春になったら
OFUSE始めました。
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ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。
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さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
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冒険者が増えてきた。人間の冒険者が一気に来た感じだな。質が良いのか悪いのかは解らないけど、とにかく沢山の人間の冒険者がやってきている。獣人の冒険者も来ているから、必然的に野宿が増える。そうしたら宿屋の金額が上がる。まあ、悪い事では無いからね。野宿が居なくなるまで値段を徐々に上げていけばいいんだから。……野宿なんだけど、冬は流石に寒いんじゃないかなって思うんだけどな。雪が降っているし。温かい物も無いんだろうしさ。俺に言ってくれれば作るけど、お金は必要である。稼げない冒険者は無視すれば良いけどな。稼げる冒険者だけ残ればそれで良い。
「ジャックフロストはまだまだいけるだろ? 結構な数が集まっているけど、どんどんと納品してくれればいいし。妖精の羽はどれだけあっても良いからな。この時期しか稼げないんだ。どんどんと納品してくれ。値段は上げられないが、春からはちょっと遠征に付き合ってもらうし、給料は弾むからさ。春になったら、Aランク冒険者になった獣人の冒険者を30人くらい集めてくれ。亡者の鉱山都市ベルンケラーまではいけないだろうけど、死属性の素材が取れるところまでは行きたい。そうしたら、武器を作るから、今度はもっと奥地に行ってって感じで、どんどんと奥地に行くからさ。最終的には、鉱山都市なんだから、金属の採掘が出来れば良いなと思っているんだ。何の金属が掘れるのかは知らないが、少なくともミスリルは掘れるはずだ。もしかしたらオリハルコンも掘れるかもしれない。それらを使って武器にしてもらえれば、冒険者としては上がりと考えてもいいんじゃないか?」
「その計画は何度も聞いているが、本気で行くのか? まあ、本気なんだろうが。とりあえず、野営の準備はしておくし、該当する冒険者にも声はかけておくけどな? 宿代も出してくれるって言うし、依頼として出してくれるって言うんだから、受けない理由もないんだが、結構厳しい戦いになるんじゃないのか? 詳しい事は知らねえが、魔物も強いんじゃねえのか?」
「いや、魔物はそこまで強くはない。まずは外周部分から攻めるからな。外周部分の魔物は、それこそグレイズベアよりも弱いんだ。そういう雑魚を倒しつつ、武器を手に入れて、徐々に攻略していくって感じだな。俺の武器も強くできるのであれば、強くしたいとは思っている。けど、これ以上の武器をってなると、相当な金属を手に入れないといけないし、そうなってくると、ベルンケラーまで行かないといけないだろうから、俺の武器はとりあえずは良いかなとは思っている訳で。それよりも、オーロンドたちの武器をどうにかしないといけない訳だ。今はサラマンドラを倒すのに適した武器にしているが、ベルンケラーは死属性だ。だから、聖属性の武器が必要になってくる。それを入手するためにも、遠征は必要だ。錬金鉄はこっちで何とかする。それを武器にしてもらって、何度も何度もベルンケラーを目指してもらう。とりあえず、秋ごろには到着したいとは思うんだよな。それで、出来れば、クレメンティア子爵家と協力して、ベルンケラーの近くにキャンプ地を用意したい。駐屯地を用意したい。そこを拠点にする事で、死属性の素材を大量に用意できると思うんだよな。そうなってくると、色々と助かるんだよ。俺の目的の1つも達成できるしな」
「なあ、聖属性の武器って簡単に言うが、教会が囲ってなかったか? 聖属性の狩場って、王宮が確保している分もあるだろうが、それ以上に教会が自分たちの場所だって確保していたような気がするんだが……」
「そうだ。普通は聖属性の素材は入手が難しい。その辺はこっちで何とでもするからな。死属性の素材があれば、聖属性の素材を作ることが可能だ。それをしてしまえば、こっちのものだ。とにかく、死属性の素材を手に入れることが最優先だ。それが出来たら、聖属性の武器を手に入れたようなものだからな。……まあ、それは俺のユニークスキルに関わってくるんだけど、ちょっと特殊なユニークスキルなんだ。それを使って聖属性の素材を調達する。まあ、出来ない事もあるが、聖属性の素材を入手する事は可能だ。その辺は心配しなくても良いからな。俺が何とかする。何ともならない場合は、まあ、ごり押しをするだけなんだけど。そんな事にはならないとは思うぞ。何時でも何処でも使えるって訳でもないんだけど、こういう時には使えるユニークスキルだからな」
反転のユニークスキルは反則だ。普通は聖属性の素材なんて手に入らない。国と教会が確保してしまっているからな。良いポーションを作ろうと思うと、どうしても聖属性が必要になってくるんだ。特に部位欠損をなんとかしようと思うと、聖属性のポーションが必須になってくる。その所為で、国も教会も独占をしているんだからな。お抱えの錬金術師を使って、そういった高額なポーションを量産しているはずだ。戦争で使ったり、信者獲得に使ったり、色々とやっているらしいが、そんなものは俺たちには関係ない。でも、聖属性の素材は欲しい。俺みたいな反転のユニークスキル持ちじゃないと厳しいとは思うけどな。普通には素材が流れてこないし。
素材の研究をするのであれば、国に所属するか、教会に所属するかしか無い。俺みたいに死属性を聖属性に反転させることが出来るのであれば、色々と出来るんだろうが、反転のユニークスキルは珍しいらしいからな。師匠も探したと言っていたが、居なかったって話だし。奴隷で探したらしいが、結構な数を当たったらしい。それでもいなかったんだから、かなりのレアなんだ。そもそもユニークスキルが他人と被ることの方が珍しいからな。ユニークスキルは、数で言えば1億を越えると言われている。明確に数えたわけではないんだけど、そのくらいは数があるんだそうだ。なんでも、剣術と剣士でユニークスキルが微妙に違うなんてこともあるんだから。同じような名前で、微妙に違うユニークスキルが多数存在する。だから、自分と同じユニークスキルを持っている人と出会う確率は、かなり低いらしい。汎用的な剣術とかなら、まだ会えるらしいが、珍しいユニークスキルになると、同じ場所に集まるって事がまず無いって言われている。
そもそも自分のユニークスキルを喧伝する人は居ないからな。基本的には切り札的な運用をするものなんだから。秘匿して然るべきものなんだ。まあ、言っても何も得になることは無いからな。知られてしまえば、誘拐されて、非正規奴隷にさせられるのが関の山だ。有用なユニークスキルを持っていると、あり得ることらしいから。そんな事をしてどうなるんだって話ではあるんだけど、それで利益を得ている奴らも居るんだから始末に負えない。特に植民地では、そう言う事が横行しているらしいからな。こっちではそんなにらしいけど。
「とりあえず、武器やその他はこっちで用意する。だから、行けるだけの余裕と実力を何とかしてくれ。ベルンケラーの奥地は、結構強い魔物が徘徊しているとは思うからな。流石にサラマンドラよりも強い魔物が居るのかどうかまでは解らないが、推定そういう魔物よりも強い魔物が居てもおかしくないと思った方がいいぞ。死属性が溢れ出ている場所だからな。かなり強力な魔物が居てもおかしくはない。強力な魔物を倒せれば、こっちの装備の質も上がっていく。それで何とかして、奥地に辿り着ければ良いんだよ。まあ、心配する事はない。全力で戦わないといけない様な敵は、中々いないとは思うからな。戦ってみて、大丈夫そうなら、クレメンティア子爵家に、拠点を作って貰うから。そうすれば、色々と出来る様になるし。死属性の素材を大量に入手する事が出来る。……そうなれば、国からも支援が期待できるからな。死属性の素材は、国も集めているんだ」
「そうなのか? 聖属性を集めるなら解るんだが、死属性も集めているのか? なんでまた集める様な事をしているんだ? でも、そんな場所を国が確保しているなんて聞いた事が無いんだが」
「死属性の狩場で国が管理している場所はある。そこから死属性素材を持ってきて、ホムンクルスを作らせているからな。死属性の素材が無ければ、ホムンクルスは自壊してしまう。だから死属性の素材は結構使うんだよ。まあ、メインはホムンクルスを作って、戦争で使うんだけどな。痛みも感じないし、恐怖も感じないから、訓練してやれば、ある程度の強さになってくれるんだ。それを敵にぶつける。そうすれば、多少の戦果は得られるからな。戦争を継続していくのであれば、ホムンクルスは大量に必要な筈なんだ。そうなってくると、死属性素材は絶対に欲しいはず。だから、国にも高く売れるんだよ。そういった場所を確保しておけば、国からの覚えも目出度くなる筈だ。国に恩が売れるのであれば、どんどんと売った方が良い」
「なるほどなあ。ベルンケラーに拠点を作るって事は、死属性の素材を集めることになる訳だ。それで国に卸せば、それなりの利益に繋がるし、クレメンティア子爵家に取っても、国との繋がりが出来るって事か。それなら他の貴族家に潰される危険性も無いし、もしもそう言う事があっても、国が守ってくれるってか。まあ、悪い事じゃあ無いよな」
「そう言う事だ。味方は多い方が良い。敵は少なく、味方は多くだ。何をするにしても、やっかみなんかがあるだろうからな。それに、亡者の鉱山都市ベルンケラーは、鉱山都市だ。金属が取れる。有用な金属が取れる場所は少ない。ベルンケラーに何処までの金属があるのかは知らないが、定期的に採掘が出来るのであれば、それはした方が良いからな。廃鉱山になっている可能性もあるが、まだまだ金属が残っている可能性もある。鉱山開発をするだけでも、クレメンティア子爵家にとっては、利益になるんだよ。……まあ、獣人の兵士が何処まで鍛えられているのかが問題だけどな。身体能力強化魔法の第二段階までは熟せないと厳しいとは思う。下手をすれば、第三段階まで熟せていないといけないかもしれない。まあ、その辺も調査をしてみてからだけどな。予定としては入れておいてくれ。何処までの魔物が出てくるのかなんて、解らないんだからな。近年では、そこまで行った人がいないんだから。昔はどうだったのかは知らない。けど、長らく放置されているんだから、結構厳しい場所なんだろうとは思う。開発が容易なんだったら、ボッテンハイム子爵家が国に召し上げられて、国主導で開発されていただろうからな」
「……なんつうか、魔物の強さが解らねえってのが不安要素でしかない。けどまあ、何とかはしてくれるんだろう? それを信じて何とかするしかないわな。人数に関しては任せておけ。選りすぐりのAランク冒険者を用意してやるからよ。俺たちも行くし、怖いとは思わねえ。何かあったら撤退すりゃあ良いだけの話だからな。厳しいって感じなら、逃げ帰ってくれば良いんだ」
「そう言う事だな。逃げ帰ってくるだけの時間は確保できる。それは俺の方で確保する。まあ、ある程度の素材は欲しいとは思うけどな。どれだけ強いのかは知らないが、勝てない相手では無いと思う。俺たちで勝てないなら、誰も攻略出来ないって事になりかねないんだ。俺の師匠が10人くらい必要になってくるかもしれない。そんな出鱈目な場所ではないと思うんだよな。過去にも誰かが挑戦しているはずだし。全くの未開地って訳ではないはず。ある程度は攻略されているとは思うんだよな。過去の人だって、狙わないって訳がないんだし、名前が残っていると言う事は、そう言う事でもあると思うからな」
ベルンケラーって名前も残っていないのであれば、警戒しないといけないとは思うが、名前が残っていると言う事は、誰かが探索したと思ってもいいんだよ。誰かしらが探索はして、拠点には向かないなって思ったんだろうな。結構な奥地にある訳だし。まあ、これ以上村を押し上げることは難しいからな。これ以上村を押し進めていけば、何処かで魔物の大暴走を引き起こしかねない。それは望むところじゃない。何とかなるとは思うが、そんな危険な事をしたいとは思わないんだよな。……奥地に拠点が作れれば、それで十分だとは思う。食料に関しては、グレイズベアを食べれば良いんだし、そこまで心配する事はないとは思う。兵士を駐屯させて、死属性の素材を定期的に入手できれば、結構いい事だとは思うんだよ。国にとっても利益になるからな。協力はしてくれると思うんだけどな。
まあ、出来る限り、獣人だけの手柄にしたいとは思うんだけど。その方が色々と交渉ごとに強くなれるだろうしな。シレバクリームの件もあるし、この領地なら、発言権を大きくすることは可能だとは思うんだよなあ。俺はそう思う。恵まれた土地だとは思うぞ。狩場も良い場所があるんだし、必要最低限のものはあるんだしさ。獣人たちが、成り上がるためには、このくらいはしないといけないとは思う。人間に出来なかったことをやらないといけないと思う。そうじゃないと認めてくれない人もいるだろうからな。頭の固い連中も居るって事なんだよ。皆が皆、獣人を受け入れてくれる訳ではないって事ではある。
そういう奴らは、成果で黙らせれば良いんだ。大きな成果を出せばいい。無理ではないと思う。やってやれない訳ではないとは思う。拠点を作るにしても、俺も協力できることはするしな。俺だって死属性の素材は欲しいんだ。手に入れないといけないんだよ。それが師匠から課されたミッションなんだから。……他人には言えないけどな。まさか酒を作って寄こせと言われているなんて、口が裂けても言えないんだけど。そんな事のために、貴重な死属性の素材を使うんじゃないって言われそうだからな。まあ、怒られるのは俺ではない。怒られるとすれば師匠だ。……師匠に文句を言える人が、どれくらい居るのかは知らないけど。結構偉いんだろう? 3賢って言われているくらいなんだしさ。詳しい事は知らないけど、偉いんだろうとは思う。国内限定なのか、他国にも知られているのかは解らないけど。錬金術師としては、トップ層であることは間違いないはず。師匠も大概出鱈目だからなあ。そんな感じだから、ある程度の権力を持っていても、おかしくはないと思うんだよ。
そんな訳だから、春になったら1回だけでも良いから、ベルンケラーに行っておきたい。行って状況の整理をしないといけないとは思う。何処までやれるのかを決めないと。出来る範囲でしかやるつもりはないんだ。出来ない事を無理やりやろうとすれば、絶対に無茶が祟る。引き際は弁えないといけない。全力で行くが、拠点を維持するのであれば、全力ではいけない。ある程度の余力を残しつつ、維持できる範囲で何とかしないといけないんだ。それの調査もしないといけないんだろうなって。まあ、春になったら、だけどな。そのくらいの準備期間は必要だとは思う。出来ることを出来るだけやるんだ。それでとりあえずは何とかする。




