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第40話 Excel模擬テスト初日 ――風邪と焦燥と“まさかの914点”**

朝の教室に入った瞬間、

空気が どよ〜〜ん…… と重かった。


みんな顔色が悪い。


いや正確に言うと、“Excel疲れ”が人の肌色をここまで曇らせるのか?

教室が、モノクロ写真みたいだった。

「あと10日…最後まで休まず行こう!」

と、自分に気合いを入れたその直後――。

──────────────────────────

1| クラス、風邪で半壊。


咳き込みながら

「COUNTIF が覚えられない…」

と呟くアラカン女子。

ここは何?

RPGで言うなら 全滅寸前パーティーでは?

Excelの難易度と風邪ウイルス、

二方向からHPを削りにくる地獄仕様。

若者もアラカンも、今日は全員

HP(体力)赤ゲージでスタート。

──────────────────────────

2| 運命の MOS模擬テスト・初回


先生が突然トーン低めで言った。

「それでは……始めてください」

その声、完全にお葬式の開式挨拶。

いやもっと明るく行こうよ先生。

教室がシン……と静まり返り、 響くのはキーボードの カタカタ… だけ。

模擬テストって、どうしてこんなに緊張感あるんだろう。

──────────────────────────

2| 若者チーム、今日も人間やめてる


天才3人組、クリック音がもはや 忍者。

しかも全員、

30分以内に900点台。

私「早っ!!」

すると若者のひとりが、慈悲深い顔で言った。

「アラカンの集中力のほうがすごいですよ」

やめて。

今日の私は情緒が薄皮一枚。

その優しさ、ド直球で刺さるから。

泣く。

──────────────────────────

3|アラカンチーム、まさかの修羅場


61歳の彼女 → 200点

肩を落としながら、

「先生、教えてもらったのに…ごめんなさい…」


先生「謝らなくていいんですよ。最初はそんなものです」


彼女の横顔、

まるで失恋直後の乙女みたいに儚かった。


トヨちゃん → COUNTIFにキレる

「COUNTIFめぇ〜!!」

と机を ポンッ。

いや、語尾が“めぇ〜”って可愛いんだけど。


63歳の彼女 → 風邪で離脱

「今日は…見るだけにします…」

教室全体がじわじわ

“地獄のパソコン道場” に変貌していく。

──────────────────────────

4|そして私は――


出たスコアは、

\\ 914点 //

先生:「おぉ〜!〇〇さん、すごい!!」



私は静かに言った。

「……ま、勉強しましたから」

人生で一度は言ってみたかったセリフを、

まさか62歳で回収するとは思わなかった。


62歳でも、やればできる。

いや、 やらなきゃできない。

今日ほどその真理が刺さった日はない。

画面の数字を見て、

三連休の静かな部屋が、ふっとよみがえった。

今日の誓い

「次は満点を狙う。

誰かのためじゃなく、自分のために。」

静かなる反撃―― Excel編、加速中。

私の中で何かが確実に目覚めている。

──────────────────────────

次回予告

Excel模擬テスト第2回――

果たして私は何点を叩き出すのか?

風邪、焦り、集中力の限界。

それでもアラカンは立ち上がる。

次回、

“限界突破の女” 誕生か!?

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