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#19 創立100周年

~ルルン~

20代くらいの青年。

イラスト、アニメ、ゲームが趣味。


文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。

小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。

#19 創立100周年


7月某日。

この日、僕たちが通う新球学園は創立100周年を迎えていた。

これを記念し、学園では創立100周年記念イベントが行われることに。

そして、このイベントのゲストとして現れたのは...

なんとあの超人気onetuber(ワンチューバ)

音月由珠羽(おとづきゆずは)であった...!!


---


盛大な拍手や声援と共に登場する由珠羽。


「皆さん、こんにちは!!onetuberの音月由珠羽です!!」


再び盛大な盛り上がりを見せる体育館。


「えー、、み、みんなは私のこと、知っていてくれるかな...?」


はいはいはい!!...とたくさんの返事が聞こえる。


「ありがとう!!今日は....」


動画ではなかなか見せない緊張している様子の由珠羽。


「今日は、母校の100周年という、非常にめでたい日!!

このような日に、私、皆さんと一緒にイベントを盛り上げることができる

なんて...本当に幸せです!!」


うぉぉぉぉ!!...と、体育館の熱気は収まることを知らない。

何っ、母校...だと...?


「そうなの。実は...

今日こうしてここにゲストとしてやってきた理由...

それはここが私の大切な母校だからだよ!!」


ひと言ひと言に騒ぎが起こる体育館。

なんと...!由珠羽はこの学園のOG(卒業生)だったのか...!


「あ...ごめんね、つい、熱くなっちゃった...」


さっきまでの盛り上がりは笑いへと変わる。


「と、いうことで!!これから3時間!!私と一緒にイベントを

盛り上げていきましょう!!」


再び盛大な盛り上がりに戻る体育館。


「まず最初はー...100周年記念にちなんだ競技、100秒チャレンジ!!」


100秒チャレンジでは、由珠羽が100秒で似顔絵を描いて披露したり、

100秒ダンスを踊ったり、100秒で10問のクイズを答えたり...

さすが超人気onetuber。ひとつひとつのチャレンジに

大きな笑い声や声援が巻き起こる。


その後、校長先生と共に学園100年の歴史を振り返ったり、

動画撮影の裏話を聞かせてもらったりと、あっという間に時間が

過ぎていった...。


---


「さて...あっという間に時間が近づいてきましたね...

ということで最後のコーナー!!由珠羽に何でも質問ターイム!!」


あれだけ盛り上がりを見せ、みんな疲労しているはずだが、

それでもなお体育館の熱気はなくならない。


「みんな...心の準備は...いい?私と...お話したり質問したりできるのは...

今しか...ないよ...?」


そう言ってさらに盛り上げにくる由珠羽だったが、さすがに疲労も見える。

するとさっそく、2年生側のほうから、はい!!という声が聞こえる。


「おお、それじゃあまず最初は君!お名前と学年は?」


「2年1組、風見原竜二(かざみはらりゅうじ)です。質問は...えっと...」


か、風見原...?誠と同じ苗字だが...


「大丈夫だよ、ゆっくりでいいからね。」

言葉に詰まる竜二さんに、優しく声をかける由珠羽。


「あ、ありがとうございます...!それで、質問は...」


2人の会話を温かく見守るみんな。


「僕には弟がいるのですが、弟は勉強ばかりでいつも僕と遊んでくれません...

どうしたら弟と仲良く遊べるようになります...か、ね...?」


その質問に若干ざわつく体育館。


「お...おいっ...!兄さん...!」


そして誠が顔を赤くして、兄である竜二さんのほうを見ている。


「ふふ、君は弟想いなんだね。私は一人っ子で兄弟とかいないけれど...

でも...誰だって一緒に遊びたい、って気持ちが伝われば

きっと弟くんも勉強をやめて遊んでくれるんじゃないかなぁ...んー...」


そう言ってしばらく考える様子を見せたあと、


「あ...!じゃあまずは弟くんと一緒にファミレスとか行ってみたらどう?!

一緒に食べながらだと遊びたいって話もしやすいと思うよ!!」


おおー、と拍手が巻き起こる。


「もしあれだったら...おごってやる代わりに遊んで...とかね...!」

悪そうな笑みでそういう由珠羽。同時に笑い声が響く。


「...じゃあ次の質問!!」


...その後は、みんな緊張が和らいだのか次々と手があがり、

由珠羽への質問や、当時の学園生活など、様々な話題で質問が続く。


---


「...それじゃあ次が最後の質問!!」


とうとう最後の質問になってしまった。僕も彼女に質問したいことが...

しかし緊張でなかなか手を挙げられずにいた。すると...


「それじゃあ...そっちの君!お名前と学年は?」


最後の質問を取られてしまった。一体誰だろう...


「1年1組、山村優雅です。」


何...!山村だったか...!

しかし一体どんな質問をするのだろうか。


「最後の質問にふさわしいかどうかはわからないのですが...

正直に言います...僕...」


まさか、ここに来て由珠羽を知らなかったとかないよな...?!

変な緊張が僕に走る。


「僕、由珠羽さんの大ファンなのですが、由珠羽さんのこと

友達におすすめしたいと思っています!

何かおすすめの動画ってありますか?!」


おおおおおー、と静かだった体育館に再び熱気が巻き起こる。


「...ありがとう!最後の質問にふさわしいよ!」


そう言ってステージの上に戻り、


「せっかくだし、ここで私のおすすめ動画を流してもいい...ですか...?」


校長先生や諸先生方のほうを見て確認する由珠羽。

うん、という合図と共に、スクリーンに動画が映し出される。


「それじゃあ最後に私のおすすめ動画を流してお別れしたいと思います!

本日はありがとうございました!!」


盛大な拍手と共に動画が再生された。


---


正午。


体育館から各教室に戻り、LHRが始まる。


「今日はみんなイベント楽しめたか?!

このあとは学校の職員の人の集まりのため...」

「つまり午後は帰りっすねー。」

いつものように美歩が反応する。


「そ、そうだ!!よかったな!!」

なるほど、午後は休みか。


「ということで解散!!」


---


そんな訳で昼で帰る僕たち。

いつものように山村と歩いていると、僕に声をかける。


「実は、僕...音月由珠羽の大ファンでね...」

みんなの前で言ってたから知ってるよ。


「そう、なのか。実は...俺も...由珠羽のファンで...」

そう言うと山村が目をキラキラさせて、


「さっすが友!!よし!今日は僕の家で由珠羽ファンクラブ会を

開催しよう!!」


そう言って勝手に盛り上がる山村。


山村と友達になれてよかった。

...と、今一度山村との出会いに感謝する僕だった。


続く...?


はじめまして、ルルンです。


クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。

気軽に反応を頂けると嬉しいです。


少しでも楽しんでいただける作品を目指していきます、

どうかよろしくお願いいたします!

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