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解放戦 その4
平戸 勇次郎は空を飛んでいた。
別に彼は翼を持っているわけではないし、飛行魔法を使う魔法使いでもない。
彼が乗っているのはP-51 マスタング。第二次世界大戦最良と言われる戦闘機だ。
「おおっ。結構いるな。」
眼下の景色を見てそう呟く。
下の大地ではリエージュ国の兵士がなにやら大きな箱型の物体と戦っているようだ。
『あれが勇次郎の言ってた戦車?』
後ろを飛ぶもう一機のマスタングから質問がくる。
「そうだ。聞いた通りだぜ。」
「遠くて良く見えないなぁ・・・あ!奥にもう一台いる!」
「おっと、まだいるのか。」
後ろを飛ぶ少女、シャンベリーの言葉で2台目の戦車を見つける。
「戦車2台でも劣勢なのか。 あの魔法を使ってる奴らのせいかな。」
大きい方の戦車は敵の魔法使いから逃げるようにしながら攻撃しているし、小さい方は攻撃には参加していない様子だ。
『多勢に無勢ってやつ?』
「まあそんな感じだ。さあて、やられそうな戦車を助けてやるか! いくぞベリー!」
『おー!』




