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あたしたちの仕事~由真編~

遂に由真のお話がきました!ここまで読んでくださった皆さんありがとうございます!それでは、どうぞ!

「魔王様に敬礼!!」


その声がかかり一斉に敬礼の姿勢をとる兵士たち。それをみてあたしはため息をつく。


・・・・・・はぁ、なんでこんなことに・・・・・・


それは遡ること、昨日のこと。






「わっ、えっ?ちょっ、待っ!!」



バタッ、バタッ!・・・・・・ガシャーーン!!



あーあ、またかぁ。


いつものようにお母さんがへまをして、まわりにあった書類とかなんやらが途端にまい散った。すると、これを見越していつもの仔犬が逃走をはかる。



「誰か~~!!その子を捕まえて~~!!」


叫ぶお母さん。


やれやれ。




「はい。捕まえた。」


と、容易く捕まえてにこやかに笑う私の妹、唯。


可愛いでしょ?半端ないのこの子。街を歩けば老若男女問わず振り向くほどの美少女なのに、本人はその自覚なし!知らないおじさんに声をかけられたのをただ道を聞かられただけだと思ってる。あのにやけ顔見えないの?

ほんとにお人好しで無駄に正義感が強くて、人を信じやすい、はっきりいってバカ。


とまあ、妹の唯はこんな感じ。私はその逆。性格も容姿も何もかも逆なの。ほんとに双子なのかってくらい、正反対。


「ありがとー!!助かったわ、さすがは唯ちゃん!!」



「あーあ、母さん。いい加減そのおっちょこちょい直しなよ。」


私は笑いながら言う。いつものことだ。いまさら直らないのは分かってる。



「まあまあ、そこが香さんのいいところじゃないか」


これが、父。スッゴいお母さんとラブラブ。いまだに新婚旅行いってる。新婚さんが行くやつなのにさ。わたしたちはいつでも新婚なの❤だって。


あっ、この父の叔父さんがまたすごいの。私たちにもしものときのために色々なことを教えてくれてさぁ。まあ、お母さんが頼んだんだけど。自分の身は自分で守れとかだって。そのおかげで、私たちけっこう強くなったんだよねぇ。大のおとな100人いても勝てるくらいかな。・・・・・・いやごめん、100人は言い過ぎだね、70人くらいたわ。




「・・・・・・はい!今日も元気いっぱいね、異常ないわ。」


おっと、今日の検診はこれで終了だね。うーん!


ん?ありゃりゃ、また唯が自分の世界に入り込んじゃってるよ。



「ちょっと、唯。なに、ぶつぶついってんの。駅前の新しくできたカフェ行くんじゃないの?」


「あっ!ごめんね。今着替えてくるから、ちょっと、待ってて!!」


そういって、ばたばたと走る唯。あー、そんなに慌てると・・・・・・。


どてっ


あーあ、やっぱりこけた。






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