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病弱な幼馴染が本当に病弱だった場合の対処法  作者: 美麗


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婚約者 ナターシャ

〜1万pvありがとうございます〜

公爵家長女である私には兄妹がいません。私を出産後お母様が体調を崩してしまい、次の出産を医師に止められてしまったからです。


それ以降、お母様を愛する王弟であるお父様は私を大切に育ててくださいました。


でもお母様は私が幼い頃、なかなかベッドから起き上がれませんでした。


すっかり食が細くなってしまったお母様。


お母様につきっきりで眠れないお父様。


そしてある寒い冬の朝、お医者様がお母様の治療をしている様子を見て…私は…


意識を失って前世を思い出したのです。




いや、前世アラサーだった私には確かに知識はありました。でもね、治療が瀉血なんて見たことないですよ。しかも、寝付いて食も細くなっている人に瀉血なんて。


驚きすぎて、記憶がよみがえったのかもしれません。




そして、良かった。まだ、間に合う。


きっと大丈夫。




私、ナターシャ8歳。


これからが勝負です。さあ、厨房に顔を出してお母様のお部屋に行きましょう。




野菜をすり潰してしっかり煮込んだ栄養たっぷりのスープ。こまめな野菜ジュースによる水分補給。


お母様のお部屋に入りびたり、お部屋の換気にカーテンを開けての環境整備。


一緒に食事をして少しでも食べてもらえるように頑張りました。私がお部屋に入りびたっているのでお医者様は瀉血ができなくて困っていたけどそれは、知らない顔しました。


前回の瀉血で私が倒れてしまったから、お父様から私の前ではしないように泣きながら訴えたの。


(お母様から血がーって泣きながらね)




これにより少しずつ良くなっていったお母様。


もしかしたら、途中からお医者様のネリー先生も気がついていたのかもしれません。


ネリー先生はこれ以降、私がいなくてもお母様へ瀉血による治療はありませんでした。




そして、私が10歳になる頃お母様は起き上がって私やお父様と庭を散歩できるようにまで回復したのでした。


そうして私が13歳になった今。


もう少し、季節のかわり目に体調を崩すこともありますがすっかり健康になりました。




お母様の社交界への復帰。


母娘でのお茶会への参加。


全てが順調に進んでいた学園入学前に公爵家を継ぐ私に縁談が舞い込みました。




一つ年上の侯爵家3男のロベルト様。


体を動かすことが好きな方で、侯爵家の騎士団の方とも鍛錬をされているそうです。


顔合わせの時、鍛えられた体と自信にあふれた男らしい顔つきに胸が高鳴ってしまいました。




学園入学後に婚約した私たち。


初めは良かったのですよ。


無骨な優しさも、不器用な会話の中にある可愛らしさも私の胸を熱くしました。




その方が、こんなことをするなんて。


本当にがっかりしました。




あれは、婚約して半年程経った頃でしょうか?


やけに病弱な幼馴染の話が多くなったのです。




その、幼馴染を優先して私との約束を破るようになったのです。




信じられない…




お嬢様育ちのご令嬢なら泣き崩れるのでしょうが、残念ながら前世アラサーの記憶を持つ私。


彼を糾弾する前に、敵場視察へと参りましょうか。



1時間後に次話投稿します。

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