「最高の時」
「最高の時」
家に着いた。
すぐに電話をかけた。
コールが鳴った。
少し緊張した。
しかしすぐには出なかった。
寝たか?と思いもう一度電話をかけてみた。
何回かコールがなったが出そうになかった。
今日はもう電話しないほうがいいかな・・・と思って切ろうとした時
「もしもし」
相変わらずの小さくてか細い声で遥香の声がした。
「あらっ?寝てたか?」
遥香「ちょっと寝てましたぁ」
「電話できんの?切ったほうが良い?」
遥香「大丈夫です」
何気ない話から会話が始まった。
もう俺はあまりにも嬉しすぎて一ヶ所に落ち着いていられなかった。
ソファーに横たわったりタバコを吸いながら部屋中をパタパタと歩き回ったり・・・。
会話の流れで
「お前モテるだろ?」
遥香「えー!全然モテませんよぉ。」
「いや、だとしても俺にはモテてるぞ!!!ってか俺もモテてぇ。」
遥香「絶対モテそう・・・。」
「お前にモテれば十分だけど」
遥香「モテモテですよ」
!!!
「ん?今の本当?」
遥香「はい」
「え、じゃあお前も俺に一目ぼれしたの?」
遥香「はじめて見たときから格好いいと思ってましたよ。」
「あぁ一目惚れとは違うんだぁ。まぁいいか。じゃぁ俺と付き合おうよ」
遥香「一回逢ってからでも良いですか?」
「うん。別に構わないよ」
こんな感じで話をしていたが冷静で居れるはずがなかった。
「じゃあ明日仕事前に時間がちょっと空いてるから逢おう!」
遥香「分かりました。」
「じゃあ明日。遥香ぁ。」
遥香「はい・・・?」
「好きだぞ!」
遥香「はい・・・。」
「遥香は?」
遥香「えー!!恥ずかしい・・・。」
「まず言ってみ」
遥香「遥香も好きですよ」
「ありがとう。じゃあオヤスミ・・・」
遥香「おやすみなさい・・・。」
電話を切った時俺はガッツポーズをしたような気がする。
凄く興奮していた。
2時間くらいの長電話だったが俺には時間の流れは感じなかった。
明日に備えて今日はもう寝よう。
そう思っていたときチエからメールが来た
6/24 3:49
タイトル 無題
本文
ハルカちゃんと電話しましたか!?
付き合った?
すぐにチエに電話をかけた。
「すげーぞ!とりあえず明日逢う!!」
チエ「気持ちは伝えたの?」
「全部伝えた。」
チエ「それで逢えるんだから大丈夫だよ!!」
「だと良いけどねー」
チエ「ってかシンヤさん声のテンションが全く違うし!」
「そうか?」
本当は自分でも分かっていた。
一目惚れでこんなにもうまくいくとは・・・。
似合わないが「夢のよう」だ。
ただ明日逢って嫌われないようにしなくては・・・。
色んなことを考えていたらいつの間にか寝てしまっていた。




