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執事流異世界物語  作者: 一兄@茄子推し
1章~執事道は意外とハード?~
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嫁の数

「春輝君、真剣な話があります。」


真面目な顔で、美冬が春輝の目を見て言う。

春輝がリオネス達と夕食を終え、風呂に行き、部屋に帰ってきて1時間が過ぎるか過ぎないかと言ったところで、美冬が部屋を訪れた。

美冬がいつになく真剣な顔をしていたので、春輝は緊張しながら、美冬を部屋に入れた。

そして、今、春輝は美冬に見つめられ、そんなことを言われている。


「真剣な話って?」


「はい。私たちの今後について、大切なお話です。」


そして、真面目な顔のまま、春輝に向かって美冬は言う。


「お嫁さんは、最高でも5人までだと思うんです。」


「……は?」


春輝は素っ頓狂な声を上げたのだった。




美冬いわく、


「春輝君は多分、沢山女の子をお嫁さんにする気がします。」


「でも、春輝君の体は一つだけです。」


「ですから、お嫁さんの数は最高でも5人がいいと思うんです。」


だそうだ。

春輝は、すべての話を聞き終えて、言う。


「俺ってそんなに信用されてないの……?」


「信用してないわけではないですよ?

というより、むしろ信用しているからこそです。

春輝君みたいな人を、私ひとりで独占するなんてこと、勿体なくてできません!」


「いや、勿体ないって。」


その原理からしたら、美冬も俺にとってはもったいないくらいの彼女なんだけどなーと思う春輝。


「ですから、春輝君のお嫁さんは5人までだと思うんです。

5人が、春輝君の限界だと思うんです。」


「俺にそんなハーレム作る気なんてないから……。俺には美冬ひとりで充分なんだけど……。むしろそれすら俺では足りてないほどなんだけど……。」


「そんなことないです!春輝君は格好いい男の子です!もう、これ以上ないくらい最高の彼氏ですよ!」


「そ、そうか。ありがとう。……でも、なんでそんなことを急に言い出したの?」


「今日、リオネスさんをバカにされた春輝君が、すごく怒ってましたから。春輝君のことだから、どうせリオネスさんにもフラグを建てるんだろうなーって。」


「建てないよ……。俺だって、流石に仕えている人をバカにされたら怒るよ。その人がいい人なら余計に。」


「そこで怒れるからフラグを建てられるんですよ!普通の人は笑って流しますもん!」


「そういうもんか?」


「そういうものです!」


そう言われて、唸る春輝。

そんな春輝をみて、美冬は問う。


「春輝君。私も、悪口を言われてたらリオネス様の時みたいに怒ってくれますか……?」


「それはもちろん。というか、殴るだけでは済まさないな。」


「……え?済まさないって?」


「とりあえず、内容にもよるけど、一生美冬の悪口を言えなくなるくらいには、トラウマを刻み込むかな?後は、まあ、そいつのプライドが消え去るまでイジメたおすかな?」


「……春輝君って、私のこと好きすぎませんか?」


「なんだよ。重いのは嫌か?」


「まさか。私も同じことをしますから。」


そう言って笑い合う2人。

少しその2人が黒く見えたのは、気にしてはならないだろう。ならないのだ。


「そ、それでですね。春輝君。話は変わるのですが……。」


「うん?どうした?」


「私は、明日から迷宮へ遠征なわけです。」


「そうだな。寂しくて俺が死ぬかもな。」


「死なないでくださいよ!?大丈夫です。離れていても、同じ空の下で過ごしてますよ。」


「そうだな。じゃあ、美冬の寝顔でも空を見上げながら思い浮かべようかな。」


「も、もう!そんな事言っても何も出ませんからね!」


そういって、咳払いして、話を戻す。


「私としては、今夜、その……、初夜を迎えてもいいかなと思ってるんです!だ、だけど、流石にそれは早すぎると思いますし、明日から遠征もありますし、それはやめておこうと思うんです。だから、代わりに、ギュッとして欲しいなって……///」


「ごめん、今もしも抱きしめたら絶対止まらなくなる……。何この彼女……。可愛すぎないか……?」


「そういってもらえると、彼女冥利に尽きますけど……。

あ!こういう時に、どんな頼み方をすればお願いを聞いてくれるのか、今日お風呂で穏乃ちゃんに聞いたんです!実践してもいいですか?」


「……嫌な予感しかしないけど、どうぞ。」


そう春輝が言うと、美冬は春輝に向かって、手を広げ、


「あの、春輝君……、一緒に大人になりませんか……?///」


「穏乃ぉぉ!物凄くグッジョブだが、この状況では良くねぇ……!」


「……??やっぱり春輝君はこの程度ではドキドキしてくれませんか……?」


「むしろドキドキしすぎてヤバい。理性の糸ってこんなにも切れやすかったっけ?ってなってる所……。今必死になって素数を数えてる……!」


「別に来てくれても構わないんですけど……///」


「だって、なんか嫌じゃん。ヤリたいがために付き合ってるみたいで。」


「その気持ちはすごくわかりますけど……。」


そういって、少し残念そうな顔をする美冬。

そんな表情の彼女を見て、春輝は美冬をギュッと抱きしめる。


「あ……!ありがとうございます……。春輝君///」


「これくらいしか出来ないけど、許してくれるか?美冬。」


「はい!もちろんです!むしろこれだけでもこんな気分なのに、それ以上なんていったら……///」


「ごめん、美冬。キスしてもいいか?」


「え、は、はい。いいですよ///」


そういって唇を重ねる2人。

結局その後、明日は早く起きなければ行けないということで、美冬が早く寝ることにしたので、2人は狭いベットで抱き合いながら寝たのであった。

ものすごい甘い雰囲気を出すのも当分お預けです!何かやったね!

リア充は爆発して幸せになって欲しいです。何を言ってるかは意味がわかりませんが。

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