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Episode.2-6
彼女の名前はソラ、俺と同じ塔の無い街出身。そう、幼馴染だ。
「久しぶり。会えて嬉しいよ」
俺は心の底から言ったのだが、ソラは俺を睨みつけている。
「ヨル、私言ったよね。冒険者にだけはなるなって!」
ソラは拳を握りしめ、俺に詰め寄ってくる。
顔が近い……可愛い。
ギルドメンバーを集めるにあたって、ヤウカイロウにこの街に働きに来ているソラを探して連れてきてもらった訳だが、ご覧の通りご立腹の様子だ。
ヤウカイロウはソラの後ろで、あとはお前の仕事だ的な顔をしている。
「たしかに、言われたよ」
いいぜ、交渉は意外と得意なんだ。
「でも無理だった!」
何か言いかけたソラを遮って満面の笑みで言ってやった。
ソラは口を開けて目をパチパチしている。
「だからさ、一緒に塔に登ってよ」
俺はソラの手を取って真剣に言った。
沈黙。
「……っ」
ソラは……何か言った? 聞こえなかった。
「雷雷、聖聖……」
全身に寒気が走る。
「えっ」
言ったのはヤウカイロウだ。言った瞬間に猛スピードで外に走って行く。律儀にドアを引いて開けるのが見えた。
「聖光雷光」
白いような青いような黄色いような光が世界を包む。
目が覚めた時にはソラはいなかった。




