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執事流異世界物語  作者: 一兄@茄子推し
1章~執事道は意外とハード?~
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ボス戦!(5階層)

「よし、休みは終わりだ。いくぞ!お前ら!」


そういって5階層へ進み出す1班の面々。

それに追従する2班と3班。


「では、行こうと思う。5階層のボスはゴブリンキング。たしかに一番最下層の敵ではあるが、油断のならない敵であることは変わりない。みんな、気を引き締めろよ!」


そういって、5階層に足を踏み入れる迷宮組の面々。

中はかなり暗く、足元すらも暗くて見えづらい程であった。

しかし、人が来たのを感知したのか、光がどこかで発生する。

その光が少し収まると、かなり大きな広間の真ん中に迷宮組の面々は立っていた。

そして、目の前の光景に絶句した。


「あれ……明らかにゴブリンキングじゃないよね。」


そんなことを勇者の誰かが言った。

そのとおりであった。そこにいたのは……、


「てめぇら!全員4階層へ引き返せ!こいつには勝てねぇ!俺らですら勝ったことなんかねぇ!こいつは!」


声を上げたオルガ。

目の前の漆黒の“ドラゴン”を見て、少し震えている。


「ダークドラゴンだ!」


ニヤリと、ドラゴンが口を歪めたような気がした。






「……何を言っているんだ?騎士団長殿。」


「そうだよ!オリガ兄貴、こいつくらいなら俺でも倒せるよ?」


そういって自信満々に前へ出る“バカ”が二人いた。

片方は、全てにおいて右に出るものがいない才能を持つ“天才”。

そして、もう片方は最近出来たお気に入りの銃をいまのところ一度も全力で開放できていないせいでストレスの溜まっていた“銃好き”であった。


「バカ!てめぇら、下がれって言ってんだろうが!」


「「なんで(何故だ)?せっかくの獲物だよ(だぞ)?」」


「なっ……。」


絶句したオリガを放置して、作戦会議を始める二人。


「とりあえず、俺が前に出てスキができるように斬り続けるから、真人さん、そこにぶち込んでくれる?」


「わかった。行けそうか?」


「余裕だよ。あの程度の奴に勝てないなんて、笑えないよ。」


「よし、じゃあ頼んだ。」


「わかった。行ってくるね。」


そういって前へ走り出す千秋。

それを見たダークドラゴンが咆哮する。

その轟音に顔をしかめつつ、千秋が[想いの剣]にスイッチを入れつつ斬りつける。

そんな千秋を迎撃するためにダークドラゴンの右腕が千秋に迫る。

しかし、その腕に衝撃が入り、直後、ダークドラゴンと千秋に大量の血がかかる。

ダークドラゴンは、“自分の右腕が無くなっている”ことに、気づき、怒りの咆哮を上げようとする。

しかし、その前に千秋の一太刀が入り、ダークドラゴンの首が宙を舞う。


要するに、千秋と真人が息をつく暇もなくダークドラゴンを文字通り“瞬殺”したのだ。

その光景を見ていた一同がところどころで歓喜の声を上げる。

しかし、討伐した当の本人達は少し不満そうな顔をしていた。

美冬と一緒に近づいてきた愛歌がそれに気づき、二人に質問する。


「二人とも、なんでそんな顔をしてるの?」


「だってさ……、」


「それは……、」


そう言って、ふたりは声を揃えてこう言った。


「「期待して損したから。」」


そんなことを言う二人を見て苦笑いする美冬と大笑いする愛歌であった。

さて、今回の回、もっと戦闘シーンを入れようと思ってたんですが、「ドラゴンの1匹や2匹、狩れて当然じゃないかな?」とおもったので、瞬殺させました☆


今回の話を書いた時に聞いていた曲は、「機巧少女は傷つかない」のエンディング曲、「回レ!雪月花」です。

ノリが良くて割と気に入ってます♪


ではでは、また次回〜☆

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