第2話 『光るものを感じたから』
第2話 『光るものを感じたから』
「マ、マジですか......」
俺の目の前には自らを神と名乗る少女、エクシアがいた。
神様は自分を強力な「神器」に変身させることができる力を持っているのだが、さっきモンスターに襲われていたところを助けてくれたのは神器《聖剣エクスカリバー》に変身していたその少女、エクシアだった。
まぁ自分の目の前で実物見せられたら信じるしかないよな。
「ところでライト、あなたにお願いがあるの」
エクシアは急に真剣な表情になった。
「お願い?」
「私の「神器」の力を使って亜神達の討伐に協力して欲しいの」
亜神......あ、最近ギルドでも話題になってたあの亜神か。
Sランクの冒険者でも相手にならなかったっていうかなりヤバイらしい。
「亜神って最近ギルドでも問題になってるあの亜神か?」
「そうよ、まぁSランクの冒険者でも歯が立たないのは当然でしょうね。神器の力は使えないけど亜神も一応神様だし、私達神と同等の戦闘力はあるからね」
それから詳しく話を聞くとどうやらその「亜神」とやらは、元々は神様だったのだが我が道を行くと言わんばかりに正しき神の道を踏み外した神......要するに神様のヤンキー的な存在らしく、亜神は神をやめているので神器の力は使えないらしいのだが、元々は神様だったので神様と同等、もしくはそれ以上の戦闘力、能力を持っているらしい。
あまり詳しいことは下界の人間である俺には分からないがまぁ細かい事はいいだろう。
「Sランク冒険者でも歯が立たないのに底辺のDランクの俺には無理なんじゃないか?」
「バカね。ライトは私を誰だと思ってるの? 私は神様よ。《聖剣エクスカリバー》の力があれば問題ないし、ついでに亜神討伐を手伝ってくれるなら私がライトを鍛えて最高のGSランクにさせてあげるわ。さぁやるの?やらないの?」
そういってエクシアは俺にしりもちをついていた俺に手を差し伸べてきた。
「おぉー! やる! やります亜神討伐!」
俺はエクシアの手を取り立ち上がった。
「決まりね。じゃあ早速情報収集のために王都のギルドへ行きましょう」
「よし、そうしよう。......なぁエクシア、なんでこんな弱小冒険者の俺に力を貸すことにしたんだ?」
するとエクシアは優しく微笑んで
「剣をふっ飛ばされても諦めなかったライトの勇気に何か光るものを感じたからよ。ウフフ」
そう言うとエクシアさっさと歩き出した。




