表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生したので精一杯頑張ります  作者: 辻本ゆんま
第2章 クレア学園サバイバル試験
12/165

At12.脱出

イルミアが受け皿に血を流し入れた瞬間に赤の扉が開いた。僕とユウキはこの状況が理解できなかった。リリィはただ黙って見ている。


 「うそ、開いた・・・」

 

 ユウキがポカンとした顔でいる。僕も同じこと思ったよ。


 「これで、先に、進めます。」

 「ちょっと待ってよ、イルミア。」

 「はい、何でしょう?」

 「何で君の血でここが開くんだよ?」

 「・・・」


 僕の問いかけに対しイルミアは黙ったままだった。


 「偶然じゃないかな?」

 「偶然?」


 リリィが後ろから声をかけてきた。

 

 「別に、赤の英雄が1人とは限らないでしょ?」

 「どういうこと?」

 「例えば、あるところに赤の竜に選ばれた人がいました。そしてその人が何らかの理由で、亡くなった。そして赤の竜が別の人をまた選ぶ。もうわかるよね。」

 「つまり、赤の英雄は1人とは限らない。」

 「そっ!別に不思議ではないでしょ?」


 理屈はわかる。仮にイルミアのご先祖様が赤の英雄に選ばれていたら、竜の血を継ぐ者の血を継ぐ者ということにも当てはまる。いや、それでもまだ、


 「それに、イルミーは高難易度の魔法も使える。それは、イルミーのが子供の時からずっと訓練を受けたから。」

 「いや、それでも、」

 「紺野君、女の子にあれこれ聞くのはだめだぞっ。」

 

 そこまで言われてしまえばこれ以上は突っ込めない。


 「わかったよ、これ以上は聞かない。」

 

 はぐらかされてしまった。


 「もーいい?よかったらさっさと行くよ。」


 「あ、うん」


 とりあえず今は先に進まなくては。


 扉の奥は壁が赤を基調としていて、所々に妙な置物とかがあって変な感じがする。

 


 「なんか、変なところだね。もっとこう豪華な感じだと思ってたんだけど。」

 「いや、むしろ豪華だと変じゃないか。あくまで、ここは赤の英雄が運ばれたところであって特別な物なんてないからね。」


 奥に進んでいくと開けところに出た。そこには一つの台があり、そこには全部で12本の柱が台を囲んでいる。その天井には魔法陣がある。あの魔法陣どっかで見たことあるな。


 「あれ、あそこの魔法陣入り口付近にあったものと同じじゃない?」

 「あ、本当だ。」


 ユウキの言った通りあそこにある魔法陣は間違いなく、あそこの柱の間のものと全く同じだ。それに柱の配置や形、それに天井の先まで伸びてるように見えるから、恐らくここはあそこの下か。 

 

 「ここは、あそこの下と考えていいだろう。それより、ここには他に何もないのか?」

 「そうね、そこの台以外特に変わったものはないわね。」


 そういえばこの台何なんだろう?高さは1mほどで大きさは、入り口の物と同じ。なんとなく、上のところとリンクしている気がする。僕がこの台を見ているとみんなも集まってきた。みんなでこれが何なのか考えていると、突然部屋が急に暗くなった。

 

 「な、何だ?」


 そして、目の前の台が急に輝きだすと、地面の下に沈んで、あたりに魔法陣が現れたと思うと、僕らの体が浮かんだ。そして、あたりが白い光に包まれた。

 目を開けると、そこには1つの墓があった。ただ、墓石という感じではなく、墓石の部分が透明な何かで出来ている。試しに触れてみたが何も起きなかった。


 「これが、赤の英雄のお墓なのかな?」

 「そうだね。ここにほら、」


 リリィの指さすところを見てみると、赤の英雄、ここにあり。


 「ここが赤の英雄の眠ってる場所・・・」

 

 そこそこ質素なさっきのところ違いここは完全に神殿という感じが出ている。上のは飾り、いやフェイクか?


 「ここもしかして普通は入れない?」

 「多分そうじゃないか?だって、赤の扉の文を見る限りあそこ以外には部屋があるようには書いてなかったしね。あの部屋自体最深部みたいだったし。」


 この部屋は、確実に赤の英雄を祀ったものと考えてもいいだろう。まるで、赤の英雄のことを忘れないようにという意味があるように思える。


 「あれ、」

 

 イルミアが何かを見つけたようだ。そこには剣が刺さっていた。刃の部分に若干赤く見える。赤の英雄が使っていた剣か。


 「これは、赤の英雄が使っていたものかしら?」

 「そうじゃないか?剣が若干赤みを帯びてるし。」

 「それは、偶然じゃない?」

 「ユウキはそう思う?」

 「逆にマサ君はどう思うの?」

 「ううん、何も思いつかない。」


それもそうか。元々赤の英雄が持っていたものという可能性もあるか。


 「マサ君、この剣抜いてみなさいよ。」

 「はぁ!?な、なに言ってんの?そんなことしたら絶対怒られるよ?」

 「でもほら、これが先生の言ってた神具かもしれないでしょ?」

 「だとしたら相当タチが悪いよ!」


 絶対にここの剣もってったら駄目でしょ。ていうか持っていきたくないんだよなこれ。なんとなくだけど、これ持っていったら、絶体なんかあるしね。


 「いや、大丈夫でしょ、引っこ抜いても。」

 「リリィさん何やってんの?」

 

 よいしょと言ってリリィが地面に刺さっていた剣を引っこ抜いた。おお、と感想を漏らすリリィ。君はいつも呑気だね。


 「それで、どうすんのそれ。」

 「どうするって持って帰る。」

 「どうやって?これ、刃が出っぱなしの状態で?」

 「問題ないでしょ、別に今後私たちが使う訳じゃないし。」


 ま、別に僕らには関係ないことか。

 それとは別にここからどうやって出ようか?さっきから出口を探しているからちっとも見つからない。 

 

 「ねぇーどうやってここから出るの?」

 「さっきから出口探してるんだけどないんだよ。こういうところに来ればあると思ったんだけど。」

 「何を根拠に?」

 「うーん、経験上?」


 とはいっても、ゲームとかの物だけど。ほら、ゲームとかだと、こういうとこの最深部に行けばなんか入り口に戻れたりするでしょ?

 

 「あ、なんか出てきたよほら。」

 

 ん?剣を抜いたところに丸い形の光が現れた。魔法陣とは違う。円の部分には魔法陣特有の魔法文字が書かれていない。魔法文字というのは、魔法の発動時なんかの時に魔法陣と共に出てくる文字のことで、僕らの文字の古代版らしい。そのため基本僕らは読めない。一部この文字を研究している学者なんかもいて、読める人もいるようだ。


 「あれ、何だろうかね? 」

 「「「ね」」」


 みんな、あれに対するなにかはあるようだ。


 「外に出られると思う人ー。」


 とりあえず、僕が聞いてみる。それに誰も手を挙げなかった。そりゃそうだよな、あんな怪しいものに乗っかれるかって。


 「でも、怪しい力とかは感じませんね。」


 イルミアはそう言うが、だ、大丈夫かな?


 「どうする、安全な方に賭ける?」

 「まぁ、行ってもいいんじゃない?」


 ユウキが僕の提案に乗ってくれたことでこの賭けに乗ることになった。こんなに簡単に聞けていいのかな?


 「ねぇ、もしこれで、結果的によくない方向に行ったら君らどうするのさ?」

 「別に、どうもしないよ。マサ君の賭けに私たちも乗ったんだから。」

 「前から疑問だったんだけど、みんなさ、なんか僕のこと信頼しすぎじゃない?」

 「え?」

 「だって、僕ら同じクラスになってまだ1か月たってないんだよ?気を許すには早すぎない?」

 「そうかな?別にこの学園にいる人は基本的みんないい人ばかりだからかな?」


 そんなことで人を信じられるのか?僕なら正直難しいかな。せめて、半年は一緒にいないと。ある意味この学園がそれだけ大きいんだろうな。それか、あの人のおかげか。


「それじゃ、行くよ。」


 そして、僕らは怪しい光の中に入った。


 「うっ、眩しい。」


 



 ・・・どこだここ?

 そこはさっきまでの所とは打って変わって、どこかの部屋の中のようだ。窓の外には、街の風景が見える。どうやら出れたようだ。


 「出られたみたいだね。」

 「そう、だね。」


 僕ら全員が窓の外に夢中でいると突然、

 

 「君たちが、紺野君達でいいのかな?」 

 

 うわっ、びっくりした。いつか居たんだこの人?


 「驚かせてすまないね。私はシュペール。シュペール・ギブ・ジェビル。この国の軍の長です。」

 「えっと、その、ここはどこで?」 

 「ここは、インディアル王城です。」

 「じゃあ、僕らはあそこから出られたってことでいいんですね?」

 「そうなります。」


 よかった~。みんな一斉に安堵の声を漏らす。あのまま出られなかったら洒落にならないからな。


 「その、1ついいですか?」

 「何でしょうか?」

 「どうして、僕らの名前を?」

 「私が、所用で学園に行った時、たまたま君らがあそこに入ったことを聞いてね、あそこから帰ってくるとここに出るようになってるから、私が保護を頼まれたんだ。」

 「そうだったんですか、なんか、お騒がせしたみたいで。」


 いつの間にかえらいことになっていたな。まさかここまで大事になっていたとは。後で先生に確実に怒られるだろうな。

 

 「さて、君らにいくつか聞きたいことがあるんだ、来てもらえるかな?」

 

 話って何だろう?僕らは互いに顔を見合わせた。イルミアだけはなぜか俯いたままだったが。

 案内されたところは、楕円形の机がある会議室のようなところだった。シュペールさんに少し待つように言われた僕らは椅子に座って5分ほど待たされた。


 「よー、貴様ら無事か?」

 「レ、レベッカ先生?なんで?」

 「当たり前だ。貴様らの担任だぞ。」


 はい。納得しました。

 

 「私たちもいますよ。」


 そういって入ってきたのは、学園長のシギーさんと、なんでいるのかわからないがイブさんもいる。


 「あの、それで聞きたいことって?」

 「それはね、君らがあそこで感じた事、かな?」 

 「感じた事?」

 

 感じた事って言ってもなぁ。特になんもないし。


 「あ、時間の感覚がなかった。」

 「因みにだが、紺野、今試験開始からどん位立ってると思う?」

 「えっと、2日半ですか?」

 「正解だな。」

 「ん?」

 

 正解を当てられキョトンとするレベッカに村正は頭が追いつかない。


 「レベッカ、順を追って説明しないと。」

 「学園長?」

 「ユウキさん、皆も今の彼女の反応を不思議に思ったかもしれませんが、あそこは一部時間の流れ方が通常とは異なります。」


 時間の流れ方が違う。そのタイムラグはそのとき次第で明確にどのくらいずれるかはその時になってみないとわからないらしい。例えば、2日しか経過してないと思ったら外では5日も経っていたり、反対に中で1カ月過ごしたと思っても外では1日しか経ってなかったなんてこともあるようだ。そして、今回の様に時間がずれなかった、なんてこともあったりする。


 「でも、なんでそんなことになるのよ?」

 「あの場には、いくつか転送魔法があったでしょ?そこを通るときにどうも時間にずれが生じるみたいなんだ。」


 シギーさん曰くあの仕掛けをした人が何らかの目的のために時間差が生じるようにしたのでは?ということらしい。だが、何のために?


 レベッカ先生が僕の手に持ってる剣をさっきから見ている。


 「紺野、その剣はあそこから持ってきた物か?」

 「え、ああはい。」

 「見せてみろ。」


 そういわれて先生に剣を渡すと、先生たちで剣をずっと見ている。と言うか、この場に居る大人全員がかなり驚いている。

 何かイブさんが魔法を使っているのが見えたが何をしているんだろう?そして、

 

 「間違いない。確かにあそこにあるとされる代物だ。」

  

 これ、持ってきちゃったけど、良かったのか今でも気になるんだけど。

 

 「その剣一体なんですか?」

 「この剣は俗に、神具。そう呼ばれる物よ。」


 神具、と言う単語をイブに言われた村正はハッとする。そしてその剣が本物であることに驚いていた。まさか持ってくるとまでは誰も思って居なかった。


 「試験が始まる前に先生が神具を探せと言っていましたが、本当にあるとは。」


 村正の言葉を聞いた大人たちの空気が凍てついた。なのに、誰も何も言わなかった。それは、学生の前では明かせない何かがあったから。

 そしてこの場にいる大人たちはある種のプロたち。空気が凍てついたとしてもすぐさま元の空気感に戻して行った。


 「うん。私も持って帰って来るとは思わなかった。」

 

 はあああああああ!?


 「じゃあ、今回の試験、神具を見つけられなかったらどうだったんです?」 

 「そん時はそん時だ。全員補習。」

 「いやいやいや、そんなのないでしょ。」

 「でも先生、私たちは神具を見つけたんで試験はクリアですよね?」


 ユウキが先生に試験に合格できたか聞いたら、またとんでもない答えが返ってきた。


 「そのことなんだが、色々あって試験を中止した。」

 

 試験を中止にした。これを聞いた僕は思わず口が開いたままだった。


 「試験が中止ってどういうことです?」 

 「その話もこれから話す」

 

 レベッカがシギーに視線を送った。ここまで、レベッカ以外誰も口を開いていない。まさか、レベッカが神具の事を学生に話しているとは思わなかったからだ。そして、神具がどんな存在なのかを知っているイブ達はレベッカの意図が全くつかめなかった。何故、話したのか。


 「じゃあ、ここからは私の担当ね。」 

 「へ、学園長が話すの?」

 「あら、リリィさん不満?」

 「い、いえそんなことは・・・」


 うわーなんか変な圧を感じるよ・・・。


 「コホン、まず神具を持って来てくれたのは正直助かったわ。」

 「どうゆうことなの?」

 「実は近いうちに、それは回収になるはずだったから。」

 

 回収ってどういう事だろう?そもそも、あの場には簡単に入れそうにない気がする。


 「実はね、その神具が狙われる可能性があるのよ。」

 

 狙われる。確かに、すごい物なのは聞いただけでも分かる。過去に英雄と呼ばれていた人が使ったすごい剣。それに価値を見出せば誰だって手に入れたと思うはず。


 「えっ」


 村正が考えている横で、イルミアの表情が強張った。隣のリリィも同様だった。


 「その、狙われているって言うのはどうしてなんですか?」

 

 村正がシギーに訊ねる。あの場所にあれば、狙われたとしてもすぐに奪われるような事は無いと思えたからだ。神具が色々ある魔法道具の中でも高位な物であることを加味しても、それと今回の試験中止がイコールで繋がらない。 

 

 「ある集団が、その剣の本当の力と使い方を知っている可能性があるから。そして、その剣の関係者が学生の中に居る可能性が浮上したから」

 

 シギーは今手元のある情報を明かすかギリギリまで悩んでいる。その形によっては学生たちを、少なくとも、今この場にいる四人は巻き込むことになる可能性が高くなる。それは、一教師として避けたいところ。かと言って、このまま何も話さずに終わらせても、どこかで今抱えている話をする必要がある場面は訪れる。

 

 「それって・・・。」


 リリィが何か言おうとしたのをイルミアが手をリリィの手を取って制止する。そのイルミアの姿は偶然にも村正とユウキの視界には入らなかった。その代り、彼らの正面に居る大人たちには彼女の行動が目に入った。


 「そして、まだ誰がその学生なのか不明だったため、念を入れて学生たちが学園の敷地を離れる今回の試験を取りやめにした、というわけよ」


 シギーの話は一応筋は通っている。しかし、要所要所で何かを隠そうとしている感じが拭えない。そに事が村正は気になって仕方が無かった。


 「あなた達にちょっと聞きたいんだけど~。」


 ここまでの話を聞いたイブが村正達にあることを訊ねる。


 「禁忌書庫の書士って聞いたことある?」


 このイブの質問に対する反応は分かれた。村正とユウキは初めて耳にする。当然、知らないと答える。イルミアとリリィは黙って俯いた。そして、大人たち三人は驚いた表情でイブを見た。特に、シギーとシュペールはイブの今の発言にかなり驚いた様子だった。そして、レベッカは何かを確信した様子。

 訊ねた本人であるイブも、村正が知らない事には特に気にしていない様子だった。一方、ユウキが知らないと言う事は恐らくその手の情報が学生の間で流れてない事を確かめることが出来た。


 「禁忌書庫の書士って何ですか?」」


 当然の質問が村正から飛んだ。


 「はぁ~。まぁ、そのうち話す必要は出て来るから構わないけど、碌でもない魔法使いの集団って思って貰えれば構いません。」

 

 シギーがため息交じりに答える。


 「その人たちがその剣を狙っている。そうなんですか?」


 リリィがイブの顔を見て訊ねる。シギーでなくイブに聞き返すリリィ。


 「そうらしいわね。まあ今のところは、特に何も起きないと思っているけど。」


 まるで、リリィが自分に聞くのが分かっているみたいに、自然に返答したイブ。

 これ以上イブが何を喋り出すか分からないと判断したシギーが話を打ち切る。


 「そういうわけだから。この剣の事、一応他言無用でお願いして良い?」

 

 シギーさんの言われた言葉に、僕らには従う以外の選択肢は無かった。

 

 「じゃあ、これでお話は終わりよ。お疲れさま。」

 

 ふ~終わった。部屋を出た僕たちはさっさと寮へ戻った。


 「あれ、イルミアは?」

 「さぁ?」


 さっきまでいたイルミアがいない。トイレにでも行ったのだろうか?

 何はともあれ、ようやく帰れる。早く布団で寝たい。



===============================================



 「お母さん、それとレベッカ!」


 村正達が出て行った後の王城の部屋。シギーが起こった表情でイブとレベッカを呼ぶ。その覇気にイブとレベッカは圧倒されそうになる。


 「後で、私の部屋に来なさい。」


 それだけ言い残すとシギーも部屋を後にした。


 「あ~、これは、長いかな~。」

 「まずかった、ですかね。」

 

 シギーに怒られる心辺りのある二人も、ゆっくりと部屋を後にした。




 

 


次回At13休暇

次回で第2章完結です。

3章は1話限りの話にしたいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ