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50 じぇねれーしょんギャップ

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 チュンチュン、チュンチュン、朝チュン。


 昨日お兄ちゃんの結婚するよ話を聞いたせいか寝ぼけ眼で聞こえてきた鳥の鳴き声で、変な連想をしてしまった。


ワンワンワン!


犬達の吠え声も聞こえてきた。外から聞こえるから悉平さんとうちのクロさん、それとももちゃん。アーモンド君は室内です。

それぞれの飼い主がモゾモゾ起き出して様子を見に行く。うちはたぶんお父さんが行ったはず。


「・・・!・・・・・!!」


外が何か騒がしい。目を覚ましてお布団のうえで起き上がる。常夜灯でぼんやり明るい室内のそこかしこで起き上がる人達が見てとれる。

 

「うぇ~、何時なの~?」


廊下をバタバタ走って来る音がして男子部屋がにわかに慌ただしくなった。これは起きねば呼び出しがあるやもしれん。

 ささっと『コインランドリー』を自分にかけて身綺麗にしてから治癒師の装備であるナースシリーズを身につけて仕度をすますとタイミングを見計らったようにお兄ちゃんが女子部屋のドアをノックした。


「瑞、起きてる? 仕度して出てきて」


 ドアの外で呼ばれたので隣ですでに起きていたお母さんに行ってくるねと声をかけ廊下に出た。


「おはようお兄ちゃん。なんかあったの?」 


「ん、まぁ、なんて言うか。一言では説明しにくいんだ。見た方が早い」


 なんだそりゃ?


 首をかしげつつ玄関から出ると夜と朝の境い目、日の出前の白みはじめた砦の上空、外部からの侵入防止の結界の上になんかいた。茶色いバスケットボール大のモノが鈴なりに。


「お兄ちゃん、アレなに?」


「何に見える?」


「わたしの知ってるのだったらあんなに大きくはないかな~」


「鑑定すればはやいだろ」


 いつの間にかいたのか塩田が隣に立っている。


「おはよう。んでは『鑑定』」


 (すずめ):スズメ目スズメ科スズメ属に分類される鳥類。

 

 全長約14-15cm。体重は18-27g ※日本では鳥の大きさ等を比較する場合の基準となる「ものさし鳥」と呼ばれる基本種となる


 雌雄同色。成鳥は頭部が赤茶色、背中は褐色で縦に黒斑があり、翼に2本の細い白帯がある。頬から後頸、腹にかけては白色をしている。耳羽および目先から喉は黒い。くちばしの色は黒色


 備考:魔素を含んだ植物を摂取したことにより魔鳥へと変化したもの。食用可。美味。テイミング可


 

 あーやっぱり『すずめ』かー。でもなぁ、あの大きさはないわ~


「うん、やっぱりすずめだった」


「ほぉ、雀か。焼き鳥にでもするか」


 え!?


「いいなぁ、昔は伏見稲荷んとこでよく食ったが最近じゃとんとご無沙汰だったもんなぁ」


 三花パパ(保孝)と棟梁が上を見上げて喋ってる。


保孝「甘辛のたれで山椒振ってな」


棟梁「だな、あんだけでかいとバラすのも楽だな」


保孝「俺はすずめバラすのはヤったことねぇんだけど、鶏ならあんだけど」


棟梁「あれだ、すずめはちっせえから火鉢さ入れた鉄串ば(ケツ)から入れて捻りゃ中身抜けっから。だけんどあれなら鶏とおんなしで頭落とせばええやろ」


 なんかナチュラルにおっかない話してる~


棟梁「したら湯ば沸かせねぇと、毟んのにいるやろ。おい!八重! 湯沸かせや」


保孝「瑞ちゃんあれ食えんだろ?」


「ほへッ!? えっぇ~と大丈夫です。美味って出て」


「「「喰うのかよ!」」」


昴さん健ちゃんテッちゃんのツッコミが入った。


保孝「わんでどうする。貴重な肉だぞ」


「そうねー、大丈夫よ。お肉になってしまえば気にならないわよ」


え、初瀬のおばあちゃんまで!?


「何羽ぐらい落としますか?」


お父さんなに当たり前のように空気銃装備してるのさ!


「いやいやちょっと待ってください、衛生的にどうなんですか?」


 おおぉ! 常識人浩志パパさんがはやる年配組に待ったをかける。


「昔はすずめもイナゴもカエルだって食べたものよ」


 八重子おばあちゃん、すずめもイナゴもカエルも食材なんですか!?


「うちの兄貴のとこはいまだにうさぎは家で〆てるよ」


 お父さん~、確かに山形の伯父さん所では冬に食べるうさぎを飼ってたけど・・・


「ぃや~、もふもふはペット~」


 由貴ちゃんが涙目になってる。















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