謝罪
ジルに春輝が10分ほどくどくどとお説教をされ、ちょうど終わったところにミーシャが、申し訳なさそうな顔をしながらきた。
「ん?ミーシャか。おはよ。」
「あ、ああ。おはよう、ハルキ。」
「なんだ?お前がおとなしいなんて気持ち悪いな。どうかしたのか?」
「そ、その、だな。」
そういって、意を決したような顔をし、
「ハルキ、男女と馬鹿にして悪かった。」
と、頭を下げた。
春輝はその言葉に固まり、心底心配した顔になって、
「どうしたんだよミーシャ、熱でもあるのか?」
と言い、自分の額とミーシャの額を当てる。
「ななな、何をするんだお前は!離れろ!」
ミーシャはそう言って、真っ赤になって後ろに下がる。
「いや、何をするって……。」
「ハルキ殿。あまりミーシャほどの年齢の方にスキンシップはオススメしませんよ。」
「ああ、なるほど。ミーシャ、大丈夫だ。お前を恋愛対象に見ることは有り得ん。」
「は!?こっちから願い下げだよ馬鹿!自意識過剰過ぎなんだよバーカ!バーカ!!」
「おう。いつものミーシャだな。それと、俺の方も悪かったな。本気で殴ったりして。」
「……ハルキ、お前こそ大丈夫か?ハルキが私に謝るなんて……。」
「お二人共、昨日会ったばかりですよね?」
そして、どこかリラックスしたように、ミーシャが肩の力を抜く。
「はぁ……。なんかこっちが気にしてたのが馬鹿みたいに思えてきました……。」
「大丈夫だ。お前はすでに覆しようのない馬鹿だからな。」
「言ってくれるじゃない自意識高い系男女君。顔だけは本当に可愛らしい顔してるよね。中身はともかく。」
「また気絶させられたいのか……?お前。」
「今度はあんたから煽ってきたんでしょ?」
「おっと、覚えてられたのか。偉いな。」
「頭を撫でるな!子ども扱いするな!!」
そういって真っ赤になって怒るミーシャであった。
怒ったミーシャさんとその頭を手で押さえつける春輝君。そしてそれを微笑みながら眺めるジルさん。
良い絵になるなぁ……。




