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第20話「無音の風、二重の閃光」


魔法学校の深淵が静寂に包まれた夜、闇の帝の幹部が再び姿を現した。黒い影が校庭の隅に漂い、暗闇からじわりと力を放つ。ジーク=フリートはひと息つき、横に立つ元風帝の師匠ジル=アルヴェストを見た。二人の間に緊張が走る。


「奴らが再び動いた。今回は手加減なしだ」ジークが低く告げる。


ジルは微かに頷き、凛とした声で応じた。


「風は静かに、しかし確実に闇を切り裂く。我らが力で、闇を払いのける時が来たのだ」


闇の幹部は二人。漆黒の鎧に包まれた冷酷な男と、妖艶な闇術士の女。彼らは魔法学校に潜む闇の力の尖兵だった。


幹部の男が嘲笑うように言った。


「ジーク、ジル、貴様らの力を試すにはうってつけの舞台だ」


戦いが始まる。風が疾走し、刃のような魔力が空気を裂く。ジークは自己強化の限界を超えた動きで敵を圧倒。ジルは風の魔術を巧みに操り、隙を与えない連携を見せる。


だが幹部たちも強敵だ。闇の魔法を巧みに使い、二人の攻撃をかわし、逆に追い詰める。戦いは激烈を極め、魔法学校の夜は血の気を帯びた。


時間が迫る。幹部の女が逃走の詠唱を始めた。


「時間切れだ。退くとしよう」


男が叫び、二人は闇に溶けるように消えた。


ジルが冷静に言った。


「油断は禁物。奴らは必ず戻ってくる」


ジークは決意を新たにした。


「シノたちにも伝える。これからが本当の戦いだ」


静かな夜に、次の嵐の予兆が走った――


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