呪いの解除
リオネスの着替えも終わり、外に出てきた女性陣。
春輝は、リオネスの顔に涙の跡があり、少し不思議に思ったが、聞くのはやめておくのであった。
「……お嬢様、ほんとに、ほんとにこの格好でみんなの前に出なきゃいけないんですか?」
「よいではないか。似合っておるぞ、春輝よ。」
そういって微笑むリオネス。
その顔に、少し亀裂が入ったように見え、目を瞬かせる春輝。
しかし、その亀裂は消えない。
「お嬢様、ちょっと失礼。」
そういって、亀裂に触れる春輝。
リオネスも美冬もジルもミーシャも、最初は何をやっているのか困惑したが、春輝のいつになく真剣な顔に聞くのははばかられた。
「……この感じ、もしかして……?」
そういって、一度手を卸す春輝。
「お嬢様、今から呪いの解除に挑戦してもいいですか?」
「……え?出来るのか?」
「……分かりません。ですが、試させてもらえませんか?」
「わかった。ハルキ、頼むぞ。」
「了解しました。」
そういって、リオネスの顔に触れ、魔力を流し始める春輝。
(呪いの形はわかった……。あとは、これを霧散させればいいだけ……。あれ?これ、もしかして……?)
そういって魔力を一度切り、春輝はとある言葉をつぶやく。
その言葉を呟いた瞬間……
リオネスの顔の呪いは綺麗さっぱり消えた。
そこには、美しい金色の、見る人全てを魅了するとても美しい女性がおり、
ジルも、ミーシャも、美冬も、息を飲んだ。
「リオネス……様。その顔……。」
「流石です!春輝君!」
「……ハルキ殿!ありがとうございます!ありがとうございます!」
そう言って、泣き始めるジルとミーシャ。
そして春輝を褒める美冬。
その反応を見て、リオネスはようやく自分の顔を触り始め、目に涙を浮かべて、
「ありがとう!ありがとう、ハルキ!!」
そういって、春輝に抱きついたのだった。
作者「ふぅ。なんとかここまでかけた〜。」
魔王「作者、私はいつになったら出れるのだ?」
作者「……も、もうちょっとお待ちください(目逸らし)」
追記になりますが、明日は作者の都合により休載させて頂きます。申し訳ありません。




