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三本目【???の筆】

 それでは色々ぶちまけましたが、ラスト一本。

 ここまで残った三本の中でサイズが【最も大きい】三本目の筆の御紹介といきましょうか。


 では……早速ラベルをっと……ベリリッ。



「おお……これが最後か」



 私の心の中のラストの筆。

 そのラベルの下に隠されていた題はこれ。


【執筆継続】


 はい、最後の生命線【執筆継続の筆】です。

 文字通りこれを折ってしまえば全ては水泡。

 人を惹きつける才能は無い、評価に伸び悩み足掻いてもみてもそこまで伸びず、自問自答する中でドンドンとモチベを失い、執筆速度は低下。



(もうここまで折ったんだ……やるしかない)



 そう思い私はその筆の元へ近づきました。

 そうして……本当に最後の希望となるであろう【その三本目】の筆に手をかけたのです。


 所詮、こんなメンタル雑魚作者が消えたところで誰も困る事は無い。どこまで偉そうな言葉を連ねても結局のところ私は口先ばかりの無名の作者。


 今更一人くらい【なろう】から脱落した所で誰も気には留めないでしょう。所詮は何も成し遂げられずに散るだけでのへなちょこですから……。


 だからこそ。



「……思えば短い投稿期間であった……あの処女作を出す前のワクワクしていた頃が懐かしい……だが、もう私はきっとあの頃へは戻れないだろう……だってこんな現実を目の当たりにしたのだからな。よし、では最後の一本も折る事としよう……これで【なろう】ともお別れだ」


 まるで死ぬ直前の如く。

 走馬灯を見るかの様に思い耽りながら、残る三本目を折る事にしました……。




 ですが……。




「フンギギギギギギギ! ゼェゼェ……へぇ? フンギョォォォォォォォォォォォッ! ハアハア……あれ? なんで“折れない”の?」


 ……残念ながら。


「ンッ!? この筆「太い」ッ! ッッボボボボボッ!ボゥ! ブオオバオウッバ!? バキッ!(脱臼した音) アガッ!? だずげて! 腰ガ! 腰ガ痛イッ!(某溺死の棒ちゃん風)」


 脱臼しかけました。

 そうです……どう頑張ってもダメでした。

 どうやっても……この筆だけは”折れなかった”のです。


 最初に私はこの三本の筆の大きさを【大】、【中】、【小】と単純に筆の大きさの表記致しました。


 しかし、あくまで大・中・小であって、この大サイズの【執筆継続の筆】だけに限って完全に別物。他の小サイズ、中サイズとは比較にならないまるで【巨大な柱の如く】別格すぎる、とんでもない馬鹿デカさだったのです。


 例えるならウサギとマンモスくらいですね。

 同じ【生物】というカテゴリでは同じですが、種族、質という時点で明らかに違いますよね。



「…………そっか……私はまだ書きたいのか……」


 そこで私はある事に気が付きました。

 そう……ここまでの敬意を考えてみればこれまで執筆出来たのは、曲がりなりにもその【ブクマ100】の達成感、そして色んなユーザ様に支えられてきたからこそ、ここまで頑張ってこれたのです。


 長くもそれなりに納得のいくオチで纏める事が出来た海の漢をテーマにした四章。ギャグメインの幕間の物語など全ては既存の評価のおかげだったのだと!


 そして……ここでさらにもう一つ。


「そういえば……こんな作者様がいたな……」


 前話にて書籍化作者がどうのこうの抜かしてましたが……私の背中を押してくれる紛れも無い事実として、こんな書籍化の実例もあるのです。


 それは、この度ネット小説大賞にて見事受賞された【ウィル様は今日も魔法で遊んでいます】の【綾河ららら】様であり、このお方は元々、前年度の11月上旬でブクマ200を突破された方です。


 所謂、初期ブースト等で凄く上がった訳でも無い。

 テンプレチートでのし上がった訳でも無い。

 まして、これは違反行為であり実際に行っている人がいるかは不明ですが、サブ垢で評価をあげたり、レビューを作ったりする様なズル行為をした訳でも無い。



 ですが! このお方は半年に渡る執筆の継続。

 さらにコツコツと質を重視した文章を書く事に専念された結果、功績を認められ【レビュー一件】が入った事により人気が急上昇したのです!



 まさに【実力と継続力で書籍化】を勝ち取ったという実に分かりやすく尊敬できるお方です。

 そしてこんな方こそ我々の様な多くのなろうユーザの希望となりえる存在であり、私もいつか誰かにこの連載中作品【スローライフは許されない】を認められて、大人気になり書籍化デビューしたいと感じました(小並感)



 まあ……ですがどこまでいっても私は所詮”才能ナシ”なので、そもそもスコップされる事もないかもですが……それでもここまでブクマを付けてくださったユーザ様が『この作品、ブクマして良かったわ』と思える様にある程度納得のいく部分まで書き進めたいと思います。


 ですので、現在執筆力はかなり低下し、時間はかかるかもですが必ず書き溜めをして、また復活し連日投稿出来ればと思っていますので、最後の筆を折るギリギリまでお付き合いいただければ幸いでございます(´▽`*)



 ―― ―― ―― ―― ―― ――


 ではでは、ユーザの皆様……。


 こんな独善的で、偉そうな口を叩き、まだ数百万字も書いておらず、レビューも貰っておきながら贅沢ばっかり言って、変な例えばっかりして、書籍化作者様への嫉妬ばっかで、才能もろくに無い癖に何処か悟った気になって、たまたまブクマ100いったからって調子に乗ってこんなエッセイを書いてしまった私に、ここまでお付き合いくださいましてありがとうございましたm(_ _)m


 以上、ブクマ100超えの作者の愚痴でした。

 元々気持ちの切り替えをしたかった、同じ苦しみを背負う人からの共感を得たかった、こんな可哀想な作者もいるんだなと奮起してほしかった、腹黒い事を記せば【宣伝】もしたかったなど。


 これを記した理由こそあれこれありましたが、ひとまずこのエッセイの伝えたいのは以下。


【時々、才能の無さを実感するかもしれない】

【ニーズを理解して書いたのに評価が伸びない】

【煮詰まる己を情けなく思うかもしれない】


 けれども!


【その作品に自信が持てるなら継続する!】


 先述の事例としてそれなりの評価を得ながらも、継続していた作品が大きく評価される時だって来るかもしれない為、継続は大きな重要点の一つです。だって極端に言えば最低でも【10万字以上】無いと書籍化のコンテストにすら参加出来ないんですから、ここは大きな点です。


 無論ここは運が絡む要素だとも私は考えます。

 だからこそ、こればかりは不確かな事なので断言は出来ませんが、ならば運に左右される前にある程度の【目標】だけは持って執筆を続けられてみては如何でしょうか?


 例えばこの章が終わるまでに【ブクマ数○○いかなければ】即刻打ち切ってやる! みたいなそんなくらいの覚悟で書いた方がずっと健全で楽です。


 数億㎞離れた果て無きゴールを目指すより、強引ながらも終わりを身近に設定した方がやる気も気持ちはずっと楽だと感じられるからです。


 ですので、作者としてこれは面白いんだ、自分の書き方にあっているんだ! という具合にその作品に自信が持てるのならば納得のいくまで継続されてみてはどうでしょうか?

 有難い事にここはリメイクや修正も利くサイトです。最悪やり直しだって出来るのですから、お互いに頑張っていこうではありませんか!


 私は自分と似た境遇であり今もなお底辺からの脱出を目指して必死で足掻こうとする作家様、さらに特に壁にぶち当たってしまい【このエッセイ】を読んでくださっている皆様を応援する気でいますので! お互いに自分のペースで継続していきましょう! 良いアイデアが浮かび浮気しても構いません! この小説を書きたいというその執筆に対する思いこそ、モチベを維持する最後のラインなのですから!!


 それでは最後にもしよろしければ……このエッセイの評価であったり。

 何らかの感想を頂ければ幸いでございます。


 ではではこれにてさらばです(/・ω・)/


ここまで読んでくださりありがとうございました。

これにてこのネガティブエッセイは終了でございます。

色々現実的な面もありましたが、私は自分と同じく評価が伸びずに苦しみつつも努力して人気を勝ち取れるようになりたい方を応援しておりますので、これを読まれて共感してくださった方は特に共に頑張っていきましょう!! それではさらばです(/・ω・)/

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