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どこかのだれかがしゃべっているようです ~どこだれ~  作者: 子心
どこかのカップルがしゃべっているようです
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38/175

150話~154話

「ねぇ」


「なに」


「春になってからさ」


「うん」


「俺ら誰かに見られてる気がする」


「えぇー」


「気のせいかな?」


「気のせい」


「うーん」


「自意識過剰め」


「俺、過剰(かじょっ)てるよね」


「うんかじょってる」


―


「私、メリーさん」

「今あなたの近くにいるの」


「知ってる」


「私、メリーさん」

「今あなたの隣にいるの」


「抱きつきながら何言ってんだか」


「プリンなくなった」


「おねだりかよ」


「買って」


「スーパー行くか」


「うん」


―


「夕方のスーパーなう」


「プリンやすーい」


「スーパーだからな」


「お菓子もやすーい」


「スーパーだからな」


「パンもやすーい」


「スーパーだからな」


「このお惣菜(そうざい)やすっぽーい」


「そういうこというな」


―


「あそこのレジのおばさん」


「ん」


「服のボタンずれてる」


「そういうこというな」


「あそこのお兄さんは」


「ん」


「イケメン惚れてしまいそう」


「そういうこというな」


「イケメンかっこいい」


「…もうプリン買ってあげない」


「嘘!嘘だから!イケメンじゃないから!プリン!」


「すごい必死だな」


―


「帰り道ー」


「君はプリンへの執着心はすごいな」


「えへへーどういたしまして」


「褒めてない」


「えっ」


「えっ」


―

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