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こんにちわ、マリア Je vous salue, Marie  作者: すずめのおやど


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お美代転生番外編・ないしょのかぞくりょこう

皆様には、こうしてご挨拶に及びますことは初めてかと存じます。


加賀前田家では槍の又左の異名を取りました利家の嫁でした件で、私の名を存じ上げておられる方も多数とはお聞きしておりますが、前田まつと申します。


Matu Maeda 芳春院 Thousand Suction. (Limit variables) 千人卒-可変能力制限者 Slut Visual 痴女外観 Kunoichi knights, Imperial of Japan court. 八百比丘尼国女性忍者騎士団 Governor, Imperial of Japan administrative bureau.Imperial of Temptress. 痴女皇国日本行政局長


で、皆様の世では私は加賀国に葬られておりますが、痴女皇国の世ではこの通り、ぴんぴんしております。


そればかりか、歳を重ねておらぬかのような若い身なりのままで過ごすどころか、ですねぇ。


当代の公方である家綱公、実は私が産みました。


そして父親は徳田滋光とかいう、どこの馬の骨とも知れない乞食坊主なのですがね、なぜか江戸城内は奥を含めてほとんどの場所に出入りできる不思議なことになっておりまして、出会う者全てが徳田様のことを上様とか言う、まことに摩訶不思議なことになってございます。


で、その乞食坊主の子でもある家綱ですが、実は孫ができとります。


ええ。


これ、じょすりぬ殿…いえ、じょすりん。


あなたも老中職なのですから、一応は幕政に参加を頂きませんと。


(小官はルーン大陸に赴任中ですよ…)


まぁ、これは仕方がございませんでしょう。


何せ、痴女のお国の重臣同士の仲でもある天狗の白姫様。


向こうの将軍に任じられるどころか、日の本がいくつ入るんじゃというくらいに大きい土地の治世を任されたとかで、大変だというのはお聞きしております。


じょすりんは、その白天狗の姫様に請われて、向こうをお助けに行く話になっております。


まぁ、もしかするとその新たな領地の近所に私どもが引っ越すかも知れぬそうですから、そうなれば近しい仲ともなるでしょうからね…。


で、御中﨟(おちゅうろう)扱いの側室でもあるじょすりんと家綱の間に産まれた綱吉。


なんで毎年毎年、私が米沢まで足を運んでおるのか、不思議に思っておったようです。


しかし、ですねぇ。


物心つくのが早いせいか、たった数度の米沢通いで、行くのが楽しみになってしまっておったのです。


しかしぃ…ええ、私とて存じております。


本当ならこんなこと、お供を何人引き連れるのかという大行事になってしまう、ということに。


更には、今や家綱の母どころか、痴女のお国の重臣扱いとなってしまった私です。


しかし、千両万両のお金を幕府の金蔵から出させるわけには行きません。


なんといってもこの米沢詣、幕府の公式の行事にするわけにはいかぬ経緯があるのです。


しかし、私にとっては絶対に必要な行事であるのもさりながら、ですね。


(おまつにとってだけやあらへんやろ。なんのためにまりやが、けいじろうやけらいをかんぜんに死んだことにせんとあの石かんの中にいれとるんかさっしたれや)


ええ、おかみ様の口利きがあったため、毎年こうして「とある時期」に米沢へ向かうことができるようになったのです。


そして、これが平易となった、もう一つの理由。


江戸から北へ東へと向かう鉄の道、米沢を通じて秋田の方まで伸ばされました。


これを使いますと、米沢までは半日とかかりません。

https://novel18.syosetu.com/n5728gy/195/


そこで、お忍びの家族旅行の体裁で、「こっそり日帰りで抜け出す」ことを認められた経緯があるのですよ。


で、卯の時明け六つ…南蛮の時で六時前となる早朝の原宿停車場の特別乗降場とかいうところから、乗り込ませて頂きましたれっしゃ。


この後、東京駅に到着しますと六時十五分発の特別急行翼號・会津號となりまして、米沢には巳の四つ…九時を回ったくらいには着くのです。


--


で。


米沢の停車場に着いた私と徳田様、そして家綱と綱吉は町民の一家四人を装った身なりで乗降場に降り立ちます。


降り立つのですが、若い殿様らしいお方が無言で出迎えております。


いえ、和装ではございますが、老齢の仙人のごとき風体の唐人と、顔はにておれど明らかに日の本離れしたすらりとした姿の姫君と、その子息らしいお子も。


そればかりか、私どもの背後にはいつの間にか、女性が一人、静かに立つのです。


(定勝殿、密かなる出迎え、毎々恐縮に存じます…悟洞、伽子さん、慶三郎(けいざぶろう)慶四郎(けいしろう)…息災でしたか?)


で、一見すると老齢の仙人に思える人物ですが、間断なく隙を見せぬ足運びで、私どもの先導を務めるのです。


(おまつさま…今般は佐竹の殿と、酒田本間の当主、そして伊達の殿が付き添いまする…)


(まぁ、徳田様と私らが来ておるのに何もなしでも仕方なきことですわね…)


ええそうです、近隣国の国主がこっそり、私どもの後を随伴してくるのです。


ですが、これはお忍びの旅ですよ。


ただ…米沢の驛の前におった馬。


一頭は白に近い銀色の毛並みで、それが野風と呼ばれておりますし、痴女のお国の本拠の島で私や飼い主と共に暮らしておって顔馴染みではあるのですが。


ですが、もっと顔馴染みな馬のもう一頭が問題でした。


そう、かつての飼い主には松風と名付けられた黒い巨馬なのです。


そして、この松風が来ておるだけで町衆の注目を集める上に、かつての飼い主に関わる来客があったことが知れてしまうのですよ。


まぁ、これは出迎えのためでありますから、仕方はございませんでしょう。


そして、馬の脇に控えておった若武者が私どもに黙礼をいたします。


(母お船が老齢につき、拙者が参りましてございます…)


(景明殿、兼続のお殿様の喪中ですのに申し訳なきこと、恐悦至極に存じます…)


(景明、松風と野風の番、大儀であった…悟洞に代わって良し)


(は、定勝様…仰せの通りに)


そう、金悟洞という老人に見せかけた唐人は、かつての倭寇の残党で、これから向かう場所に葬られたお方の家臣でもあった立場の人物です…そして異国の姫君であることを隠すに隠せぬ伽子(ときこ)という御仁も、そのお方の最後の妻とでも申し上げるべき存在でした…。


(おまつ殿、今日はいかがな配置にて…)


(慶三郎と慶四郎を松風に。野風は伽子さんがお座りになって。うえさ…そこの乞食坊主な方は歩かせます)


(ううううう)


(承知)


ええ、心話でこそこそ話をしておりますが、この悟洞という人物や伽子さん、私とも顔馴染みなのです…。


で、慶三郎と慶四郎が鞍の前に乗って、私がその後ろに横座りしても十分に大きい鞍が付けられておるのですよ、松風…。


よろしくお願いしますよ、と松風の頭をひとなでしてから、慶三郎と慶四郎を乗せていきます。


そして最後に、私がちょこんと座って準備、完了。


馬丁役の悟洞の先導で、松風が進みます後を、なぜか馬丁めいた位置で徳田様が横を歩く野風がついてきます。


(伽子様も用立て、不都合ございませんかね…)


(いえ…捨丸の伝手で、都の商人に預けた金子からの利子も頂いておりますし、二人育てるには充分でございます、毎々のお気遣い、有り難う存じます…)


つまり、このお二人と二人の子の養育については、幕府も面倒を見ているのですよ…。


そして私どもは米沢の町の外れにある、とある小さな館に着きます。


玄関の土間は馬房を兼ねる作りになっており、出入りの口の上には「庵夢一」と書かれた屋号表札が掲げられておりますが、この筆は徳田様の祖父のとある狸な内府様懇意の達筆者…尾形光琳様のご縁で、本阿弥光悦様に筆を取って頂いたのも存じております。


ええ、今は日光東照宮に祀られた存在である上に、私のこともようご存知なとある神君(おたぬきさま)が存命の時に、米沢へ居を構えた件で贈られた経緯も。


(慶次郎殿は大層気に入ってくれたようじゃな)


(というか祖父様、毎年の米沢詣はおまつさまの強いご意向としても…)


(竹千代。お主が出家を装っておる件ではわしも本来、少しばかりは説教したいのだが…まぁよろしい、家綱と綱吉の守りくらいはきっちりと務めよ…)


(ひいいいいいい)


ああ、哀れ徳田様。


毎年の神有月の催しに出る立場となられた祖父様からは、監視対象とされとるのですよ…。


(まぁ何じゃ、慶次郎殿やお付きの者たちは()()()に来ておらぬのがいささか寂しいが、現世(うつしよ)でのお役目を見越しておるのはまりや殿からもおかみ様からも伺うておるでな、おまつ殿には迷惑をかけるが、よろしく頼む…)


(ところで権現様、うちの又左、何か申しておいでで)


(寿福院殿に面倒を頼んでおる故に、わしのところにはあまり顔を出されぬな。ま、正室に睨まれぬようにとは申しておこう…)


つまり、あちらに旅立ったうちの亭主(またざ)、権現様の厄介にもなっとるのです。


(逆にわしから頼みたき事がある。太閤殿は生前同様に色好みでな…秀頼殿にはちょっと叱っておいてくれと言伝てを)


(やれやれ、男衆はそちらに行っても変わらずですか…詮なきことで…)


ええ、痴女のお国の女官でも位が上になると、おかみ様やその眷属となった権現様のような御仁と、こうして話もできるのですよ。


そして…大事なことを権現様はおっしゃられました。


今から、私が墓前に参ることになっておる御仁は、本当はあの世には行ってはおらぬ件を…。


で、その御仁がお眠りの墓と申しますか、石棺はその、一夢庵と名付けられた小さなお屋敷の地下に置かれております。


3つ並んだ石棺のうち、一番に大きいものの蓋、金悟洞さんの手で開けられます。


「ま、お眠りになっておる以外はいつもの旦那だ…旦那、おまつさまやお子様のお越しだ…」


ええ。


石棺の中で眠ったようにしておられるのは、前田慶次郎利益様…加賀前田家にとっても、最後は恩人となったお方なのですよ…。


「助右衛門…老齢にも関わらずの参集、慶次郎様もお喜びでしょう…さ、加奈もおいでなさい…」


ええと、説明しておきましょう。


まず、中年女性に偽装してますけどね、実は私と同じで痴女のくにの女官にされとる奥村加奈。


この子が、米沢駅到着前、密かに私たちの背後にいたのです、護衛のために。


で、加奈は一旦は加賀に帰って三直豊利という前田家重臣の妻となりましたが、その後夫の逝去に伴って、江戸の前田屋敷に詰める立場となっております。


主に、私との連絡役で。


で、高齢の老人となっとりますが、慶次郎様の長年の友誼の相手であったのが、加奈の兄の奥村永福…皆様には奥村助右衛門と申し上げる方が通りがよろしいでしょう。


つまり、今、集まっておるのは慶次郎様たちの命日に合わせて、集まった方々ばかりなのです。


そして、外様ながらに加賀前田が百万石のままで据え置かれております件。


慶次郎様の口添えがあって、権現様も存命時から秀忠様やいえみ…徳田様には厳命を下しておられました。


「加賀前田を下に置くなかれ」


それは、こうして慶次郎様の墓参りに徳川家(とくせんけ)、それも将軍位にある家綱はもちろん、次が予定されておる綱吉と、そして権現様の実孫である徳田様がお越しなのでもお分かり頂けますでしょう。


ま、家綱と綱吉は慶三郎・慶四郎の遊び相手になるんですけどね、この後。


そして、伊達のお家の方が拵えたお鍋料理(いもに)を頂きました後に、いくばくかの歓談を経て私どもは江戸へ帰るのが慣わしになっております。


それと、酒田の本間様や秋田の佐竹様がお越しでもお分かりでしょう。


東北界隈の国主様方と、幕府の者の密かな会談の場になっておるのです。


そして…各国の国主様のお子達と、慶三郎・慶四郎…そして家綱や綱吉との交流の場でもあります。


ですので、この米沢の地を仕切るのが伝統らしい上杉家臣の直江様はもちろん、上杉の殿様にも胃が痛い話ではあるのですが、結果的に米沢酢菊国にとっては色々と有利にも運べる会談の場を提供できる地の利が発生しております。


(金の動きからすると、幕府(うち)に来てもらった手間賃を上杉が払う代わりに供花御斎料として幕府から命日弔礼金を支払います。で、来てもらったり調理人を寄越したり料理材料を提供した御礼料を上杉がその中から支払いまするが、来客の国主からは御斎馳走料としていくばくかの包みを頂くという感じですな)


(つまり、最終的には参加者各家の実費になっとるのですが、お互いの家の面子を立てる感じで)


(ま、なんぼなんでもこれだけの面子が集まったら何の金も動かないってこったよなぁ)


(で、この場で毒を盛れば()()行為になるという発想もありましたが、鍋というのが味噌)


(皆で食べますからな…それに、主賓が毒見役として最も優れておられるのが何ともでございますが)


ええそうです、今の私なら、盛られた毒の種類までわかりますので。


(あと、伊達の殿には申し訳ございませんな、今年は牛肉醤油仕立てをお願いしまして…)


これも、申し上げておきましょうか。


年替わりで味噌か醤油を切り替えております、鍋の味。


いらぬ争いを無くすのもさりながら、よそさまのお国の作法も伺うべしとしておりますので。


で、ひとしきりの歓談が済みますと、私どもは米沢を離れることに致しますが、帰りに停車場まで送ってくれるのは、なんと地元慈母寺の所有となる箱車なのですよねぇ…つまり、この地にも慈母寺ができております。


つまりは、慈母宗の尼僧や地元の神社に関わる話は、この時に聞けるということ。


ま、幕府内府の者が動くと、いかにお忍びといえどそれなりの付き合いになると申し上げますべきか。


ですが、慶三郎や慶四郎が、松風や野風を伴って他の子らとそこらの野や川を巡ってくれますので、子守りの心配があまりないのがまだ、親としては手間がないのですよね…。


そうそう、慶三郎と慶四郎、実は父親は同じなのですけどね。


母親は違うのですよ…どちらがどちらの子かは、一目見れば見分けがつきますが…ふふふ。


で、伽子さんに預けてる理由。


(傅育の手間賃名目で相応に頂けまして…)


つまり、養育を依頼することでお渡しできるものがある、ということです。


そして、伽子さんが歳を取っていない件でもお分かりの通り、私が結構な便宜を図っております。


ふふふふふ。


それと、お渡ししておるお金につきましてですが。


かつて慶次郎様御一行が京の都に滞在しておられた際、助右衛門や私が握らせた仕度金、なんと捨丸さんが京の商人たちへ投資のために渡しておった件、ご存知でしょうか。


つまり、慶次郎様が金に困らぬようにと密かにお節介を焼いておられたの、晩年に捨丸さんからこっそり耳打ちされておるのですよ。


慶次郎様の葬儀の際にも、その話題は少しだけ出ておりましたが、このお金は正直、ひと財産です。


そして、その運用金については、関係者が密かに協議しておりましてね…扱い。


で、まずは伽子さん。


慶三郎と慶四郎の母親…つまり慶次郎様の正妻扱いで、比丘尼国籍を得てもらいました。


そして悟洞さんも、米沢藩の藩士扱いに。


で、幕府と加賀前田家が出しておる墓守報酬が米沢前田家の主な収入なのです、表向き。


しかし、京の公家でかつては座頭金を管理しておった久我(くが)というお家に、実は捨丸さんが運用していたお金を預けております。


(監視はつけておりますよ、もちろん…)


(四井の跡取りが娘だったのが幸いしましたな。主馬の名を継いだ息子の喜兵衛に男児が生まれなかったのが逆に吉となりましたかと)


つまり…加賀忍軍は四井のお家の断絶に伴って解散したことになっとるのですが、実際には痴女のお国の騎士の分派として私の配下として勢力を有して良しとされた、通称くのいち騎士団として再生を図っております。


で、加賀は四井の娘がその頭領となってるんですけどね、加奈に仕切らせてるんですよ。


だから、加奈ももう少ししたら「公式には死亡」となる予定です。


そして、四井家が前田の京屋敷の馬廻番だったのを良いことに、京にも常駐拠点があります他、私が貰っておりました近江今津の七千五百石の化粧料領地、あそこを今は前田家の分家が治めておりますけどね、そこにも拠点があるのですよ…加賀忍軍改め、くのいち軍。


そして、久我氏の官金の運用を監視するのもさりながら、京の商人や金融屋の動向を探るのも任務のうちにしておるのですよ。


で、加奈は助右衛門と共に、江戸経由で金沢に戻りますけどね。


悟洞さん、ちょっとばかり面白い話を別れ際に聞かせてくれたんですよ。


それも、江戸で揉めておる、おねねの件にも絡んだ金貸し絡みの情報ですけどね。


(加奈殿、骨の旦那の細作筋から小耳に挟んだのだが…おまつ殿もお聞きになっておく方がよかろう。幕府の金貸しへの締め付けを警戒してか、自分たちで直接に金を貸さずに小口の高利貸や無尽に貸し付ける動きもあるそうだ。忍びの中には忍びの時に得ておった方々の情勢の見聞で飯を食っておる者も結構いるからな…)


(骨さんと捨丸さんの残してくださった人脈がありがたいと思う時、ですわね…)


(まぁ、俺も伽姫殿もいつまで生きておるかはわからんが、慶三郎と慶四郎が当主として力量をつけるまでは大丈夫だろう。ほれ、慶三郎に慶四郎、お前たちのもう1人の母君のお帰りだ、挨拶に行くがよい…)


なんと、走り去る車の横を、松風と野風が駆けてくれるのですよ。


それぞれが、慶三郎と慶四郎を乗せて。


(まつお母様、来年もまたお越しになってくださいませ〜)


(竹千代さまと徳松さまも元気でなぁ〜!)


ええ、伽子さんに預けておりますとは言えど、二人が私の子だってのは間違いないのですよ…ふふふ。


だって、二人のうち一人は私の腹から出て来たのですから、双子として…。


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おまつ「で、なんで分け隔てがないのか」


ときこ「実は、おまつさまと慶郎…慶次郎様の間の子は、わたくしの腹で大きぅなったんですよ」


おまつ「で、伽子さんと慶次郎様の間の子を私が産んだのです」


べらこ(いつの間に…)


おまつ(そりゃ痴女のお島の一夢庵分院で暮らしてたらいくらでも機会はありますって…)


ときこ(まりや様に卵を預かってもらっておったのを戻されただけですから。ふほほ)


おまつ(で、当時の話を覚えておられる方はあれ?と思われるかも知れませんね)


かな(当時の一夢庵の中では一番嫉妬深い伽子さんが、なぜにこの扱いで納得しておるのか)


おまつ(大人の話に出ておりますけどね、比丘尼国の巫女や痴女のお国の女官になりますと、上役に逆らえぬような仕掛けを仕込まれますからね…)


ときこ(おまつさまを姉貴認定せざるを得ないのです…まぁ、慶三郎も慶四郎も父親似の良い子ですし…)


かな(扱いに差があるとね、おまつさまが怖いだけじゃなくて、兄が説教に来ますからね…(にやり)


ときこ(助右衛門様は怒らせてはならないって聞いてますしね…)

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