嘘つきシンデレラはツンデレ義母を幸せにしたい

『私はシンデレラである』
『嘘だ、シンデレラじゃない。嘘ついた。ごめん』

ドロシー・ルーズルースは子爵家の長女。
母の妹である叔母の元で、妹二人と共に暮らしている。
彼女の生活は物語の灰被り（シンデレラ）そのもの。
けれど、まだ救われないはずの彼女の暮らしは、シンデレラのそれとは違っていた。

『絶対私が幸せにしてやるんだから！！』

悲劇のヒロインに転生したはずの彼女の願いは、意地悪な義母の幸せだった！？
元演劇部のなんちゃってシンデレラは、ツンデレ義母をハッピーエンドへと導けるのか。