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1話「冒険の終わり」

高校に入って最初にすることと言えば...

「そうだ!小説書いてみたい!」

ってことで1話です~

とりあえず9話まで一気に投稿して、その後は書けしだい順次出します。

「うおぉぉぉぉ!!」

剣を握る手に力が入る。


俺は今目の前にいる魔王にとどめを刺そうとしていた。


俺は3年前、このアルデリア王国に勇者として召喚された。


異世界召喚ってやつだな。

初めは勇者ってだけで浮かれてたけど、

国同士、貴族同士の都合、そんなものをいやというほど見た。


勇者だから国のため。

そんな大義名分(たいぎめいぶん)に俺は疲れて、日本に帰るためにここまで来たんだ。


「ハァハァ、終わった、な。エリック、セレナ。」


俺の目の前にはムカつくほどの美男美女が、

くたびれながらも笑いかけてくれる。

なんだか少し元気が出てきたな。


金髪センターパートのエリックに

銀髪ロングのセレナだ。


セレナは天才魔法使いで、エリックに至ってはこの国の王子で剣士だ。


二人がいなかったら、きっと俺はここにはいなかった。


まだ俺がこの世界に慣れていないときも、


魔王軍の幹部を倒したときも、


どんな迷宮でも、強敵でも、一緒に戦って倒してきた。


そして、今みたいに笑ってくれた。


でも、俺はもう元の世界に...


魔王の部屋に入り、異世界への扉の前に立つ。



「魔王はほかの世界からこの世界へ侵略しておる。

 魔王を倒せば、ほかの世界へ繋がる扉へいけるはずじゃ。

 それを使えば元の世界へ帰れるだろう。」


召喚された日、エリックの父──この国の王に言われた言葉だ。

今となってはもう懐かしい。


俺は二人を振り返る。


「エリック、セレナ、三年間ほんとにありがとな。

 さようなら」


「ユート。」

「ユート、またね!」


エリックは今にも泣きそうな顔をしている。

セレナは涙を流している、でも、どこか笑っているようだった。


扉に入り、二人が遠くなると、なんだか余計に寂しくなってきた。


あっ...

「エリック!セレ──」

意識が途切れていく...


「魔王を倒してくれてありがとうございます。

 これはサービスです♪」

なんだ?女性の声?

だめだ、意識が──。




「ハッ──

 ここは?!

 エリック?セレナ?魔王は?!」


「あつ...ここは。」

懐かしい天井、輝かしい夏の太陽日光が差し込んできた。


「俺の、部屋?」

そうだ、俺は魔王を倒して、

帰ってきたんだ、家に。

途端に嬉しさがこみあげてきた。


部屋の外に出てみる。懐かしい。

夢にまで見た我が家だ!

なんだか心が三年前に戻ったみたいだ。


「あ、優斗。いつ帰ったの?

 さっきの大声、優斗?近所迷惑だからやめなさいよ。」


「母さん...」


「え、急にどうしたのよあんた」


「いや、なんでもないよ」


危ない。感極まって思わず泣きそうになってしまった。


それにしても母さん...

三年も息子がいなかったっていうのに何も変わらないな。

結構鍛えたと思うんだけど...


あ、三年前と変わってない?

腕も前のように細くて、髪も顔もあの頃のままだ。


まさか───。


「に、26日?!」

疑問に思って部屋に戻ってカレンダーを見てみたら、

確か俺が召喚されたのは23日だったから...

三日しかたっていないのか。


──「魔王を倒してくれてありがとうございます。

   これはサービスです♪」

違和感がないようにしてくれた、ってことか?

それにしても誰だったのだろう。



いや、考えてもわからないものはわからない。

イレギュラーは今日でおしまい。


前のように、

トラブルに巻き込まれずに、

平和に、静かに暮らしたいんだ。



さて、どうだったかなぁ。この先も是非楽しんでくれたら嬉しいな!

ちょうどいい長さもわからなくてこの先ちょっと文字数バラバラになるかも...

読みやすい長さとか是非教えてください!!

☆☆☆☆☆を★★★★★にして応援してもらえたらモチベ爆上げして喜びます。

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