7,はじめまして 、ノアちゃんなの
パパさんっだったの。
外が騒がしくなって、ポーラに怒られて、部屋に
入ってきたのは、私のパパっだったの。
それだけで判断すると、とっても残念な人って感
じで、、、、。
実際にはちがうの。
見た感じでは、とっても素敵なパパなの、、、。
背中まである金髪を、首の後ろでくくっている
の。
鼻筋がすっと通っていて、ものすごくかっこいい
の。
超かっこいいの。
眸の色は、薄い茶色で透き通っていて吸い込まれ
そうなの。
外国の映画に出てくる王子様みたいで、とっても
かっこいいの。
ママもポーラも、サアーヤもものすごく美人だっ
たし、この世界は美人や美男子しか、存在しない
のかも、、、、、。
そんなことを考えていると。
「あなた、この子に素敵な名前を付けてください
ねえ。」
ママが言ったの。
『かわいい我が子』、『お嬢様』。
と、しか呼ばれていなかったとおもう。
赤ちゃん、、、だったせいもあるのかな。
一度も名前を、呼ばれていなかったことに気づか
なかった。
パパは、顎にてをやってから、よんでくれたの。
もちろん、ママの名前ではなくてね。
私の、名前ですよ。
さも、重大発表をするようなそぶりをして、、。
わたしも、ママも、息をのんで、、その瞬間を待
ったの。
「私達の大切ないとおしい、、、お姫様の、、、
名前は、『リリアーノ·ホワイト·サインソワール
ド』だ。」
パパは、どうだっ。
いい名前だろうと言う感じで胸を張っていた。
「、、、、、、リリアーノ、、、、じゃあ、ノア
ちゃんね。」
ママが、愛称を『ノア』と決めてしまったの。
すると焦ったパパが反対したの。
「ちょっとまって、そこは『りりーちゃん 』だろ
う普通は。」
「あら、いいのよ。『リリアーノ 』は、素敵なお
嬢様のイメージでしょう。」
ママはパパの顔をじっと見て、続けるの。
「だから愛称は可愛く『ノアちゃん』ね。とって
も、かわいく聞こえるでしょうね。だっ、てこん
なにかわいいんですものね。」
ママの、下から見上げるおねだり目線にパパは負
けてしまったの。
私も、愛称が『ノア 』がきにいってしまったの。
「あのね、、りりーね、、、」
よりもね。
「あのね、、ノアね、、」
の方が言いやすいしね、可愛く聞こえるからな
の。
パパのつけてくれた名前も、ママがつけてくれた
愛称も、どっちもすごくセンスがいいと思うの。
この二人の子供として、生まれてきてよかった
と、思ったの。
思いながら、ドキドキして、ほっともして、なん
か疲れたの。
いつのまにか、ママの腕の中でねむってしまった
の。
、、、、ほかにもかぞくいるのかな、、、おもい
ながら。