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病弱な幼馴染が本当に病弱だった場合の対処法  作者: 美麗


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病弱な幼馴染 リリー

地方貴族である子爵家の長女として産まれた私。兄は健康ですが、私は産まれてからずっと身体が弱いまま。

田舎ではなかなかお医者様にかかることができないため皇都にある遠縁の侯爵家のタウンハウスで治療を受けています。

季節の変わり目には体調を崩し、ベッドから起き上がることもできない毎日。侯爵様のご厚意により栄養たっぷりな食事も喉を通らない日が続き。

せっかくのお医者様の治療も本当に痛くて、苦しくて涙が止まりません。

その上、親元を離れた寂しさも加速しました。


そうして、私はこれまでよりベッドから起き上がる時間がどんどん減っていったのでした。


そんな、自分の情けなさに嫌気が差し始めていた頃…

彼がやってきたのです。


侯爵家3男ロベルト様。きっと自分に厳し鍛錬を怠らない方なのでしょう。

鍛えられた大きな体を持つ、声まで大きな方でした。


私のはるか頭上から浴びせられる健康に満ちた力強い声。大きくて威圧感のあるお体。


そして、申し訳なくもタウンハウスをお借りしている私のことを可愛い幼馴染と呼んで下さる距離感の近さ…


始めは良かったのです。そこまで頻繁にお会いすることがなかったので。

ですが、皇都にある学園にタウンハウスから通われるようになってからは頻繁に私の部屋までやってこられるようになったのです。


産まれたばかりの弟。産後の辛い身体を労る私の両親。寝付いてばかりの私。

静かな、田舎の子爵家。

大声を出す方がいない生活を送っていた私。


いくら、お世話になっている侯爵家のご子息とはいえこんなに顔をだされると結構負担で辛いのです。

それにより私の食欲はどんどん減っていき、心配したロベルト様がより部屋まで顔を見せるという悪循環に陥りました。

その上での辛い治療の毎日。

そして、ついにはロベルト様の婚約者様からもご連絡が私のもとへきたのです。


それも、当然だと思います。


言い訳をするより、今の有り様を見て頂いた方が良いと思い訪問のお願いを返事に書かせていただきました。


実は、私も限界が近いのです。

お分かり頂けませんでしょうか。



1時間後に次話投稿します。次で完結です。

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