#4 朧気な過去の記憶と性格
私の名前は石崎 浩奈と申します。
紹介遅くなってしまい、申し訳ございません。
お父様やお母様からは「自分から名乗りなさい」と言われているのに、恥ずかしいですわ……
さて、幼少期の私はどんな少女だったのかと言いますと、お父様やお母様曰く、「お転婆」な少女ではなかったそうです。
比較的に穏やかな性格でありつつ、ピアノの練習する時はしっかり練習し、遊ぶ時は思いっきり遊ぶというメリハリがついた子だとおっしゃっていました。
私はピアノの他にバレエも習っていましたので、身体の柔らかさは誰にも負けません!
なので、他の誰よりも努力を積み重ねるということは酷ではないのです。
私もたまーに途中で投げ出したくなることはありますが、未来の自分を作るものだと思っています。
地道に努力をするのは楽しいので、途中で「やーめた」と言って投げ出すということはございません。
ちなみにピアノやバレエは現在も勉学と両立しながら楽しく続けていますわ。
また、他には……どうでもいいことだと思われますが、初等科や中等部の頃に先生方から「正義感が強い」「信頼できる」「途中で投げ出さずに最後までやり遂げてくれる」と言われたことがありました。
よって、簡単に私の性格は「正義感が強い」「メリハリのあること」といった感じでしょうか?
*
お父様とお母様、屋敷に仕える使用人たちの愛情をたっぷりと受け取り、私は成長してまいりました。
「浩奈、次の休みの日はどこに行きたい?」
「えっと……遊園地に行きたいですわ」
「たまにはいいわね! あなた、行きましょう?」
「そうだな。じゃあ、パパの車で行こう!」
「わーい!」
これが私の幼い頃や初等科の頃の定番のやり取り――
お父様もお母様もお仕事が忙しいにも関わらず、私を含めた家族と過ごす時間を作っていただきました。
私が行きたいところはもちろん、お母様やお父様の思い出の場所や前回お話した通り、海外旅行に出かけたりすることもありましたのよ。
外出する時はいつでも、最低一人は護衛をつけていますので、安心して楽しむことができます。
中等部に進学したら生徒会役員に入っていたので、忙しくなってしまったことから海外旅行は初等科の頃より短くなってしまいましたが……
ちなみに私は幼稚園からのエスカレーター式の学校に通っていますので、ほとんどは幼稚園からのつきあいの人がほとんどです。
初等科からのつきあいの人もいれば、中等部からのつきあいの人もいますので、友人はどちらかと言ったら多い方です。
私の家でホームパーティーを開催したり、誕生日はたくさん親戚も呼んで、とても賑やかな雰囲気でお祝いしてくださりますわ。
あとは……小さなことですが、大きな事件や重大な問題などがなく、心穏やかに過ごすことが一番の幸せです。
その方が私はもちろん、みなさまにとっても幸せだと思うのです。
な、なんか……ちょっと恥ずかしいですわ。
そんな私ですが、まもなく高等部に入学しますが、少し目論んでいることがございますの……
2026/06/10 本投稿




