表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
大艦巨砲戦争  作者: 天照
1/8

決戦前夜…暗夜の航海

波のうねりは穏やかであった。

艦に乗れば、いつもこのうねりが私に生きた心地を感じさせてくれる。

波に揺られて吐き気を催すなど、全くけしからん話だ。

男はそう思いながら艦橋の外の景色を眺めていた。

何が見えるかといえば何も見えない。

真っ暗な空間の上側に、細やかに煌めく幾千の星々があるだけである。

『ニイタカヤマノボレ一ニ〇八』の打電を大本営より受け、艦隊はひたすらアメリカ太平洋艦隊の停泊地、ハワイオアフ島へと向かっている。

「成功すると思うかね?」

男は口を開いた。

誰とは言わなかったが、それに呼応しある士官が答えた。

「成功させねばなりません。我らが日本国の命運がかかっているのですから。恐れながら、南雲提督自らがそのような事を口にしては、兵の士気に影響します。場合によっては…」

「分かっている。そうかっかするな宇垣。お前は頭が固くて困る。」

この艦隊の指揮官である南雲忠一中将は笑いながらこう言った。

指摘をした宇垣纏少将は渋い顔をしている。

序列の厳しい軍隊において、こんな会話など普通は到底出来なかった。

これが成り立つのも南雲の駆逐艦生活が長かったからだろう。

駆逐艦では、士官、兵士問わず、和気あいあいとやっている。

甲板で敬礼をすればそれこそ笑いの的であるのだ。

そのことが彼の価値観に影響を与えている。

一方、ムスッと海図を眺めている参謀長の宇垣は、海軍兵学校を好成績で卒業し、彼の気性も相成って文字通りの理論家であった。

宇垣にしてみれば、南雲の考えが理解出来なかった。

上官とは厳格であり、至高の存在であるという認識があったからである。

しかし、不仲という訳ではなかった。

寧ろ宇垣は南雲を好いていた。

「オアフ島までは?」

南雲が再び口を開いた。

「はっ!現行速度で約5時間後であります。到達時刻はハワイ時間、○七○八!」

決戦の時刻は刻一刻と迫っていた。

はじめまして天照アマテラスと言います。

以後お見知りおきくださいませ。

さて、初投稿の処女作です。

まあ、このあとどうなるのかさっぱりわからないのですが、応援して頂けると嬉しいです。

アドバイスして頂けるともっと嬉しいです。

あらすじでわかってますが、戦艦による奇襲ですね。

詳しい方は不可能であるというかも知れませんが、大丈夫です。

まあ、楽しみにしてください。

※学生なもので、更新の遅延は勘弁ください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ