常識
□■弱虫勇者■□
えーと、この作者コメントに何を書こうか悩んでいる弱虫勇者です。
書かなくてもいいんじゃないかと思う方がいるかもしれませんが、書きたいのです。
単行本の漫画の最初とかに書いてある作者コメントがかっこいいなぁーと思って『アルテミス』では、作者コメントを書こうと決心したんです!
なのですが、ネタがない……
って事で、
この頃聞いて驚いた言葉ランキング!
第三位! 「時間止めますよ」
担任の先生が言った言葉です。怖いですね。
第二位!! 「訂正しました」
友達が学校の放送で言った言葉ですw間違ってしまい「訂正します」と言うはずが「訂正しました」とまた間違ってしまいました。
第一位!!! 「俺、獣心化したよ!」
友達が言った言葉です。まさかの獣心化してしまいました……
以上(異常)です!
では、第7話『常識』!
✰09時48分✰
陣は車に乗り、スマホを助手席に投げ捨てた。
少し雪が積もっている。
★09時22分★
「柊さん……すいません。用事が入りまして……一度、帰ってもよろしいでしょう……か?」
柊さんがものすごく変な顔をした。
「“用事”ってなんだ」と柊さんは言って、その後に「とは聞かないことにする。お前の事だ、こんな時に仕事を抜けだすなんてどんなに非常識か解っているはず。“用事”と言って隠してるって事は俺に言えない事なんだろうが、たとえその“用事”が俺に言えようが言えまいが、その“用事”が重要ってことはだけは分かる。」と続けた。
陣は、時間をかけてその言葉の意味を理解し「柊さん…ありがとうございます。」と言って立ち去ろうとした時。柊さんが「非常識なんだからな。」と言いたそうな目で睨んできた。
一礼して、その場を去った。
✰09時49分✰
はぁ……大きなため息をついた。白い息がでる。
なんで岳の為に、柊さんにあんな目で見られないといけないんだ……。いや、違う。岳の為じゃない一問目解決の為だ。「岳の為じゃない岳の為じゃない」と自分に言い聞かせる様に言い、アクセルを踏んだ。
急にスマホの画面にラックが現れ言った。
『陣様、岳様からNIJメールが届きました。読み上げます。「10時までに来い」以上です。』
「ありがとうラック。返信はしなくていい。」
岳は俺に無理難題を打ち付けて何をしたいんだ、ここから岳の家は自分の家よりも遠いんだぞ。
『了解しました。』
☆10時21分☆
無駄に大きな扉のドアノブを掴む。
ピーー ガチャ
ロック解除だ。扉を引く。
「陣、21分遅刻。」
岳が無駄に広い玄関で待っていた。暖かい。
「岳ごめん、間に合わせる気無かったけど。」
「はぁ? 今なんて言った? 間に合わせる気が無かっただと?」
「何言ったか分かってんじゃん」
岳はエレベーターに向かって「……ラック。エレベーターを」と言った。
『了解しました。』