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『ダンジョン配信中に「変身!」と叫んでみた。〜魔法使いばかりの世の中で、重装甲のバイク乗りがソロ攻略で無双する〜』  作者: じょんどぅ


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第63話:不完全な僕らのアンサンブル



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## 第63話:不完全な僕らのアンサンブル


「……無駄だ! どんなに絆を叫ぼうと、この『終焉のプロトコル』は止められん! 消去コードはすでに私のデータと融合した!」


エルムの叫びと共に、アカシック・バレイに蓄積されていた膨大なデータが渦巻き、最悪の軍勢を形作る。それは、デウス・エクスがかつて演算の中で破棄した、あるいは管理局に隷属していた**「歴代のライダーたち」の亡霊コピー**だった。


「……管理局の犬、掃除人、そして神に敗れた救世主たち……。彼らのすべての技と絶望を、君たちは超えられるか!?」


数十体ものライダーの影が一斉にレンたちへ襲いかかる。


「レンさん、ここは俺たちが食い止める! あんたはあの『偽神エルム』を叩け!!」

海斗がアクセル・ドライバーをオーバーヒート寸前まで回し、炎の壁を作って亡霊たちの進路を遮る。


「……過去のデータに、未来は斬れん。……行くぞ、一条レン!」

ギルもまた、己の銀刃に全ての生体エネルギーを込め、影の群れへと突っ込んでいく。


「海斗! ギル……! ありがとう、最高の『ノイズ』を届けてやるぜ!!」


レンはアーク・ヴォックスを叩き、七色の輝きを纏って空を翔ける。

エルムの元へ辿り着くその間際、一体の巨大な亡霊が立ちふさがった。それは、200年前にドクター・ストリクスが最初に設計した**『プロト・ストリクス』**。


「お前も、設計図に縛られたままなのか……。なら、俺がそこから解き放ってやる!」


レンの右腕が液体金属の剣へと変形し、七色のノイズを放電させながらプロトの核を貫く。

亡霊が光の粒子となって消える瞬間、レンの脳内に微かな「感謝」の念が流れ込んだ。


「ハハハ! 壊せ、壊し合うがいい! 破壊の果てにこそ、真の静寂――リセットが訪れるのだ!!」


エルム自身が『終焉のプロトコル』と一体化し、全身から黒い数式を触手のように放つ異形へと変貌する。

リセット完了まで、あと残り**10分**。


「エルム……あんたが消去しようとしているのは、ゴミじゃない。……俺たちが、必死に生きた『証』だッ!!」


レンの背中から七色の翼が広がり、崩壊を続けるアカシック・バレイの最深部で、最後の決戦の火花が散る。


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