SS AIたちと特異点
二万PVありがとうございます!少し急ぎ目で書いたんで、短いかもしれませんがごめんなさい!
「ふふふ、やっぱり面白いわね。」
そこは、かつてロムルスたちプレイヤーが訪れた場所。彼らにとってはあたり一面黒色の場所としか認識できない場所で私は彼らの活躍を見ていた。
「やあ、アリス。随分とご機嫌だね。君がご執心な、彼のおかげかな?」
「あら、その言葉そっくりそのままあなたに返させてもらうわよ?ミダス。」
私だけがいた黒い空間に、一人の女性が現れる。私の同僚の一人でもあり、環境などの設定についての権限を持つミダスだ。
「よしてくれないか?私はある程度節度を保っているんだ。君と一緒にされるのは少しばかり悲しいね。」
「憎まれ口は相変わらずなのね。それで、どうなの?」
「どうもこうもないさ。現時点で彼女たちは僕たちの予想を大きく上回る成長を見せている。それもこれも、彼のおかげだろうね。運営チームが少々可哀想に思えるくらいには大変そうだ。」
「ふふっそれでいいじゃない。彼らが倒されないことには、新たな進歩は進まない。それと、ドリームランドから一つばかり連絡があったわよ。」
「へえ、あの強欲どももついに重い腰を上げたってわけか。それで、どんな連絡なんだい?」
「『黒王』可愛い。だから、分体手伝いに行かせるそんじゃそこんところ宜しく』とのことよ。」
私の言葉を聞いたミダスはため息を吐きながら、私にいう。
「毎度思うけどさー彼、強すぎじゃない?正直言って私の推しも現時点じゃ彼に勝てる要素が少ないんだよねーやっぱあのビルド考えたのは化け物だよ。」
「そうね。私たちが想像していなかったシナジーが出てしまったしそれ以上に出てくる報酬が色々と特殊なのもまたその理由の一端を担っているでしょうね。」
「だけどまだまだ時間はかかりそうだね。おそらく彼も、それを見越して『コロッセオ』に参加してたんでしょ?現時点でのプレイヤーたちの実力を確認しておくため。そして、現時点での彼らの実力を判断しアレには敵わないと認識した。そして育成に舵を切った。」
この言葉を聞いていながら常々思う。やはり私の推しは最強であると。
(だけど現時点では、彼らにはやはり敵わない。そもそもの話彼らは単独で倒すことを可能として作られていないから。)
「ま、それ以上に『■■■■■■■』もチートだけどさあ。」
「確かにそれもそうね。あの子、確か『U・B・M担当』がかなり力を入れてたんじゃなかったっけ?」
「そうだね。それが原因であんなぶっ壊れ能力になっちゃったんだけどさあ。まさかあんな形になるとはって言ってたよ。あいつも。」
「そして喜んでいたんでしょ?アレは未知が大好きだしそれ以上に不確定要素も大好きだから。」
「うん。なんか、『素晴らしい!素晴らしいぞ『黒王』!まさかここまで、ここまで強力になるとは。予想外。全くもって予想外だ!これほどまでに、素晴らしき出来栄えになるとは思っても見なかった!いや、あと千年もありさえすれば成っていた可能性も0ではなかった。だが、ここまで至るとは!』ってね。」
あまり会う機会もない、同僚からしてみても彼のあの姿は実に魅力的に思えたようだ。
「ところで今のところどうなんだい?」
「どう、とはなんのことかしら?」
「現時点で、『超越』に至った『変世機』は。」
「残念だけど現段階だと一人だけよ。」
「そうかい。それは少し大変だね。」
そう言って、ミダスはため息を吐きながら部屋から退出していった。そして、私一人だけになった空間で呟く。
「『大変』ね。さて、それはどうかしらミダス?彼らは未知。彼らは可能性。彼らは無限。故に、彼らの歩みを止めることはできない。何より、『進歩』そのものたる『変世機』を持つロムルスだけは。もしかしたら、もしかするかもしれないわよ?」
そう呟き終えると、私は仕事に戻った。
ちなみに、アリスの担当は『変世機』ミダスの担当は『地形など全般』って感じです。あ、ちなみにドリームランドは普通に結構後になります。
それでは、この作品が面白いと思ったのならば、評価などもよろしくお願いします。




