635話
鎌の峰で双剣を捌きながら、鎌で攻撃を仕掛ける。全く使ったことがない武器なのだろう。動きが固く、どう扱えばいいのかまだわかっていないようだ。そのため防ぐことに集中し、攻撃には動かない。その間に双剣を騎士と挟む場所に移動をした。
刀に手をかけ、抜刀と同時に斬撃を放つ。カースウェポンを雨のように降らせる。それに対応し、全て落とされてしまった。狙いはそこだけじゃないけどね。カースウェポンが騎士の手に渡った。それに気力を纏わせ耐久値(カースウェポンの防御力)が上がった。
ここは賭けだったが気がついてくれてよかった・・・。気がついてくれなければ召喚した全てのカースウェポンをあのオーガに使うところだった。魔法を使ってくるのは剣のみならできることは多いな。マジックハンドを作り出す。無属性魔法のレベル6の時に覚える魔法だ。
その力は応用力の高さだ。小さな手を作り出すこともできれば大きな手も作ることができる。いろんなことができそうな魔法だ。張り手のように吹き飛ばし、壁に叩きつけ続けることもできる。魔力感知がなければ見えないことから、拘束も簡単にできる。
今の状況に適した魔法だ。そのマジックハンドを発動させた。今回は通常の手の大きさだ。地面を這うようにオーガの方向に移動を開始する。それに気が付かれないように斬撃を放ち、視界を上へと引き上げる。チラチラと魔術師たちの方を見ているが吸収されるとわかった以上、魔法を放たせるわけがない。
近接攻撃の手段を全員に持たせるべきなのか?対魔法使いの敵には戦えない味方になってしまう。それならチーフのように万能タイプの方がありがたいのかもしれない。そして手がオーガの下にたどり着く。俺の狙いは、その足元にあるカースウェポンだ。
それを手に取り騎士と打ち合っているオーガを目がけて空を移動する。そして足を掠る。精度が甘く刺さらなかったか・・・。だが、気が付かれてしまい。回転切りを発動し、武器の代わりになっていたカースウェポンは消えていく。なんとかその犠牲だけで手を守ることができた。
攻撃されていれば魔力を吸収されていたのは確実だったからな・・・。回転切りをしたことで、騎士に持していた方も消えてしまい、装備はまた大鎌に変わった。オーガを中心に放たれていた魔法が消える頃には、持っていたであろう片手剣が大剣に代わっている。
それを必死に引っ張ろうとしていたが、動かすことができないようだ。片手剣だったものが両手剣に変わったのだから当たり前のことだ。発勁で壁まで飛ばされ、魔術師がこれでもかと魔法を喰らわせられていた。
大剣を振り回すことができていても変わっていなかっただろうな・・・。大剣持ちのオーガとの戦闘経験はすでに積んでいる。その対策も変わらないだろう。そしてドロップはその持っていた大剣だった。
効果は魔力吸収、魔力解放、形質変化、ステータス強化弱(封印)、耐久値自動回復の効果を持っている。魔力吸収と解放はまあわかる。形質変化は吸収された魔力が一定の値にいくと見た目や重さが変わるようだ。どうやらあの最後に双剣から大剣に代わったようなものだろう。
ステータス強化弱は、最後の火と氷を纏っていた双剣状態の時にステータスが上がったというものだろう。正直よくわからなかった。かっこいいものが手に入ったなー。双剣を鍛えてみるか?
ありだな。魔力を大剣に纏わすことでも双剣に変わる。ずっと双剣の状態をキープできるのだからこれは大剣ではなく双剣として扱うべきだな。魔力解放をしなくても魔法を使えばその再現はできる。ずっと双剣として使うことができる大剣を手に入れたと考えればお得だな。しばらくは双剣の訓練だー!!
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