CodeⅥ:数多の死線を越えて
シリウスSide
ハッハッハ!!敗戦!たまんねぇな!!
こんな腹立たしい戦いが他にあるか!!
否だ!!
全、電子、オイルが告げている!!
「八つ当たりしねぇとやってらんねぇ!!!」
殴り、掴み、叩き付け。
放り投げる。
可変式ガントレットを大剣に変えて、投げ飛ばし、爪を使って近くのネイターを蹴散らしながら、中距離に陣取っているネイターを蹴散らす。
時に足を使い、噛みつきながら、食し、飲み込み、アンバー粒子を吸い込みながら、獰猛に、果敢に、暴れ狂う。
「オーバーロードを使うまでもねぇ!!」
主には負けてられんと、誰よりも前に進むギーナに追いつこうと、ネイターを蹴散らすシリウス。
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ガラハッドSide
全く。我が主の右腕様は化け物ね。
あれじゃあもう、ただの破壊神じゃない。
まぁ、我が主の左腕である、私も、そうだけどねぇ!!
青いエネルギー状の翼を後ろに伸ばし、誰よりも早く移動し、剣を振るう。
翼も刃となり、飛び回り、シールドの役割となって、矛盾を実行する。
アンバー粒子を凝固させ、弾丸とし、数多のネイターをドロドロに溶かしながら、鳥のように、否。ドラゴンのように蹂躙する。
「一体たりとも通れると思うな!!」
ガラハッドはギーナを見据え、付かず離れず、暴れ狂う。
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スサノオSide
絶え間なく、放たれる、熱線が、数多のネイターを焼く。
扇に線を引き、計算され尽くされた軌道が、ギーナとシリウスとガラハッドを避ける。
スサノオにはエネルギー充填機能は搭載されていない。
だが傍らに居続ける改造されたライドリリースを操縦するリリィがその役割を担っていた。
故に無限。故に無敵。
「落ちろ!!」
2連発射のみで、3人に迫っていた100のネイターを、一瞬で葬る。
怪物ではない?否である。
スサノオは。
「この化け物があんたらを貪り喰らう!!」
溶かしたネイターを、ギーナが生み出したこの、トランスヴァイパー・ドラノフが、ミラーズに変えて、熱線の軌道をズラして、より多くのネイターを貪り、更に多くのミラーズに変える。
そして、時間の経過とともに塵となるのだ。
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リリィSide
ただライドリリースを動かしているだけ。
そんな訳はない。
リリィはスサノオの射線を作るために、縦横無尽にバイクで駆け回りながら、負傷したマッドを修復していた。
ライドリリースは本来、四方を覆い隠し、安全に重傷者を治す、移動型修復装置。
だがギーナの新たな改造により、2つに分離。
スサノオの姿勢制御用バイクと、リリィの瞬間修復機構機に変化する。
最早覆い隠す必要などない。
「たかが重傷に、5秒も掛からない」
そんなリリィのキャパに余裕はない。
されど、スサノオの乗っている姿勢制御用バイクの操作と、リリィの乗っている、瞬間修復機構機の同時操作に一寸の乱れは存在しない。
時に一つに戻り、時に癒す。
リリィは戦場を癒す白い悪魔だった。
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ギーナSide
『Systemcall.Architect.ALLGREEN
SEEKER.Code.ARC・Mebius起動』
青き輝きと、黄金の輝きを宿した、その装甲が、数多のネイター達に対し、数多の武器で屠る。
飛び回る遠隔エネルギー弾。
終点結界パラノワール。
八十角存在する円形のエネルギーシールドが、ギーナの突進により、文字通り、巨大な弾丸へと変える。
たった10機によるミラーズのシールド。
辺りを埋め尽くすネイターを、文字通り轢き砕く。
「ミラーズ。両翼展開。
アルテマモデル・バハムート」
『かしこまりぃ!!』
全アーマーが離れ、組変わり、10機シールドを除いた、全ミラーズと組み変わったアーマーがギーナの体を覆う。
ガラハッドとは明らかに様相の違う、機械状の黒いドラゴン。
「辺りを更地に変えろ」
『かしこまりぃ!!塵と化せぇ!!』
口、と思われる部分から黄金の光が、周囲を一瞬で更地に変えた。
が、なだれ込んでくるネイター。
「キリがない」
『既に過半数が撤退完了。
データ送信数32。
被害状況レベル1。
ギーナ様、どういたしますか?』
「もう少し減らす。
アルテマモデル・クラーケン」
『かしこまりぃ!!』
プシュー〜〜。
蒸気を噴き出し、全体を冷やしてから、瞬時に形態を変えて、体を剥き出しにさせ、十本の尾を生やし、その触手を鞭のように振るう。
触手の先はすべてがフランベルジュ。
その熱を放った剣が、容赦なくネイターを焼く。
『もう少しだけ耐えろ。
いま、
ジュンビシテイル』




