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ミリアの新たな拠点

大人しい感じのキャラがキレたらこんな感じになるかも?

と、考えて作成しました。

石竜島:大和~Side

ミリアSide


石竜島は父が生前、仲間と共に根城にしていた島に大和を隠す。何とかこの巨艦を隠せるだけのスペースがあったのは行幸だった。

正直なところ、大和は別の拠点に移して、此処には指揮下の艦船を隠せれば良いとだけ考えていたので大助かりだ。この島は外見が竜が丸くなって眠っているような形状をしているので、昔から竜が住む島として船乗りに恐れられてきた。だから、隠れ家にはうってつけの場所だ。


「おーし、総員、接弦作業にかかれっ」


「食料、弾薬、燃料の荷下ろし急げよっ」


「「「了解」」」


「リーダー、総員、上陸準備完了です」


「あ、ご苦労様、では、手の空いている人から両舷休息に入ってください」


各自に指示を出して、ボクも艦長室に向かった。艦長室には高価な調度品とか色々あって、そこにドレイク君の鳥かごを追加して、航海日誌にこれまでの出来事を事細かく記載していく。とりあえずは予定通りだ。後はみんなを集めてボク等が活動する今後の事の事についても決めなくてはいけない。

とにかく、これは王国の決定だから皆と話して決めないと。


「ボク達の私掠船団を解隊して、新しい戦隊を創設か……」


最初は色々問題が起きるかもしれないけれど、それを解決しないと人は前には進めない。

たぶん、これは選別になる、このまま、この艦隊で共に戦うか? それとも、此処を去って別の海賊に入るか? 正直、難しい選択になる。


「さて、そろそろ、時間だね? みんなの居る食堂で本題を話さないとね」


ボクは航海日誌を閉じるとドレイク君にクッキーをあげてみんなが待つ食堂に向かった。

※※※※※※※※※※※

石竜島食堂~Side

エレノアSide


皆、うちのリーダーの指定した集合時刻に集まっている。これから、大事な話があるそうや。

でも、どの顔もいたって冷静や。でも、予測不能の事態に備えてミオや他の面々は待機している。

そして、ミリア船団長が食堂に入ってきた。

そして、皆を一通り見渡してから、本題を切り出した。


「みんな、よく聞いて、ボク達シルバーシャーク私掠船団は本刻をもって解体となる」


ざわざわと食堂ないにどよめきが上がる。うん、わかりやすい反応や。そりゃあ、そうだろう、いきなり今までの私掠船団を解隊するなんて話が出たら、普通は動揺する。特にこの私掠船団に入って日が浅い連中の動揺が大きいけれど、古からリーダーと付き合いのあるうちらは特に動揺はなかった。

なにせ、もう私掠船団で活躍が出来る時代が終わろうとしていて、うちら古参からも

「そろそろ、潮時だ」とか「せめて正規軍並みの装備があれば……」と言った声も上がり始めていた。

うーん、うちとしては、この船団の自由な空気が好きなんやけれど、そろそろ、新造艦の方が性能がいいし、いつまでも敵がうちらの好き勝手を許すほど甘くはない。

皆の空気を察してか、リーダーが落ち着いて言葉を繋ぐ。


「みんなの言いたい事はよくわかるよ、でも、私掠船団は今日をもって解散することになる。これは女王陛下とボクとの【約束】だから、これまでは、私掠行為は王国の名の元自由にやれてきたけれど、他の私掠艦隊が平時でも戦時でも軍の規律だけでなく庇護下のそれぞれの国の庇護下にある所でも好き放題に暴れまわっている、そして、ボク達の所にも海賊行為の疑いが掛かってきていて、これ以上の極秘任務が私掠船団では難しくなって来ている。それで、思い切ってこのまま正規軍に編入されることを条件に、みんなの再就職先を用意しておいたよ。ただし、無理に皆を残らせるつもりはない、ボクとこれからも行動を共にしたい者だけこれからもついてきてほしい」


「「「……」」」


「……ざっけんな……」


ん? 一人、リーダ-の言葉に憤りを覚えたのか、熱くなってるのがおるな?

他のメンバーはおおむね落ち着いている。でも、最近、うちらの船団に入ってきた連中は不満をもっているのがそこそこ、あとは、未来への不安が大きいのが大半やな。

そんな、不満を持っているメンバーに目をやると、一人のいかにも元気がいいのが一人怒りをあらわに

リーダーにたてついた。確か、名前は【キース】とかいったな?

場の空気が一気に緊張のある物に変わっていく。


「ちょっ、キース!」


「まぁ、落ち着けって……」


「落ち着け……だと? これが落ち着いていられるかっ、俺たちは自由な海賊なんだ! 国の狗になるために此処にいるんじゃねぇよっ! 戦って、殺して、奪って、なんぼの商売だろうがぁっ」


およ? 中々威勢がいい奴やね? でも、うちらの船団は、弱者や善良な商人からは、殺めず、侵さず、奪わずがモットーなんよ。その方針でうちのおじいちゃんの代から、やってきたんやし、今後の方針も変わらんやろう。それにしても、これは一度、新人に対してうちらの【掟】を心に刻ませんとあかん課題やね。


「ふーん、キース、ボク達の【掟】忘れちゃったの? そう……なら、もう一度それを教えてあげるよ。キース、これ以降、むやみやたらに皆に動揺を与える、発言を禁止します、それから……」


「まてよっ、俺はみんなの代弁者だぜ? 頭がお花畑王の女様のスカートに隠れている小娘とは違うんだよ!」


あーあー、キースの阿保が、本気でミリア船団長を怒らせよった。うちも一度だけ本気で手合わせしたことがあるさかい、リーダーの怖さはよう判ってる。


「……って、言った?」


「あ?」


「今、何て言ったんだ……? もう一度言ってみなよ?」


「へっ、聞こえていなかったのか? 何度でも言ってやらぁ、頭がお花畑のお幸せな王女様のスカートに隠れている小娘とは違うと言ったんだ」


「取り消せ、その言葉、そうしたら、軽い痛みで終わらせてやる」


「誰が取り消すか、大体……あんな―――」


「シッ!」


は、早い、リーダが全身のバネを使って天井高く舞い上がると、キース目掛けて電光石火の飛び蹴りを見舞う! キースは一瞬何が起きたのかわからないまま、一番奥の壁まで蹴り飛ばされた。

そして、よろよろと起き上がろうとした、彼を目にも止まらない乱打で一方的に殴打する。

幾らキレても不殺は心得ているのがうちらのリーダーや。


「グぇ……」


「ボクが蹴りやパンチで満足するとでも思っているのか?」


パン! 


一発の銃声が食堂内に鳴り響いた。キースの背後の壁に銃弾の穴が開いていて、いつの間にか抜き放った

エンフィールドが腕にあった。キースの表情から血の気が失せていく。そして、彼女は何事もなかったかのように言葉を続ける。


「特に、反対意見はないようだね? もし希望があれば出来るだけ、この船団以外で働きたい皆の希望の再就職先を早く用意しておくから、もう少し時間をください。あと、此処に残りたい人は新しいポストを用意しておくから、では、解散、それと、そこの固まっている奴は船団の規律違反で追放、反省房に閉じ込めて目隠しをしてから、明日、どこかの国の海域に放り出しておいて」


もう、キースの名前も呼ばないし、振り向きもしなかった。彼に背を向けたまま、次々と新しい事を皆に伝えていく。この船団に必要ないと判断した時点でキースの運命は決まった。

あとは、彼の運しだいやね、運が良ければどこかで暮らせるやろし、運が悪ければ……その時はその時やね。

没ネタでミリアの就寝中に襲撃とか考えましたが、今回は没にしました。

次回不定期ですが更新を頑張ります。

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