表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?  作者: 桜井正宗
建国編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

37/100

第37話 新スキル・聖槍

 ボルケーノゴーレムの溶岩流が再び飛んでくる。

 一体であの威力を放ってくるとはな。

 並の冒険者なら一撃で葬られるだろう。



「だけどなッッ!!」



 フルクが託してくれた『レベル』を無駄にはしない……この聖槍(ヤリ)で仕留める。俺は右手に力を()めて、思い切り助走をつけて投げつけた。




『聖槍・プリムスウィクトール!!!』




 技名(スキル)を叫ぶと同時には、槍はボルケーノゴーレムの灼熱の体躯(ボディ)穿(うが)ち、目映(まばゆ)い聖光がヤツの体内で大炸裂――浄化の限りを尽くした。



 アンデッドモンスター相手でもないのに『浄化(・・)』とな……。この槍は、モンスターそのものを灰燼(かいじん)にしてしまうらしい。



 ボルケーノゴーレムは(ちり)となって、地面に大量のドロップアイテムを落とす。すげぇ数だ。レアアイテムも沢山だな。未鑑定も含めれば10、15個はある。



「や、やりましたね……! アウルムさん!」


「あ、あぁ……って、まずい! 次のボルケーノゴーレムが接近してきている。こ、こうなったら槍を――しまった、魔力切れか! この槍はMPを消費するのかよ……」


「いえ、MPではありません! だって、レベル投げは魔力を消費しないんですよ」


「あぁ、そうか。じゃあ、なんで?」


「聖槍に関しては『AP』を消費するんです。詳しい事は後でお話しますから、撤退しましょう。無茶はいけません」


「そ、そうだな。EXダンジョンへは何度も入れるし、十分な収穫もあった。今回はこれで満足しておこう……!」



 早々にアイテムを回収し、アベオの葉を使って帰還した。



 ◆



 屋敷の庭に出て、俺は仰向けに倒れる。

 フルクも同じように隣で呼吸を荒くしていた。


「……第二エリア、ヤバかったな」


「……はい。あんなに高難度だとは思いませんでした。第一エリアは二人でも何とかなっていたのに、もう二人では攻略が難しいのかもしれませんね」


「そうだなぁ。いくら槍の一撃があるとは言え、魔力には限界があるとはな……いや、違うな。さっきフルクは『AP』と言っていたな。それは一体なんだ」



 体をこちらへ起こし、申し訳なさそうな表情で説明してくれる。



「アニマポイントです。つまり、魂の力ですね」

「魂の?」


「ええ、レベル投げ自体は、本来はレベルを犠牲にするものです。ですが、アウルムさんは『レベル0』ですから消費しません。でも、聖槍の使用には魂の力が必要……それ故に『AP』が必要なんです」


「そうだったのか。魔力とは違う力なのか?」


「ええ、魂です。簡単に言ってしまえば……魔力の上位互換ですね。なので、APを使うスキルの方が単純に効果が強いんです」



 なるほどな。魔力(MP)は知っていたが、魂力(AP)は知らなかった。多分、本来は聖女の力なのだろう。それを俺も使用できるようになるとはなぁ。



「分かった。そのAPを回復できるようになれば、槍も使いたい放題ってワケだな?」


「端的に言えばそうなります。ですが、魂の力はそう簡単に増幅できるものではありません」



 残念そうにフルクは(うつむ)く。

 そう簡単にはいかないか。



「どうすっかなー」



 これからどうするか悩んでいれば――



「で、でも……」



 なんだか顔を赤くしてフルクは俺を見つめる。というか、なんか近づいて来ているような……。アレ、顔近くね!?



「……ど、どうしたのさ」

「……アウルムさんは、APがどうしても必要なんですよね」



「あ、ああ……」

「分かりました。それでは、カエレスエィス帝国にいる黒の聖女『アマデウス』様とメディオクリタース共和国にいる白の聖女『カルディア』様を訪ねてみましょう」



 フルクは何やら不思議な事を言った。


 黒と白の聖女……?

もし面白い・続きを読みたいと感じましたら、ブックマーク・評価をお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
↑☆☆☆☆☆を押していただけると嬉しいです↑
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ