後、日々推し達をねっちょり見守りながら過ごして行く私が、力が強くなり過ぎて一部界隈に認知されたり、推し活布教をしたりするのはまた別のお話
この後のお話は需要あるかは分かりませんが気が向いたらまた追加します




