第41話:深海牢獄の再会、凍りついたアクセル
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## 第41話:深海牢獄の再会、凍りついたアクセル
「……寒い。空気が、凍りついてるみたいだ」
第60層、**『深海牢獄・コキュートス』**。
暗黒海のさらに底に位置するこの場所は、管理局にとっての「ゴミ捨て場」であり、体制に反旗を翻した者たちが、生きたままデータの塵へと分解されるのを待つ終着駅だった。
「レンさん、生体反応をキャッチしたわ。……でも、これ、信じられない……」
ハルカの指が震え、ホログラム画面に一人の男のデータが映し出される。
「……アニキ? 嘘だろ、アニキはあの時、俺を逃がして死んだはずじゃ……!」
海斗が叫ぶ。第10話、まだ海斗が未熟だった頃、彼を管理局の追っ手から逃がすために盾となった兄・**シュウ**。その反応が、この最下層の独房から発せられていた。
「罠かもしれない。だが、行くしかないだろう」
俺たちは監獄の防衛システムを「反逆者の赤」で強引に突破し、最深部の独房へと辿り着いた。
そこにいたのは、全身を機械的な拘束具で固定され、虚ろな目で宙を見つめるシュウの姿だった。
「アニキ! 今助ける、待ってろ!」
海斗が駆け寄ろうとしたその時、シュウの瞳に「冷徹な青い光」が灯った。
**『――CRITICAL LINK: SYSTEM-OVERRIDE(システム強制介入)――』**
「……離れろ、海斗ッ!!」
俺が叫ぶのと同時に、シュウの背後から無数のケーブルが飛び出し、彼の腰に「氷のように冷たい輝き」を放つ新型ドライバーを形成した。
**『――FROZEN DRIVE: ABSOLUTE-ZERO(氷結駆動:絶対零度)!!――』**
「……排除ターゲットを確認。個体名:一条レン、および反逆者・海斗」
シュウの変身した姿は、海斗のアクセル・フォームをより鋭利にし、全身が永久凍土のようなクリスタルで覆われた**仮〇ラ☓ダー・コールドアクセル**。
「アニキ……何だよ、その格好は! 俺だよ、海斗だよ!!」
「無駄だ。彼はすでに人格を消去され、管理局の『自動防衛プログラム』の一部として再構築されている。」
監獄のスピーカーから、管理局次長ゼノスの冷笑が響く。
「海斗、君の兄は死んだのではない。より優れた『歯車』として生まれ変わったのだよ。さあ、兄弟同士で殺し合うがいい。その絶望のエネルギーが、100層の『天の意志』への最高の貢ぎ物になる!」
「ふざけるな……ふざけるなぁぁぁッ!!」
逆上して突っ込む海斗。だが、コールドアクセルの「絶対零度の加速」は、海斗の熱い旋風を瞬時に凍りつかせ、その動きを停止させる。
「……あ、アニキ……」
海斗の肩を、兄の冷たい氷の刃が貫いた。
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