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【完結済】槍の新兵は夢を見ない  作者: 牛乳太子
第5章【ゼリフタル武人祭】
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11話 【頼み事】

ルッカ『好きねぇ戦うの』

ルルカ『戦い混ざりたいのだ!』

『・・・お前ら、帰ってきてそうそうと兵士を玩具の様にまぁまぁ・・』


俺の父さん、レナウスがその場の光景を見て笑顔がひきつる

グスタフも悪びれる様子もなく、腕を組んでいる


『手を出してきたのはこいつらだぜぇ、ちょっと遊んだだけです』


グスタフがレナウスにそう言うが父さんはため息をついていた

まぁ兵士が周りで倒れて死にそうな声をあげているのだからそうだろう


『こいつらが悪い、ルッカに手を出したんだ』


俺がそう言うと父さんは目を丸くして驚く

暫くして笑いながら俺の肩を叩き口を開いた


『なんだ、男になった様な言い方だな?あん?』


『ぐ・・そういうことじゃなくて父さん』


父さんがニヤニヤしながら俺の顔を見回す

ナッツはそれをみて軽く笑いを堪えている様な様子である


『では先輩!僕はここからお家に帰りますねぇ!』


『私も行くのだ!また時期が来たら集まるのだ!』


そう言い2人は次の馬車乗り場まで隣町に行くので俺たちから消えていく

どちらも今すぐ行けば夜にはつけるのだ

多分お邪魔するのは申し訳ないと思ったのだろうか

そんな考えなくてもいいのに


『じゃあいったん家にこい、グスタフ君もいったん来てほしい』


『ええ、俺もっすかレナウスさん!?』


『そうだよ?君に大好きな戦いの場を用意できるんだ』


『なにぃ!?』


グスタフは何か得体の知れない餌に釣られてしまう

俺は一度ルッカを家に送りそれからケインを連れて自分の家に着いた


俺のお母さんがリビングのソファーでくつろいでいたところであった

いきなり起き上がり俺の顔を見て急いで近づいてくる


『あらあら!ジャフィン!?丁度良いタイミングで帰ってきて、グスタフ君もまたたくましくなってぇ』


グスタフが自分の力こぶを見せながら軽く会釈している

母さんが俺を抱きしめるてくる

少し恥ずかしい、そうしてお母さんは晩御飯を張り切るらしく

調理場にケインを連れて行く


『ケイン君も久しぶりねぇ、ご飯手伝ってね』


『はいマリスさん!』


そういって奥に消えていく


俺とグスタフはリビングのソファーに座る

旅をする前から変わらないな、季節は冬に近い

変わった事と言えば暖房のために暖炉を使っているくらいか

薪がそういえば外に積み上げられていたな


そうして周りをグスタフと見ていると父さんが正面に座り

話してきた


『いやぁ随分強くなったらしいな、あの人数の兵士を玩具の様に扱っているのをみるとね』


そう言いながら父さんは太ももを叩きながら笑っていた

父さんは足を組んでそのまま話を続けた


『暫くここにいるつもりだろうから君たちに良い話があるんだ、戦うのは好きだろう?』


その言葉に食らいつくのはグスタフである


『レナウスさん、なんかいい話なんすか?』


『グスタフ君、君なら幸せな戦いができるよ?』


熊がふるふる震えだす、やばい戦闘狂の血が騒いでるのか

その光景を父さんは見てフフッと笑いまた口を開く


『帰ってきてそうそうこんな話をするのは申し訳ないと思うが、ここにベリト副将って人とキャメル君が来てだね』


『えっ!ベリト副将とキャメルが!』


『ああ』


俺は少し驚いた、キャメルはまだわかる気がするが

ベリト副将が自ら俺の家に足を運ぶとなると何かあったのか

俺とグスタフがその話をフムフムと頷き話を聞く


『どうやらベリト副将があの国全体を巻き込んでのゼリフタル武人祭にジャフィンを推薦したらしいんだ』


『はっ!?ゼリフタル武人祭!?』


俺はびっくりした、ゼリフタル武人祭

年に一度行われるイベント、武に憧れる国内の最大級闘技イベントである

人数も大勢だが多すぎて推薦枠が半分以上を占めている

理由としては一般枠の審査に時間がかかるからだ

殆どが軍関係の知り合いや冒険者ギルド関係そして貴族関係のツテで推薦枠は埋まるのだが


『そのベリト副将が軍の推薦枠での話し合いで強く推薦してしまい引っ込みが聞かなくなって俺のとこにお願いしに来たんだよ・・ハハハ、申し訳ない顔しながら頼み込んでたよ・・』


父さんが苦笑いしながらそう言う、だが俺を推薦とはなぜ?

あの人は確かに人を見る目はある、でも他に入る筈なのだが


『んで、俺はなんでそれと関係してるんだ?』


グスタフが疑問を投げかける、そうだ

今の話にグスタフがいないのだ、グスタフ自身も体が震えている

あいつもこのイベント出て見たいっていってたしな村居た時

今回は戦争もあったので時期をずらし、丁度今の時期らしい

父さんはグスタフの方を見て口を開いた


『俺がグスタフ君も条件に入れたんだ、彼の為の一般枠を入れてほしい・・・息子と双璧をなす人物だよってね・・それなら息子に協力を頼むとね、そしたら即答でグスタフ君用の一般枠を確保すると約束をくれてね、なぁに安心しなさい・・・一般枠は審査で周りの連中なぎ倒すだけさ、簡単だろ?』


『クフフフフフ!俺の一般枠もあるのか、感謝するぜぇ!レナウスさん』


グスタフは獰猛な笑みをまた浮かべて天井を見て笑う

父さんはそれを笑ってみている


『父さん・・・俺返事何もしてないけど?』


『でないとここを出禁にするぞ?』


わざとらしい笑顔で脅してくる

俺はそのわざとらしい顔で笑ってしまい潔く了解した


『わかったよ父さん、ベリト副将にも借りがあるんだ・・・』


『話が早くて助かる!流石息子だ!グスタフ君も暴れて良いイベントだよ!』


『おっしゃぁあぁぁぁぁぁぁ!』


椅子から立ち上がり、腕に力を入れて喜ぶグスタフ

俺も気になっていたイベントだ、実際参加したかった

丁度いいイベントだ、俺たちの能力がどこまで通じるか


『父さん、それはいつになったんだ?』


『2週間後に一般枠審査、大会は4週間後に始まる・・・一応ジャフィンがこまめに手紙くれていた宿屋のアクアリーアに手紙を送ったのだが・・・入れ違いか、ははは』


確かに父さんには拠点の場所を念のために手紙で教えていた

確実に入れ違いだろう、一昨日に送ったばかりらしい


『んでだ、村の兵士はベリト副将の部下だよ』


『えええええええええええ』


父さんの言葉に驚く、なんでこんな・・・

俺は理由を聞いてみる


『君が帰ってきたらすぐに分かるように暫く駐在させてほしいってさ、了承しちゃったけど』


『みんなボコボコにしてしまいましたが』


そうすると父さんは立ち上がり答えた

『別の門にもいるんだ、とりあえず無事な兵士に伝えてくるよ・・ジャフィンとグスタフ君が帰ってきたってね』


そう言い父さんは家の玄関から消えていく

丁度よいタイミングで俺たちは戻ってきたという事だ

とりあえずベリト副将に会わないといけない、だがだ

兵士が動くなら俺は待っていた方がいいだろう

あの人は自ら動くタイプの人間だ、だから皆に好かれている

俺もそこがあの人の好きなところだ、俺はこの村で待つことにする


『フヘヘヘ!じゃぁあれだな、てめぇとやりあえる事もできるな?』


『そうだグスタフ、俺もなんか楽しみだよ・・・あれ以来の本気で戦えるな』


俺がそう言うと嬉しそうな反応をするグスタフ

グスタフはそのままマッスルポーをしながら悪魔の笑顔で俺を見て言い放つ

『だなぁ!・・まぁ今日はとりあえず帰るぜ!なんかあったら教えろ』


『わかった、ひとまず解散だ』


『フフフフ』


肩を震わせながら嬉しさを表面に出しながら彼は玄関から出ていく

なんか少し静かな家になった、本当はこんな家だ


ゼリフタル武人祭か、去年はノートン将軍が優勝したな

俺は出たかったんだ実際

この体験は確実に力になる

ゼファーのくれた測りそして今回のイベントでの強さの測り

この2つが結構これからに必要だろう


『ご飯ですー!ジャフィンさん!運んでくださいー』


『了解ケイン~』


どうやらできたらしく俺たちは料理を運びながら父さんの帰りを待った

グスタフ『今日から寝れねぇなぁ』


ジャフィン『寝ろよ』

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新作ですがこの小説を見てる人ならわかる部分が多い内容になってます 勇者ですが指名手配されたので逃亡ライフをはじめます
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