Episode 28 収束会議 20480829
今回の祇園・川越襲撃事件が済み、春央、夏斗、千秋、冬美、梅雨川、太田、そして祇園支部支部長日柄季節の7人での会合が行われた。
夏斗がなぜここにいるかというと、〈屍〉の〈四肢〉全員が公安狩人に倒され、〈屍〉としての主戦力をそがれた彼は、春央や千秋と同レベルの地位につかせることを条件に、公安狩人に協力して〈十腐〉討伐に正式にかかわることになる話が決定しているからだ。
とりあえず、今回の成果と被害の報告。
成果は、〈四肢〉の全滅、全ての〈四肢〉の面の回収(レオンの面は夏斗が会議の直前に提出済み)と、〈十腐〉の討伐。
さらに、憎悪悪魔の始祖の能力入手。夏斗の研究データ。
これには腐人以外に魔法を使わせようとした結果が書かれていたがこれはあまりにも残酷なので内容は省くが結果は大失敗。
その結果生まれたのはたくさんのモルモットと、獣化現象の死体。
結果わかったのは、魔法文字を刻み込むのは腐人になっている状態の人間である必要があるということ。
そしてそれを知った千秋は腐人にかまれに行き、その後夏斗が魔法文字を刻み、春央が解毒した。そしてどさくさに紛れて夏斗の解毒も行った。
そのあと、〈屍〉代表でもあり、元腐人のトップクラスであった夏斗を有望な人材として採用された。
実際今日行われたパンダの逃亡に関しての意見討論でも、水しぶきに紛れて逃げていったのだろうという結果に議論は落ち着きかけたが、あの高さから落ちて生きているというのは相当なものだ。
心臓にダメージがいかない限り死なない腐人でもしばらくは行動できないだろうと踏んでいたがどうやら〈十腐〉ほどの強さになるとそうなるのだろうか。となると、忍は面の能力にかなり依存していて、パンダは元々が凄かったのではないかと意見が上がったがそれは違うと夏斗に言われた。パンダも毛皮のついた面をつけていたらしい。
パッと見は分からないが実は、みたいな感じだったらしいが、その面の能力であるのではという意見だった。
その話が本当なら恐らく〈十腐〉全員が面をつけているのだろう。〈四肢〉の面は忍から着想を得たらしいので関係ないとのことだが、おそらく〈十腐〉の面は忍が以前話していた腐人王の仕業だろうと意見がまとまった。
さらに、パンダがここに現れた理由についても議論が繰り広げられた。
春央の体に目覚めた「憎悪悪魔の始祖」の能力を研究している施設だから、というのが一番の意見であり、それ以上の結論は出なかったが、今回の襲撃が完全に裏目に出た以上こういった奇襲はもうないのでは、という日柄季の意見に、「そういった油断が甚大な被害を呼びますよ。僕だってあの施設の場所が割れるなんて思ってませんでしたし油断した結果がこれですしね。」
そして、強大な力を持ちすぎた夏斗や、春央や千秋、冬美の今後の扱いについて、話し合いが行われた結果、冬美はこのまま忍びの面を使ったサポート役に、春央の憎悪悪魔の始祖の能力は、能力操作を使って、左腕(左腕使用に加え聖魔法一式と、能力操作)の能力すべてを夏斗に譲渡すること。空間収納は、千秋に譲渡すること。
さらに、千秋に体には夏斗が7大元素魔法を刻み込むことで合意した。
結果最強の腐人討伐チームが組まれたことになるが、このチームは基本〈十腐〉の目撃情報を聞いて出動する特殊部隊として運用されることになった。
ここから4人のチームは後に〈十腐部隊〉と呼ばれ、大活躍するようになるのだった。
今回の投稿で、第Ⅰ部は終了です。
次回からは、第Ⅱ部をお送りします。
そして、本日は「登場人物戦闘力まとめvol.1」も同時投稿しています。
春央や夏斗などはもちろん、出番がほとんどなかった、片桐や服部の戦闘力も掲載しています。
ぜひご覧ください。




