1/3
友達
友達
「ひなたぼっこしてるのかぁ〜」
窓際にどっしりと座って、しっぽを振っている愛猫のルルに話しかける。
いつもなら話しかければ「にゃ〜」っと返してくれるのに、その姿は真剣そのもの。
窓の外を真っ直ぐと眺めている。
「日差しはないのに、何か見てるの?」
僕は隣に座って一緒に窓の外を眺める。
ルルは未だに真っ直ぐである。
「もしかして、外の世界が恋しいのかぁ」
そこでルルはこちらに睨むような目を向ける。
僕は頭を撫でる。
そして、僕は立ち上がりながら告げる。
「わかった、じゃあ僕が代わりに外の世界を楽しんでくるよ」
僕は玄関の扉に手をかける。
「にゃ〜」
そこでやっと返事がくる。
「じゃあ行ってくるね、帰ってきたらたくさん外の話、聞かせてあげるから」




