表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
乙女ゲームのバッドエンド絵師、ゲーム世界に転生する 〜バッドエンドしかない世界で、運命を捨てる〜  作者: SUN3
漏えいの噂

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

51/96

第六章 始まり

5時30分と17時の2回更新しています。

よろしくお願いします。


本日も読んでいただきありがとうございます。

もし楽しんでいただけましたら、ブックマークや下の★から評価をいただけると励みになります。




エーデル男爵家の応接室。


午後の柔らかな光が窓から差し込み、丸いテーブルの上には紅茶と焼き菓子が並んでいた。


ロゼッタは椅子にちょこんと座り、右腕に二つ、左腕に二つ――ごつい金属のバングルをつけている。


その重そうな腕輪を、指でくるくるといじっていた。


ロゼッタ「……」


小さく唇を尖らせる。


向かいに座る父、ハインリヒ・エーデル男爵はその様子を見て、ふっと笑った。


「宰相家での新年の挨拶。立派だったよ」


ロゼッタは視線を落としたまま、ぽつりと言った。


「……可愛くないって」


バングルを少し持ち上げる。

金属がかすかに音を立てた。


母、マルガレーテ夫人が優しく声をかける。


「ロゼッタちゃん」


ロゼッタは少し顔を上げた。


「でも」


少しだけ胸を張る。


「勇者の腕輪だから、カッコいい」


小さな拳を握る。


「カッコいいって言わせてみせる」


ハインリヒは紅茶のカップを置いた。


そして穏やかに言った。


「強くなったね。ロゼッタちゃん」


ロゼッタは少し驚いた顔をする。


次の瞬間。


マルガレーテが立ち上がり、そっとロゼッタを抱きしめた。


「ロゼッタちゃんは、とても素敵よ」


ロゼッタは少し照れたように笑った。


四つのバングルが、かすかに触れ合って小さな音を立てる。


エーデル男爵家のお茶会には、今日も穏やかな時間が流れていた。

5時30分と17時の2回更新しています。

よろしくお願いします。


ここまで読んでいただきありがとうございます。

もし楽しんでいただけましたら、ブックマークや評価をいただけると励みになります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
検索用タグ 乙女ゲーム、悪役令嬢、バッドエンド、ハッピーエンド、異世界転生、魔法、貴族社会、主人公最弱スタート、孤児主人公、バッドエンド回避、男爵令嬢、宰相の息子、転生者、コメディ、会話多め、転生者同盟 異世界転生 乙女ゲーム 悪役令嬢 学園 魔法 群像劇 政治 貴族社会 中央集権 政略結婚 バッドエンド シリアス ダーク 転生者複数 女主人公 人間ドラマ 成長
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ