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#20 終業式

~ルルン~

20代くらいの青年。

イラスト、アニメ、ゲームが趣味。


文章は丁寧に書き込むけど遠回りな表現は苦手。

小説の腕はアマチュアなので、優しく見守ってね。

#20 終業式


7月後半。

いよいよ我が学園にも夏休みが訪れようとしていた。


終業式が終わり、それぞれの教室で夏休み前のLHRが行われる。


「みんな!!1学期お疲れ様だ!!

これからはお待ちかねの終業式の日のLHRの時間だ!!」


とうとう美歩もツッコむのをやめた。


「...!!新井!!どうしたんだよ、何か言えっ!!」

厚木(先生)もツッコミ待ちしてたんかい。


...と思ったら美歩は熱心に何かを書いている。

気になって覗いてみると、それは夏休みの計画表だった。


[1プールに行く 2ウォータースライダーに乗る 3海に行く 4山奥の湖で泳ぐ...]

...って、水辺で遊んでばっかじゃねえか!!


--------


帰り道。

いつもよりたくさんの荷物を持って山村、幸佳、僕の3人で歩いていた。


「いよいよ今日から夏休みだねえ☆」

山村が最初に話しかける。


「夏休みはどこかお出かけとかするのかい?」

興味津々でさらに話を続ける。


「あ、うん...その...実家がある奄美大島ってところに...」


「奄美大島...?」

ポカンとした様子の山村。


「ってどこにある島だい??」

やっぱりか。


予想通りの反応をする山村。すると、


「せ、世界自然....なんとか....の島....」


おお、と驚いて幸佳のほうを見る僕。


「こ、この前...テレビで...やってたぞ....」

なるほどな。知っている人は知っているのか。

すると山村にスマホで動画を見せる幸佳。


「へぇー、そんな美しい島に君の実家はあるのかぁ...」

まあこれは島の一部なのだがな。


-----


家に帰ってきた。

昼間なので姉はまだ帰っていない。


荷物を置いて、プリント類を眺める。


これが学園新聞。これが保健新聞。これが...

するとその中に水野さん宛ての手紙のようなものが混ざっていた。

マジか...誰か間違えて配ったな。

しかしこのまま僕が持っておく訳にもいかないので、届けることにした。

...あれっ、水野さんのお家ってどこだっけ...


---


プルルルル....プルルルル....

水野さんに電話をする僕。すると


「あ...もしもし...?翔...くん?」


すぐに水野さんが出て


「どうしたんですか?電話なんて珍しいですね...?」


驚いた様子で用件を聞きにくる。


「あ...あの...実は...」

...と手短に用件を伝えようとしたら、


[ピンポン]

水野さん側の家で、インターフォンのチャイムが鳴る。


「あ...ごめんなさい、あとでかけ直します...!」

そう言って切られてしまった。なんてタイミングの悪い。


---するとしばらくして、水野さんからかけ直し電話がかかってきた。


「あ...もしも...」

水野さんがそう言っていると、


「うーっす。翔?」

美歩の声がした。


「ご、ごめんなさい!...その...さっきのチャイムは...」

美歩がやってきたのか。すぐに理解した僕は、


「だ、大丈夫だよ...それで...その...」

水野さんに用件を伝えようとしたが、美歩の割り込みにより

用件をど忘れしてしまった。まずい...


「あ....えーっと....」

すると水野さんの家にいる美歩がこんなことを言い出すのが聞こえる。


「なあ、藍。手紙確認してくれた?」

手紙...?そうだ、その手紙はここにあるんだった...!!


え...?と美歩のほうを見ている様子の水野さん。すかさず、


「そ、その手紙なんだけど,,,!間違えて...僕のところに...」

用件を伝える僕。それを聞いた水野さんが続ける。


「わ、わかりました。では今から取りに行きますね...」


------


そんなわけで家にやってくることになった水野さん(と美歩)。


ピンポン...

インターフォンが鳴り、水野さんと美歩が現れる。


「こ、こんにちは...!」「うっす。」

それからすぐに僕は手紙を水野さんに渡す。


「あ、ありがとうございます...」

すぐに用件が済んだ。


しかし万が一僕以外の人に手紙が渡っていたら大変だっただろうな。

そう思ってそれじゃあ、と扉を閉めようとしたそのとき。


「ちょっと待った。」

僕と反対方向に扉を引く美歩。すると、


「なんっすか、この水着セットは。」

靴箱の上に置いてあった姉の水着セットを見てそう言う。


ええ...?と戸惑う僕。

何って言われたって姉の水着セットとしか...すると今度は、


「...あ。それはスーツケースっすね?まさかどこか行くのでは...」


玄関入口に用意してあったスーツケースを見て

段々と口数が増えていく美歩の姿。


「まあまあ...美歩、私たちはもうこれで...」


美歩の暴走を止めようとする水野さんだったが、


「いや、ちょっと話を聞いてからじゃないと嫌だ。」


やれやれ、と申し訳なさそうに僕のほうを見る水野さん。

そういう展開か....


---


仕方ないので(半強制的に)中で話を聞かせてあげることに。


「へぇー。奄美大島かぁー...」

僕らにとっては里帰りなんだがな。


「海は綺麗か?滝はあるのか?」

話を聞いていたか、おい。


「も、もちろん海は綺麗だぞ。今では沖縄よりも綺麗と人気なのだとか...」


「すごいですね、私、沖縄も行ったことがなくて...」

それはそうかもな。首都圏の人達からすれば、沖縄や奄美は

南国リゾートっていう異国の地みたいなイメージが根強いし...


「なあなあ、お前も海で泳ぐのか?だったら写真送ってくれよ!」

想像以上に泳ぐことが好きなんだな。

まあ夏休みの計画表も水辺で泳いでばっかだったし。


「わ、私も...南国の写真、見てみたいです...!」

そう言われるとまあ悪い気はしない。


「わかったわかった。じゃあ帰ってきたらお土産と一緒に渡すから...」


やったぁ、と喜ぶ2人。

これで僕にとっても楽しみが増えたことで、

より夏休みが楽しみになってきた僕らであった。


続く...?


はじめまして、ルルンです。


クスッと笑える作品を作りたくて文章を書きはじめました。

気軽に反応を頂けると嬉しいです。


少しでも楽しんでいただける作品を目指していきます、

どうかよろしくお願いいたします!

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