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殲滅戦記メギド  作者: 松茸
EpisodeEnd.終戦記ラグナロク
40/44

CodeⅥ:数多の死線を越えて

シリウスSide


ハッハッハ!!敗戦!たまんねぇな!!


こんな腹立たしい戦いが他にあるか!!


否だ!!


全、電子、オイルが告げている!!


「八つ当たりしねぇとやってらんねぇ!!!」


 殴り、掴み、叩き付け。

 放り投げる。


 可変式ガントレットを大剣に変えて、投げ飛ばし、爪を使って近くのネイターを蹴散らしながら、中距離に陣取っているネイターを蹴散らす。


 時に足を使い、噛みつきながら、食し、飲み込み、アンバー粒子を吸い込みながら、獰猛に、果敢に、暴れ狂う。


「オーバーロードを使うまでもねぇ!!」


 主には負けてられんと、誰よりも前に進むギーナに追いつこうと、ネイターを蹴散らすシリウス。


────────────────────

ガラハッドSide


 全く。我が主の右腕様は化け物ね。


 あれじゃあもう、ただの破壊神じゃない。


 まぁ、我が主の左腕である、私も、そうだけどねぇ!!


 青いエネルギー状の翼を後ろに伸ばし、誰よりも早く移動し、剣を振るう。


 翼も刃となり、飛び回り、シールドの役割となって、矛盾を実行する。


 アンバー粒子を凝固させ、弾丸とし、数多のネイターをドロドロに溶かしながら、鳥のように、否。ドラゴンのように蹂躙する。


「一体たりとも通れると思うな!!」


 ガラハッドはギーナを見据え、付かず離れず、暴れ狂う。


────────────────────

スサノオSide


 絶え間なく、放たれる、熱線が、数多のネイターを焼く。


 扇に線を引き、計算され尽くされた軌道が、ギーナとシリウスとガラハッドを避ける。


 スサノオにはエネルギー充填機能は搭載されていない。


 だが傍らに居続ける改造されたライドリリースを操縦するリリィがその役割を担っていた。


 故に無限。故に無敵。


「落ちろ!!」


 2連発射のみで、3人に迫っていた100のネイターを、一瞬で葬る。


怪物ではない?否である。


スサノオは。


「この化け物があんたらを貪り喰らう!!」


 溶かしたネイターを、ギーナが生み出したこの、トランスヴァイパー・ドラノフが、ミラーズに変えて、熱線の軌道をズラして、より多くのネイターを貪り、更に多くのミラーズに変える。


 そして、時間の経過とともに塵となるのだ。


────────────────────

リリィSide


 ただライドリリースを動かしているだけ。


 そんな訳はない。


 リリィはスサノオの射線を作るために、縦横無尽にバイクで駆け回りながら、負傷したマッドを修復していた。


 ライドリリースは本来、四方を覆い隠し、安全に重傷者を治す、移動型修復装置。


 だがギーナの新たな改造により、2つに分離。


 スサノオの姿勢制御用バイクと、リリィの瞬間修復機構機に変化する。


 最早覆い隠す必要などない。


「たかが重傷に、5秒も掛からない」


 そんなリリィのキャパに余裕はない。


 されど、スサノオの乗っている姿勢制御用バイクの操作と、リリィの乗っている、瞬間修復機構機の同時操作に一寸の乱れは存在しない。


 時に一つに戻り、時に癒す。


 リリィは戦場を癒す白い悪魔だった。


────────────────────

ギーナSide


『Systemcall.Architect.ALLGREEN

 SEEKER.Code.ARC・Mebius起動』


 青き輝きと、黄金の輝きを宿した、その装甲が、数多のネイター達に対し、数多の武器で屠る。


 飛び回る遠隔エネルギー弾。


 終点結界パラノワール。


 八十角存在する円形のエネルギーシールドが、ギーナの突進により、文字通り、巨大な弾丸へと変える。


 たった10機によるミラーズのシールド。


 辺りを埋め尽くすネイターを、文字通り轢き砕く。


「ミラーズ。両翼展開。

 アルテマモデル・バハムート」


『かしこまりぃ!!』


 全アーマーが離れ、組変わり、10機シールドを除いた、全ミラーズと組み変わったアーマーがギーナの体を覆う。


 ガラハッドとは明らかに様相の違う、機械状の黒いドラゴン。


「辺りを更地に変えろ」


『かしこまりぃ!!塵と化せぇ!!』


 口、と思われる部分から黄金の光が、周囲を一瞬で更地に変えた。


 が、なだれ込んでくるネイター。


「キリがない」


『既に過半数が撤退完了。

 データ送信数32。

 被害状況レベル1。

 ギーナ様、どういたしますか?』


「もう少し減らす。

 アルテマモデル・クラーケン」


『かしこまりぃ!!』


 プシュー〜〜。


 蒸気を噴き出し、全体を冷やしてから、瞬時に形態を変えて、体を剥き出しにさせ、十本の尾を生やし、その触手を鞭のように振るう。


 触手の先はすべてがフランベルジュ。


 その熱を放った剣が、容赦なくネイターを焼く。



『もう少しだけ耐えろ。

 いま、


 ジュンビシテイル』

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