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チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?  作者: 桜井正宗
新章

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第99話 闇ギルドの本拠地

「――ふぅ、こんなところか。さて、パルウァエにある闇ギルド(仮)の本拠地へ向かうか。マルガ、アベオの葉を頼む」


「了解しました!」



 [アベオの葉]

 [効果]

 消耗品アイテム。

 転移できる不思議な葉。魔力が込められている。使うと書いた地名の場所へテレポート出来る。



 一気に『パルウァエ』へテレポート。

 メディケさんの家というか館の前に到着。

 何事かと館の中から本人が出て来た。


「アウルムくん! アウルムくんじゃないか。久しぶりだね~。元気にしていたかね」

「ええ。ですが、今は裏切者の件です」

「ああ、聞いとるよ。そこのマルガから教えてもらった。なにやら、国の内部で不穏な動きがあるようだね」


「ええ、先程倒したゴブリンによると、この『パルウァエ』に拉致された娘さんたちが監禁されているようなのです。覚えがありませんか」


 聞いてみると、メディケさんは腕組み顎をしゃくる。う~んと深く思案し、脳を巡らせていた。


「なにか些細な事でもいいんです」

「そうだなあ……最近、廃屋(はいおく)に人の気配を感じるんだ」

「廃屋? それだ! どこにあるんです?」


「このパルウァエの森の方さ。あそこには元村の取り壊されていない廃屋が残っている。そこが怪しいかもしれない」



 急いで俺たちは、その森へ向かった。薄暗い森の中は、夜なので余計に寒い。てか、不気味だ。



「こんな事もあろうかと、新しいスキルを覚えておいて良かったです」



 たいまつの代りに魔法スキル『ホーリーライト』で周囲を照らすフルク。どうやら、聖職者や聖女が覚えられる聖属性スキルのようだな。ただ、フルクのホーリーライトは、周囲を照らすだけの照明みたいだけど。


 白く眩しく、昼ようだった。



 サクサク進んでいくと、元村の名残があった。廃屋だ。そうか、この場所を闇ギルドにしていたんだな。そりゃ使われていないし、気づかないわけだ。


 中へ向かうと、そこにはロープで手足を縛られている女の子達の姿があった。


「フルク、マルガ、カルニ、全員を救出するんだ! 俺も手伝う」


「了解です」

「分かりました」

「承知しました」



 合計三十六人を助け出した。

 こんなに(さら)われていたとはな……なんてゴブリンだ。もし仮に手を出されていたら、大惨事となっていただろう。危なかった。


 救い出すと、女の子たちは泣いて喜んだ。



「ありがとうございます、アウルム様!!」「さすが皇帝陛下です!!」「アウルム様を信じておりました!!」「カッコいい、ぜひご結婚を!」「やっぱり国の主様を信じて良かったです」「四分統治(テトラルキア)・フルクトゥアトは最高の国です!」



 なんだかいい気分だな!

 てか求婚まで……美人な子が多いから、困ったなぁと鼻の下を伸ばしていると、フルクが背中に抱きついてきた。おっと、いかんな。俺には大切な仲間がいた。



「みんな、アベオの葉で帰るといい! マルガ、配ってくれ」

「ええ、既にお配りしました。これで無事に帰宅できます」

「さすが我がメイド。よくやった」

「時間外労働の分、あとで甘々なキスをして下さいね!」

「け、検討しておく」



 ――こうして、各々帰還した。



 ◆



 次の日、オムニブスへ戻りゆっくりしていると、扉がガンガン叩かれた。……またかよ。また何かあったのかなと出てみると、そこにはユウェンスの姿が。



「なんだ、ユウェンス」

「大変なんだ、アウルム!!」

「大変? また内部で何か起きたか?」

「ああ、来てくれ!!」



 一体、何があったんだか。

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