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本日より第三章~青春祭編~です!
学校休みがあっという間に終わり、わたしたちは2年生になった。
もうすぐ陽のエネルギーと陰のエネルギーがちょうど半々になる特別な日が来る。
この前日は青春祭といって、魔法学校は音楽一色になる。
音はそれぞれ波動をもつ。
音そのものがエネルギーであり、その音を使って自己表現する場が青春祭だ。
自分で作った音色でパフォーマンスすることが許される。
楽器、魔法演出、歌、ダンスなど有志が集まってグループを作るもよし、個人で出てもよし、パフォーマンスをしたい人が自己申請をする。
今年も続々と出演者、グループが申請しているらしい。
青春祭の後には、もう一つの大事なイベントがある。
夜はキャンドルナイトと言って、みんなで祈りを込めたキャンドルを放つというイベントだ。
一緒にキャンドルを放ったカップルは永遠に結ばれるというジンクスもあるそうだ。
青春祭の演出に向けてみんな気合が入っているが、特に気合が入るのは水型の魔法使いたち。
なんと言っても、美しさが彼らの強みだからだ。
今年は初めてとなる”アイドルグループ”というものが誕生するらしい。
これらは全てカリンダ情報だ。
全学年がスタジアムに集まって、パフォーマンスを見るのだから絶対に楽しいはず!
飲食店も多数出店するらしい。
わたしは“見る専門”。応援するだけで十分——
…そう思っていたはずなのに、ほんの少し、胸がざわつく自分に気づいてしまった。
友人二人は青春祭の準備で忙しそうにしているからだ。
仲良しのトラネは、なんとそのアイドルグループのメンバーで踊ることが決まっている。
発案者のリーダーの話を聞いて、すぐに参加を決めたと言っていた。
その行動力と素直さが、すごくトラネらしい。
一方でカリンダは演劇をするそうだ。
カリンダはザ・美人なタイプだし、そんな彼女が歌って踊ったら、どう考えても可愛いだろう。
王子と平民の恋を描いた題材だそうで、カリンダが平民の女の子役をするらしい。
恋多き乙女のカリンダが演じる“本気の恋”——
どんなふうになるのか気になるし、少し羨ましくもある。
パフォーマンスの練習は放課後の時間を活用して進めることになる。
トラネもカリンダも授業が終わったら、さっと切り上げて練習に向かっていく。
みんな目がキラキラしていて、青春を思いっきり味わっているように見えた。
今日は騎士団の訓練日だ。
合宿以来、週に数回、訓練に参加するのが私の日常になりつつある。
最近、生徒たちの間で校内に異様な気配があるという噂もちらっと耳にした。
土日は騎士団の仕事に同行することもあり、結構忙しくしている。
わたしは将来、騎士になりたい。
わたしは守る側だから、ああいう華やかな場所は似合わない。
パフォーマンスの練習の時間もないし、わたしが青春祭に出たいとは自然と思わなかった。
魔法学校2年生、最初の大きなイベントです。
友情、恋に変化・成長があるのか…?
見守っていただけると嬉しいです。




