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称号とジョブ

NPC達は帰ったし、まずは撮影会を終えてしまおう。スキルも称号も気になるけど、まずはこういったことを終わらせないとゆっくり確認できない。

向かうは噴水広場ってね。どうせみんなそこに集まってるでしょ。


「あ、クノイチさんが戻ってきました!」


「撮影会を再会しましょう。と言ってもデスペナルティ入っちゃったんで、決闘はおしまいですよ。はい、撮影班の人は並んで並んで。」


とはいえ、スクショって別にカメラアイテムでやるわけじゃ無い。つまりは今の状況って複数人にじっと見つめられ続けているわけで、正直恥ずかしい。

ああもう!せめてヴォルフが俺の写真を撮るために使ったような道具越しなら、まさにモデルさんの気分が味わえたのになぁ!





あー、やっと終わった。ゲーム内時間では既に9時を過ぎていて、完全に夜の時間帯だ。現実だとまだ3時過ぎだということが信じられないな。

っと、あそこにいるのはあずきさんでは?


「あずきさーん!この衣装っていつになったら返せばいいんでしょうか!?」


「いっ、いやいやとんでもないわよ。むしろもらってちょうだい。一応渡した時点での最前線装備を買ってきたんだから。」


そんなのはなおさら貰えないよなぁ。


「いえ、なおさら悪いですよ。何かお礼をしないと…」


「わかったわ。じゃあフレンド登録をしましょう。それじゃあ自己紹介ね。私は攻略班で魔法使いをやっているあずきよ。その装備、はっきり言って私のお古だから、好きに使ってね?実はあなたが休憩したりしている間に攻略を進めてきたから、もっといい装備は持っているし、今更返されても困るわよ。」


「フレンド登録はしましょう。装備についてはまぁ、獣人族に足りない魔法防御を補ってくれるんで、助かりそうではあるんですけど…」


うん、やっぱ後で革装備に戻そう。この格好をずっと見られるのは恥ずかしいからな。


「だったら持っておいてよ。それにしても、いったい何人と決闘したのよ。すっごく並んでるし、しかも噂によるとNPCまで出てきたんだって?なんか特殊なクエストでも出たんじゃないの?そこんとこ知りたいなーって。」


「…クエスト?依頼とかじゃないんですか?」


「…クエストじゃあないみたいね。クエストと依頼の意味は同じよ。だけど、中にはギルドからの依頼じゃなくて住民からの直接の依頼とかもあるの。その中でもある条件を満たしたり、分岐があったりするようなものを私が勝手に特殊なクエストっていってるのよ。それで、依頼をされたとか、クエストを開始するーみたいなログがあったりはしないのよね?」


「そういうのはないですね。あーでも、直前に称号は手に入りましたよ?まだ確認してないですけど、今確認してみますね。」


NPCが絡んでくるってのは、特殊なことなのかもしれない。だったらこっちの百人斬りに原因があるのかも知れない。コーサクもジョブは見せるなって言っていたし、辻斬りが原因だったら教えないでおこう。


『百人斬り』

取得条件:決闘で百人のプレイヤーに勝利する。


これは百戦錬磨の証である。


「まぁ効果のないフレーバー称号みたいですけど、なんかNPCの好感度とかが変わるんですかね。」


まぁ、ヴォルフがたまたま通りがかったところで決闘していたから、つい参加したくなって参戦しただけだって聞いているけど。NPCごとにAIが積んであるのか、NPCひとりひとりにちゃんと行動基準とか性格とかがあるみたいだからな。あれは本当にイベントの準備できただけで、百人斬りにも辻斬りにも関係ないんじゃないかな。


「ふーん、そっかぁ。残念ねー。百人も倒したんだからボーナスがあっていいとは思うんだけどなー。」


たぶん次のイベントは大規模な決闘イベントだから、百人斬りの称号持ちが沢山出てきそうな気はするけどね。千人斬りとかの称号はないのかな。


「まぁ、あれだけ強いんだから、クノイチちゃんにもフィールドに出て欲しいな。」


「言われなくてもそのうち出ますよ。人でつまっているところに出たくないだけです。俺としては、まずは平原を攻略してしまうつもりです。」


「いいわね。私とパーティーメンバー達も、まずは平原狙いなのよ。もし共闘するようなことがあったら、その時はよろしくね。」


「はい、こちらこそ。」


ここであずきさんとは分かれたから、これでゆっくりと辻斬りジョブについて調べることができそうだ。

えーと辻斬りジョブは…ないね。あ、ジョブランの横に取得可能ジョブってのがある。実際にジョブにつかないと詳細はわからないのか。特殊ジョブっていうぐらいだし仕方ないのかもな。じゃあ取得っと。


〝特殊JOB『辻斬り』を獲得しました。〟


そして、ジョブの内容を確認!


『辻斬り』

取得条件:ゲーム開始から一度も街の外に出ることなく、切断属性武器を用いて同族キャラ100体のHPを0にする。(あなたの種族は亜人)


街中に潜む悪魔。その刃は同族の血で濡れている。


取得JS:『憑死斬り(つじぎり)』『辻鬼理(つじぎり)


一度も街の外に出ちゃダメってところが普通は気づけない、取得が面倒なジョブってところかな。あとは百人倒すだけの根気か対人戦好きな性格と、HPを0にするまで戦う、突き詰めたやり方が重要ってわけだ。

それで、スキルの方はどんな感じなんだろうか。


『憑死斬り』 パッシブスキル

切断属性の武器を装備している場合自動発動する。

武器による攻撃が敵の特定部位にヒットした際に、一定確率で即死する。ボスモンスターに対しては確率が低下する。


その刃は命に飢えている。

『辻鬼理』 パッシブスキル

街中、屋内、ダンジョンで戦闘行為を行う際に、全ステータスが1.5倍される。


曲がり角には気をつけろ。


辻鬼理の方は、なんというか辻斬りって名前から派生した感じのフレーバースキルかな?倍率は高いんだけど、状況が限定的過ぎないかなぁ。

対して憑死斬りの方は素晴らしいスキルだな。即死、つまり体力がいくらあろうと全て持っていく強力なスキルだ。特定部位ってのはたぶん急所だろう。首とか心臓とかがそれなんじゃないかな?俺の個人的な感覚だと、首を切ってもHP制だから死なないってのは違和感があったんだけど、憑死斬りのおかげで首を落とせれば勝利!みたいな感じになるんじゃないかと思う。

ボスに対する確率低下は…まぁ、0パーセントにならないだけありがたいと思っておこう!

クノイチ は そくしスキル を てにいれた

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