166話~168話
いつもより脱力増し増しです
「将棋やろ」
「またか」
「違う」
「ん?」
「今回は山崩し」
「そういうことか」
「うん」
「でも一応説明しておく」
「山崩しとは、将棋の駒と盤を使った遊びで」
「まず将棋の駒を小さな箱に詰め、盤の上にこぼれないように素早く被せる」
「うん」
「そのあと箱を静かに引き上げ、将棋の駒で[山]が盛られたことを確認する」
「そこから順番に駒を動かしていく。駒を動かす際に音を立てたり持ち上げたりすることなく、かつ1本の指のみで盤の外まで何枚かずつ滑らせていく」
「ふむ」
「盤の外まで運ぶとそれを得られて、駒を倒したり、積み重なっている駒を崩したりして音を立てたときは、次の人に順番を交代していく」
「わかった?」
「わかりやすかった」
「さすがウィキィペディア様」
「そういうこというな」
―
「箱に詰めて…せいやっ」
「ソイヤッ」
「静かに…よし」
「準備完了」
「より多く駒をとったほうが勝ち」
「はい」
「俺から」
「はい」
―
「…」
「…」
「…」
「…」
「…」
「…」
「…俺の負けか」
「私の勝ちー」
「すごい静かだったね」
「うん」
「本来はわいわいしながらやるんだけど」
「そだね」
「静かになっちゃったね」
「うん」
「でも楽しかったね」
「うん」
「片付けようか」
「はい」
―




