逃がすつもりなど毛頭ない
選抜高等学校野球大会は青海大学付属が制した。
これで春を2連覇したことになる。春連覇は青海高校が史上4校目。夏春連覇は青海が史上5校目。青海は前回の全国高等学校野球選手権大会=夏の大会優勝で2連覇を達成している。これは史上6校目の快挙。前年度の夏春にあわせ3大会連続の優勝となりこれは史上初。当然今回のセンバツ優勝で4大会連続優勝となりこれも史上初。近年青海が達成した記録を探っていくとキリがない。
彼らはすべての試合で相手を圧倒し勝機をほぼ与えなかった。完璧といっていい内容で優勝したのだ。大方のファンやスポーツライターの予想したとおりのつまらない結果でもあった。例外は泡坂がストレートの高校最速記録を更新したくらいだ。
彼らは数々の大会新記録を樹立した。『連続イニング無失点』、『大会最多安打』、『一試合最多本塁打』etc……もはや勝利することは前提で実績をコンプリートしようとしている段階だ。ドラフト1位候補の3年生が五人いるモンスターチームなわけだし。
これで8月に行われる夏の選手権を制してしまえば『泡坂の世代』は主要大会を完全制覇して高校野球を卒業することになる(正確にいえば甲子園上位チームが招待されおこわれる国体を終わったあとに)。
もはや全国どの強豪校も青海のことを災禍としかとらえていないのだろう。「泡坂の世代など早く高校野球からいなくなってくれ」、「自分たちが対戦するならせめて普通の負け方をしてくれ」と。
俺はまだあきらめていない。青海の勝ち逃げは許さない。
連中を東京から逃がすつもりなど毛頭ないのだ。




