「余韻」
「余韻」
最後にメールをしてからしばらくの間遥香からの連絡はなかった。
どうしようもできなかった。
ただ待つことしか・・・。
だんだん過去の人になるのかな。
そのくらいの気持ちでいよう。
自分の中でかなり冷静に考えるようにしていた。
本当はやりきれない思いが多少あったが・・・。
6月の後半に差し掛かって日差しが強くなり夏が本格的に始まろうとしていた。
昼ごろに何気なく携帯をいじっていたら誰かからメールが来た。
遥香だった。
6/23 12:52
タイトル 無題
本文
すいません超遅れて
携帯止まってましたあ
またまたビックリした。
俺はすぐに返事を送った。
6/23 12:54
タイトル Re:
本文
あらぁ、久し振りぃ
嫌われてたかと思ってたぁ
今は学校?
1時間くらい返事が返ってこなかった。
もう連絡があまり取れなくなるのは嫌だ。
そう思ってこうメールした。
6/23 13:54
タイトル Re:
本文
っていうか俺メールより電話のほうがいんだけど。
番号教えて
しばらくして返事が来た。
6/23 15:31
タイトル Re:Re:
本文
090*6*4*2*5です
俺はその時間はちょうど店の厨房でチエと二人だけでいた。
すぐに電話をかけた。
か細い声で「もしもし」と遥香の声が聞こえた。
後ろでバスの音が聞こえていたので
「今学校の帰りか?」
遥香「はい」
「あーそうなんだぁ。夜中の1時過ぎって起きてる?」
遥香「多分起きてると思います」
「じゃあ起きてて!!電話すっから」
遥香「わかりましたぁ」
そういって電話を切った。
俺は凄い興奮していた。
思わずチエに「今の誰だと思う?」
こうたずねた。
チエは素直にわからないと答えた。
すぐに「絶対誰にも言うなよ。遥香だよ」
チエ「えーーっっ!!!本当に?すごい!」
「今日の夜電話する約束した!!もう俺が遥香のこと気に入ってることは
遥香知ってるから今日思いを全部言ってみる!!!」
チエ「行った方がいいですよ!」
「じゃあもしうまくいったらお前に焼肉おごってやるよ。」
チエ「やったぁあ!」
馬鹿みたいな会話で盛り上がっていた。
この日は早く時間が過ぎろとばかり思っていた。
無理やり時計を進めてしまおうとまで思っていた。
またあの声が聞ける。
全部思いを伝えてもしだめでも後悔はしないつもりだった。
意外と時間は過ぎてくれなかった・・・。
しかし俺の顔はニコニコしていたらしい。
ようやく閉店の時間となった。
おれはダッシュで着替えて凄い勢いでチャリをこいだ。
この時俺の恋のパワーは相当なものだっただろう・・・。
早くあの声が聞きたい・・・。
ただその思いで・・・。
後7話位で内容がガラット変わります。
今はまだよくある感じだけど・・・。
ちゃんとかけるかなぁ・・・




