表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
執事流異世界物語  作者: 一兄@茄子推し
1章~執事道は意外とハード?~
64/126

迷宮探索(1日目)

1班が迷宮に入っていくのを見届け、少し時間をおいて、みんなに呼びかける千秋。


「じゃあみんな、そろそろ行こっか。フェデルクさん。3班のみんなのこと、頼みます。」


「任されました。チアキ殿。」


「よし!じゃ、気を引き締めて、いくぞー!」


その掛け声に2班の面々も「おー!」と声を上げる。

そうして、2班も迷宮に足を踏み入れる。

それを見届け、少し時間をあけてフェデルクも同じように一同に声をかける。


「それでは、皆さん行きましょうか。極力、距離を置かないでついてきてください。迷宮の中は少し暗いから、見失えばすぐに迷ってしまいますよ。では、行きましょう。」


そういって歩き出すフェデルクについていく一同。

そこには、先ほどの二つの班とは違う沈黙が流れていた。

何故か、誰も喋ろうとしないのだ。

そんな妙な居心地の悪さを残しつつ、真人たちも迷宮へ踏み出した。




迷宮に入ると、ところどころに白く淡い光を放っている結晶が、壁に刺さっていた。

その光によって、ある程度の明るさを保っているのだ。

妙な沈黙を残したまま、少し進むとゲームなどでおなじみの、プヨプヨとした薄い透き通った緑色の生き物が出てきた。


「あれは……スライムか?」


「ええ。グリーンスライムです。とても弱いモンスターですが、少々面倒な特性がありましてね。」


「……分裂して無限に増えるとかか?」


「よくご存知で。そうです。スライムには無限増殖機能があり、武器で切っても増え続けるだけです。とはいえ、そこまで攻撃力のあるモンスターではありませんから、危険という程ではありません。」


「なるほど。」


「見ていてください。私が倒しますから。」


そういって手を掲げ、火魔法を使うフェデルク。

無駄に派手な光の魔法式が出て、その魔法式から火が飛び出て、スライムが消し飛ぶ。


「こんなふうに、魔法を使えば簡単に倒せるわけです。

今回は少しオーバーキル気味でした。普通ならもう少し威力を抑えて打っても倒せますよ。」


そういって、またにこやかに微笑むフェデルク。


「では、進みましょうか。」


そういってまた進み出す一同。

その後、ゴブリンやオーガ、コウモリにヘビ何かも倒しつつ、先へ進む。


「止まってください。おそらく、ここはモンスターハウスです。」


そういって静止の声をかけるフェデルク。


「モンスターハウスか。みんな、武装の準備はできてるか?」


真人が皆に声をかけ、武装の確認をする。

それにフェデルクが焦ったような声を上げる。


「待ってください。わざわざリスクを増やしてまで行く必要は……」


「何故?別にリスクという程でもないだろう。この人数だ。そこまで問題は無い。」


そういって、プロト・クーゲルを取り出す真人。


「で、ですが……」


「さ、行くぞ。」


そういって仕切る真人に、少し嫌そうな顔をフェデルクは浮かべたが、渋々と言った感じでついてくる。


入ると、そこは、明らかにサイズのおかしい蟻がたくさんいた。


当然、女性陣たちは震え上がったが、そんな事はつゆ知らず、真人はプロト・クーゲルの引き金を引く。

プロト・クーゲルのあまりの過剰すぎる一撃に、蟻達はその巨体を壁に打ち付け絶命する。


その光景を見て、絶句するフェデルク。

そして、やられた蟻を見て、真人は、


「チッ……。これでは話にならないな。楽しくない……。」


と顔をしかめるのだった。




その後も、何度かモンスターハウスを見つけては狩り、一階層から二階層に降りる階段を見つけ、今日の迷宮探索はそこまでとなった。

みんな、少し物足りなさそうな顔をしていたが、初日だし、こんなものかと言った感じだった。

もっとも、1人あたりの狩った総数なら普通の冒険者が1週間もぐり続けてとる数を圧倒的に越していたのだが。


真人は、あまりに不完全燃焼過ぎたようで、「はぁ……。」と残念そうにため息を吐いていたのであった。

王城でずっと訓練してた勇者達や騎士たちからすれば、一階層では話にならないのでしょうね。

ちなみに、ほかの班も何も変わった出来事はなく、探索を終えたようです。


今回のお話を書きながら聞いていた曲は、HoneyWorksさんの「アカツキヅクヨ」です。HoneyWorksさんの曲、めっちゃ好きです。


さて、今回はこの辺で。ではまた次回〜。


千秋「そろそろ番外コーナーかもね。(ボソッ)」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ