【7/1】その不条理なモノに名前をつけよう 【備え負け、メーカー保証】
人生の前半から中盤、ようやく後半に差し掛かるところだが、振り返ると不条理な出来事が多い。とかく、自分ではちゃんと生きていても、どうしてこんなことが? なんて実に解せぬことが起こる。
生きること自体が不条理のジャングルを分け入るものなのだ、と思うしかない。僕が遭遇してきた不条理なモノは
・部活にも入らず勉強したはずなのに、大学に落ちる
・買ったばかりの財布を無くす
・地元駅に着き、自転車の鍵を会社に忘れる
といった、うっかり不条理が中心にいる。ネガティブ不条理とまとめ上げてもいいが、
やはり一つずつ名前を付けたいものだ。
ちなみにこの不条理を相対化すると、誰かにはポジティブな出来事が、自分にはネガティブ不条理になる。
・好きな子が、友達と付き合うこととなった(友達はシアワセだが、僕は悲しい)
・同じ美容院で、子どもの方はイケメンと言われる(褒められているが、間接的にけなされてもいる)
・電車で座席を譲ったら、座りたそうな別の人に舌打ちされる(みんな座りたいのですから)
と、まぁ、単純ネガティブ不条理と、相対的ネガティブ不条理(誰かにはポジティブ・不条理ですらない)があるのだ。
身の回りに起こった、「ネガティブ不条理」を一絡げにせずに、名付けていこうというのが今回の主旨だ。
買って10ヶ月・使って2ヵ月のパソコンが逝く
高校3年生の子どもに、早めの合格祝いということで、ハイスペックパソコンを買った。大学にも持っていけるし、自宅で音楽編集もできるという代物だ。今時はあたりまえかもしれないが、メモリ32GBで、落下にも強く、バッテリーの持ちもいいという説明だった。
大型家電量販店(名は伏せる)で買った。結局大学に行くまでの間は、あまり使わずで、4月から本格的に活用することに。毎日持っていくとあって、保護ケースもアメリカ海軍が使っている! なんていう煽りに乗っかった保護性能の高いものを購入。
とにかく、万全の状態で毎日の大学授業に活用していたわけだ。
さる、5月末日。「なんだよ、これ、起動しないよ!」と子どもの部屋から聞こえる。パソコン画面を見ると
【起動可能なデバイスが見つかりませんでした】
これですわ。もう、何をしてもダメ。うんともすんとも言わない。まだ買って1年、メーカー保証範囲+家電量販店の延長保証にも加入している。
電話した。家電量販店で対応するとのことで、パソコン相談コーナーへ。
平日のお昼前、子どもから預かったパソコンを持ち込む。フリーランスはヒマなのではない。僕がヒマなだけだ。あと、過保護。
パソコン修理コーナーで、起動させる。こういう時に、ケロっとなおっているなんてこと、病院あるあるだけど、そんな不幸中の幸いも起きない。
【起動可能なデバイスが見つかりませんでした】
と予想以上でも以下でもない、38.5℃ぐらいの安定したお熱を出している。
「1週間ほどお時間ください」と窓口のお兄さん。パソコンには詳しそうだ。そりゃそうだ。
「こういった事例はよくあるんですか?」「ええ、お客様にとってはなかなか目にしない事なので驚くかもしれませんが、我々はしょうちゅうでして」「なおりますかね?」「断言はできませんが、可能性はありますよ」
なかなか、良いラリーの会話だ。で、価格表なるものが提示される
Windows起動障害・回復(軽度)1.65万円
または
Windows起動障害・回復(重度)5.5万円
のどちらかになると。「重度・5.5万円の場合はお電話しましょうか?」と。
待て待て!!!待てぃいいい!
なぜだ? これはメーカー保証ではないが、家電量販店オリジナルの延長保証の範囲にはいるものではないか?
シンプルに、僕の思い違いなのであるが、このパソコン相談コーナーは有償なのだ。保証など関係ないのだ。くぅ。
「まだ買ったばかりで1年以内だし、延長保証もついているのですが」
「それでしたら、あちらの修理コーナーにお持ちください」と。
イライラが募る。あちらってどちら? 店内広すぎてどこにあるのかわからない。
「あちらとはどちらですか?」とややも不愉快そうにパソコンを片付けながら聞くと。
指をさして、「あちらです」と。
わかるか!!!!海外で道聞いた時の方がもっと親切やったぞ。
その説明不条理やな。いやまだ、この不条理は小物や。
修理コーナーに持ち込む。
同じようなやり取りをする。状況の説明をする。パソコンを開いての説明は不要であった。だがだが。
「お預かりして、2~3週間ほどお時間を頂くのですが、いまメーカーの方で修理が立て込んでいるようでして」そもそも、最低2週間って、大学の授業がまともに受けられなくなるじゃないか。全部が全部パソコン必須ではないようだが、その間代替機もないし。
「さっきの有償のパソコン相談コーナーだと、1週間ほどだそうで」
「そうですねぇ、こちらはメーカー修理になりますから。お時間もかかりまして…」
くぅ、このメーカー保証にしても、延長保証にしても、これだけ時間がかかるなら、不具合がなおるにしても、ノンビリ使用のパソコンって位置づけやないかい。大学用でなくても、仕事用だとしてもこの修理期間は痛手だ。
「それなら、さっきの有償のパソコン相談コーナーに持ち込みしなおします」とメーカー保証の修理を断り、再び「あっちです」と指さし教えのパソコン相談コーナーに向かう。
「どうされました?」と初見ぽく扱われるも、「さっき相談した、パソコンの〜」ぐらいで「あぁ、失礼しました」と相成った。わずか10分の出来事だ。自分が中心で接客されると思い込むのが、カスハラの入口と聞いたことがあるから、こちらも笑顔は絶やさずでも困っている緊急性は伝える。
改めて料金表を提示され、
Windows起動障害・回復(軽度)1.65万円
または
Windows起動障害・回復(重度)5.5万円
のどちらかになると。「重度・5.5万円の場合はお電話しましょうか?」と。デジャブみたいな会話が繰り返される。取りすぎやろ!!!!
重度の場合は電話を頂くと言うことにして、パソコンを預けて帰宅。(同時並行で子どもにも確認を入れており、修理に1週間程度なら、タブレットで凌ぐとの承諾も得ていた。)
そして、翌日、朝11時ごろ。スマホが鳴る。電話に出ると「〇〇家電量販店でございます。結論から申し上げると、当方での修復はできずでして、メーカー修理をされた方がよいかと」ということであった。
とにかく、ニッチモサッチモいかなかったらしい。
さりとて、昨日の今日で大して調べてもいないのではないかと、妙な疑念も湧き、自分で出来ることがあればという想いもアリ、一旦持ち帰る。回復ドライブを起動しようにも、デバイスが見つからないと言うし、そもそも診断ツールではCPU・メモリ・ディスプレイ・ハードディスクとに問題ナシと。放電しても、BIOSの標準設定値を読み込み直してもダメ。
土曜日終日試したが、ダメ。メーカーサポートとチャットで問い合わせをした。状況諸々説明して
「32GBのUSBに入れた回復ドライブからも、起動できずでして」
「お手元に別の32GBのUSBはございますか?」
「あります、空っぽではなくてなにがしか入っていますが」
「回復ドライブを認識しないということですが、当該32GBのUSBにはラベリングされていますか?」「しています。内容がわかるように、ラベルに機種+回復ドライブと記載済みです」
「別の32GBのUSBはないということでしょうか?」
「ありますが、別のデータを入れています。それって、何かどこかからデータをダウンロードして、起動させる用に必要ということですか?」
「いえ、間違ったUSBを挿されているのかもと思いまして」
クソが!!!!!!
ここまでの会話で、約1時間。回復ドライブではないUSBを挿しているのではないか? というヒアリングだったのだ。回りくどい。だが、「挿しているUSB間違ってるかもしれませんよ」と伝えると、バカに言ってるみたいになる。
故障は大半思い込み、電源が刺さっていない、電池が切れてる、充電切れ、みたいなところに原因があるのだろう。メーカーチャットサポート担当の方も毎日そんな茶番みたいなやり取りで、でも、無礼に言うと相手も高圧的になるのだろうから、なにかと回りくどくなるのだろう。と一定の寛容さを心に温め、お礼を伝えて、チャットをクローズした。
さて、何も問題は解決していない・買って10ヶ月の壊れたノートパソコン・1週間後には、大学用にノートパソコンは必要・代替サブ機はない
妻と相談して出した答えは・壊れたパソコン=メーカー修理に出す・新しくお安めのパソコンを買うというものだ。大学生にもサブ機が必要ということになったのだ。
無事、日曜日の午前中に全タスクを終え、新パソコンのセッティングも終わらせ、修理の返事待ちとなったわけだ。
ここに至るまで、数々の名もなき不条理たちが待ち伏せしていたり、後ろから追いかけてきたり、不意打ちを挑んできた。
今回、そのなかでもどうしても名付けたい不条理とは
・買ったばかりのパソコンが壊れ、保証を使うも、新たなパソコンを購入せざるを得なかった というものだ。
備え負け、メーカー保証
でどうだろう




